豆豆先生の研究室

ぼくの気ままなnostalgic journeyです。

“メグレ警視 マジェスティックの地下室”

2008年07月13日 | テレビ&ポップス
 
 フランスのテレビ版“メグレ警視シリーズ”から“メグレ警視 ホテル・マジェスティックの地下室”を見た。

 選んだ理由は特になし。他に借りた“ジュモン51分の停車”は田舎の風景がよさそうだったし、もう1本の“第1号水門”は原作を読んでいる運河もの(?)なので、もう1本はパリを舞台にしたものを、といった程度の理由から。

 原作は、“Les caves du Majestic”。たびたび引用する長島良三編『名探偵読本2 メグレ警視』(パシフィカ)によれば、メグレ警部シリーズの第40作目で、1939年・冬の執筆とある。同書がつけた邦題は「『荘厳館』の地下室」となっている。
 ひょっとしたら、原作では、舞台はホテルではなく、金持ちの邸宅か別荘なのだろうか。同書は、この作品については内容紹介をまったくしていないので、分からない。
 今回見たDVDでも、この作品を“D'apres le roman de Georges Simenon”とするだけで、他の原作に忠実ないくつかの作品のように、“D'apres le roman "Les caves du Majestc" de Georges Simenon”とはしていない。なぜだろう? 翻案しているからか、していないからなのか。

 この作品には、映像を紹介したいシーンは余りなかった。
 あえていえば、捜査中のメグレが降り立ったタクシーの後方にあのシトロエン2CVが映っていたシーンと、無実だった容疑者が自転車でパリの町を通勤するときに、背後にもシトロエン2CVが映っていたところくらいか。
 まだ5、6本しか見ていないが、このシリーズでは意外と2CVは登場しない。
 
 * 写真は、このDVDの1シーン。メグレが降りたタクシーの後方に路上駐車のシトロエン2CVが見えている。

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