“メグレ警視 首のない死体”(FOX CRIME)から。
一昨日見た、この“メグレ警視 首のない死体”も、きのう見た“フロスト警部 暴かれた別の顔”も、いずれも一見ごく普通の主婦の、一方は不倫を、もう一方は売春を扱っている。
わが国にも、「不倫は文化」とか言っているタレントがいたが、わが国はともかくとして、フランスでは確かに不倫は文化なのだろう。
以前読んだ記事(正確には法学関係の学術雑誌に載った論文)のなかに、フランス人の妻が産んだ子の17%は夫の子ではないという(半公式の)統計数字が紹介されていた。
フランス法を専攻している友人が、少し控えめな数字ではないかと言っていた。
それとともに、どちらの番組でも、配偶者間暴力が描かれていた。すでに10年近く以前のテレビ番組でさえ、フランスやイギリスではDVが問題になっていたようだ。
* 写真は、“メグレ警視 首のない死体”から、メグレらが被害者宅の家宅捜査に向かうシーン。
登場するクラシック・カーが、たんなる時代考証にもとづく骨董品として登場するのではなく、いずれも運転可能な状態であるところがフランス的である。もっともフランスでも、最近はシトロエン2CVなどはめっきりお目にかかる機会が少なくなったように思うが・・・。