チクチク テクテク 初めて日本に来たパグと30年ぶりに日本に帰ってきた私

大好きな刺繍と大好きなパグ
香港生活を30年で切り上げて、日本に戻りました。
モモさん初めての日本です。

山椒クッキー

2024年12月12日 | おやつ

雨、9度、69%

 クリスマス前のこの時期、アメリカの料理雑誌にはクッキーの特集が組まれます。ジンジャークッキーはオーソドックスですが、クッキーハウスには欠かせないものです。久しぶりにジンジャークッキーを焼こうとスパイスの引き出しを開けると、ジンジャーがありません。スパイスの整理も兼ねて、急遽方向転換、「山椒クッキー」を焼きました。

 バターたっぷりの生地に「山椒」を練り込みました。 焼いていても「山椒」の香りがしません。「量が少なかったかな?」

 クッキーは焼き上げてもすぐには食べずに一日待ちます。バターが落ち着くとしっとりした食感になります。ほろりと崩れるクッキー、最初はバターが口に広がり、次に「山椒」が顔を出しました。インパクトが弱いながら、さすが「山椒」です。次回は「「山椒の実」を入れて着ようかな?あの緑の色が残ればいいけどなどと思います。このクッキーには紅茶が合うようです。コーヒーでは「山椒」が死んでしまいます。日本茶では「山椒」とお茶の渋みがケンカします。紅茶がバターを抑えて「山椒」の香りが立ちました。

 日本のスパイス、「ゆず」などが当たり前のようにフランス菓子やアメリカのお菓子に使われるようになりました。もちろん筆頭は「抹茶」です。西洋人にとって和風のスパイスはもはやエキゾチックではなくなっているのかもしれません。毎日web配信の海外の料理誌を見ていると、「えっ!こんな使い方!」と逆に教えられます。

 

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赤いトレイ

2024年12月11日 | 身の回りのもの

晴、5度、76%

 お盆、トレイをたくさん持っています。お盆に乗せて運ぶというより、「お膳」感覚で使います。塗りのお盆、シルバーのトレイ、木のお盆、大小取り揃えています。丸いもの、角いもの、楕円のもの。その時々乗せるものでお盆を選びます。

 12月に入って気温が下がりました。クリスマスも近付きました。この時期よく登場するのが、赤い木のトレイです。かなりの大きさで、ディナー皿を乗せてもまだスペースがある大きさです。木製でハート型のクリ抜きがアクセントになっています。スウェーデンのものです。30年以上使っているので、擦れが出てきました。

 香港のセントラル「プリンスビルディング」のインテリアを扱う店で買いました。まだイギリスの統治下にあった頃です。あの当時は北欧の品はあまり見かけなかったのに、その店には北欧、南欧の品がオーナーの買い付けで置かれていました。このトレーは色も青、黄色、赤とあり、サイズも大中小とあったと記憶しています。一番大きなこの赤を選ぶのに随分迷いました。安い買い物ではなかったので、いく日も店に通って赤の一番大きなトレイを二枚買いました。 主人と私用です。

 木製ですが軽い仕上がりです。夏場はほとんど使わないのに、寒くなると赤い色のせいでよく登場します。クリスマスらしい色です。

 今、身近にあるものはすでに長く使ってきたものばかり、そして好きなものばかりです。その一つ一つ、どこで買ったのか、どんな思いで買ったのかよく覚えています。そして家に持ち帰り、袋から出した時のあの嬉しさも忘れません。

 このひと月はこの赤いトレイですが、月が変わると塗りのお盆が登場します。お正月です。塗の赤、スウェーデンの赤、それぞれにその時の気持ちを映してくれます。この赤いトレイを使うたび、小さなサイズも買っておけば良かったと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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Amazon music 私の音楽傾向

2024年12月10日 | 日々のこと

曇、6度、72%

 年末になると「今年一年の」と称していろんなお知らせが入ってきます。今年一年あなたがスマホを見た時間数、どのサイトを一番開けていたかなどなど数秒で割り出された数字が送られてきます。スマホが私を管理してるのだと強く感じるのが12月です。でも割り出された数字は明らかに私を映し出しています。「スマホの分析どおりだわ」と改めて自分を振り返ります。

 今年は初めて「Amazonmusic」から私の音楽傾向を知らせてきました。どのアーティストをよく聴いているか。どのアルバムをよく開いているか。お知らせを開けるまでもなく、一番聴いてうアーティストは「アストラッドジルベルト」だとはわかっていました。 つまり「ボサノバ」ばかりを聴いています。 私の予想に反したのが「プレイリスト」でした。 「YOASOBI」が一番、四番目が「松任谷由美」です。確かに好きですがそんなに聴いていたかしら?「シャーディー」の曲をもっと聴いていたように思います。

 感覚的に捉えている私と機械が数字で割り出した私の違いが面白く、こうした分析を楽しみにします。年末でなくてもスマホやパソコンの画面を見続けていた日には、「長すぎますよ」と注意勧告がやってきます。ありがたいけど、少しうるさい。

 NIKEのランクラブが今年の私の走りの記録のトータルを送ってくるのも間近です。こうした「私分析」は自分を知る良いきっかけです。客観的に自分を見る、数字で自分を捉える、年末の楽しみになってきました。

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イワシのお刺身

2024年12月09日 | お夕飯

晴、6度、61%

 寒くなると脂の乗った魚が出回ります。日本に帰ったら美味しいお魚が食べれると帰国したのは7年前、近くのスーパーの魚売り場には海外からの魚ばかりが並んでいました。「サバ」は美味しいと思うものはノルウェー産です。地元で獲れた「サバ」は驚くような値段がついています。地元の魚を売りにした新規オープンのスーパーも当初はいい魚が並びますが、次第に売り場に活気がなくなります。ですので週一回、スーパーも含めて魚屋を巡ります。

 この冬、お野菜が高騰しています。大根、白菜、青物の葉っぱは昨年の倍以上だと聞きます。少し辺鄙な場所に「市場」があるのに気づきました。野菜や果物が並んでいます。テント張りの市場です。懐かしさも手伝って行ってみました。野菜はどこも高値です。奥に肉売り場が見えたので行くと、対面での量り売りのお肉屋さんでした。一番奥に魚屋がありました。想像していたより大きい市場です。長い間口の魚台の後ろでは、魚を捌くおじさんが4、5人立ち働いています。「アワビの刺身できました。」と常連のお客に手渡しています。並んでいる魚はほぼ福岡地元、遠くても対馬産です。家の冷凍庫にはまだお魚が入っていますが、何か買ってみようと思いました。「タイ」も「タチウオ」も新鮮なのが見てとれます。氷水に沈んでいる魚の上に「お刺身にできます。」と書かれていました。つまみ上げると「イワシ」でした。丸々太った「イワシ」、一匹の値段は「イワシ」の値段ではありません。奥のおじさんに「イワシ一匹お刺身にしてください。」と頼みました。「イワシ」がお刺身にできるほど新鮮なものは帰国以来デパートの地下で見たものだけです。福岡に入ってくる「イワシ」は宮城県、千葉県が大半、加熱しなくては食べられない距離です。刺身に造られ、氷入りのビニールが添えられて手渡してもらいました。

 「サンマ」「イワシ」青物のお刺身が好きです。新鮮であれば青物の匂いはありません。「イワシ」のお造り、見ただけでも脂のノリがわかります。口に含むと脂が溶けて甘味を生みます。お肉ほどのお値段の「イワシ」のお刺身です。

 お野菜を買うつもりで行ったのに買ったのは「イワシ」だけでした。帰ってレシートを見てもう一つびっくりしました。この魚屋さん、私が小さい頃母に連れられて毎日、父の夕飯につけるお刺身を買いに行った店でした。店はとっくに閉まって市内に数軒、料亭を営んでいることは知っていましたが、まさか魚屋としてこんなところにあったとは。しばらくこの魚屋さん通いが続きます。

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植物の冬支度

2024年12月08日 | 庭仕事

雨、9度、61%

 今日は日中も気温が上がらない一日になりそうです。明日の朝の気温は5度を下回ると予報が出ています。庭にある熱帯性の植物を室内に入れました。

 「プルメリア」はモモを想う花です。私にとっては中国名「鶏蛋花」と心では呼んでいます。ハワイのレイの花、香り高く白く柔らかな花びらで真ん中は黄色。つまり「目玉焼き」に似ているから「鶏蛋花」です。この夏は強風で枝が折れそうになりました私が添木をして支えています。何よりも高さが倍になりました。昨年は居間に取り入れたのですが、もうそんな大きさではありません。陽の当たる座敷の縁側の角に持ち込みました。 座敷は滅多に火を入れません。寒い部屋ですが、日差しがあるのが幸いです。本来「プルメリア」の冬越しは、秋に葉を全部取り除き、水遣りをやめて春まで置くのがおすすめです。昨年からやり方を変えました。葉はつけたまま、樹皮の様子を見て少量の水を与えています。

 「ボストンファーム」は観葉植物です。あまりにも大きい我が家の「ボストンファーム」は夏は外で育てています。この親株は、香港に渡ってすぐ買ったのですでに40歳近い年齢です。春には株分けをして見るも惨めな姿ですが、夏で葉を茂らせ株を太らせます。私にとっては優秀な観葉植物です。大きい上に枯れた細かい葉の始末が大変、階段下の椅子の上で冬を過ごしてもらいます。

 庭植えの植物の寒さ避け、霜除は今日の仕事です。暑さ、水不足で我が家ばかりか園芸農家のハウス栽培の苗にも影響が出ていると聞きます。切花も高騰しています。いつもなら店頭に並ぶ苗もまだ入荷無しです。

  座敷は緑など置く必要がないほど窓いっぱいに庭の緑が飛び込んできます。「プルメリア」、部屋全体のバランスを崩さずこの冬の居場所を得ました。

 どんな冬になるのかしら?春を待つための植物たちの冬支度です。

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イルミネーション

2024年12月07日 | クリスマス

曇、10度、59%

 庭には照明が夜になると灯ります。クリスマスにに向けて昨年から「雪だるま」のイルミネーションを足しました。「雪だるま」のイルミネーションはモモと歩いた香港のミッドレベルの思い出です。このイルミネーションを私が見たいばかりに遠回りした冬の散歩でした。庭のイルミネーションを見るのは私だけ、年末孫が来る頃まで灯しておくつもりですが、昨年はちっとも興味を示しませんでした。ばばはがっかり。「雪だるま」の顔を見ているとつい私も微笑みます。

 寒くなると広い座敷は素通りします。座敷に飾っているクリスマスツリーはアイアンのキャンドルスタンドです。飾り物は白木の小さなオーナメントだけ、派手さがないのですが小さな「サンタクロース」のイルミネーションをつけました。 夕方散歩から戻るとスイッチを入れます。普段ならもう座敷には入らないのですが、このイルミネーションを見たいばっかりに幾度か座敷のドアを開けます。 

 福岡の中心地のライトアップや照明が毎日ニュースで伝えられます。その度、香港の眩いイルミネーションを思い出します。今年はどうなんだろう?香港の主人がきっと写真を送ってくれるでしょう。

 幾つになっても「クリスマス」が好きです。

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干し柿!

2024年12月06日 | おやつ

曇、11度、57%

 渋柿を干して約ひと月、小さく干からびた「干し柿」ができました。麻紐で吊った柿を紐から外しました。 雨の多いこのひと月でした。お日様も少なかったけど風はよく吹きました。深い軒下に干したので、雨で取り入れることもありません。柿がぶら下がっている光景が好きです。

 少し揉みました。「ころ柿」より柔らかく「あんぽ柿」より硬い我が家の「干し柿」です。早速、昨日のおやつにほうじ茶と一緒に食べました。 干している間、生の「富有柿」をいただきました。よく熟れた「富有柿」は秋の甘味です。干しただけなのに「干し柿」はその甘さを変えます。渋も抜けます。アルコール消毒をして干しただけです。ネットリも生柿とは違います。種の周りが一番美味しいのは生も干したのも変わりません。鄙びた味です。

 

 香港にも「干し柿」がありました。「柿餅」と書かれて売っています。粉が吹いていますが縦方向に柿を丸くつぶしています。一度だけ買って食べました。なぜだろう?甘くなかった記憶があります。「柿餅」を買う人もあまり見かけませんでした。

 よく揉んで、缶に収めました。 ピッタリ2缶。家族の帰りを「干し柿」も待ちます。

 居間のテーブルの上には、私がいつでも食べれるように蓋つきに入れました。 ついつい蓋を開けてしまいそうです。

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黄色の銀杏

2024年12月05日 | 散歩

曇、9度、61%

 福岡地方は雨が少なく猛暑だった10月までとは打って変わって、11月は過去最高の雨量だったそうです。青い空が広がるとついつい遠くまで足が動きます。

 家の玄関から数メートルの国道の「銀杏」が見事に黄色くなりました。 黄色の「銀杏」に青空のコントラストが胸に支えていたものを吹き飛ばしてくれました。この道をまっすぐ行くと「欅」の街路樹になります。「欅」はすでに散り始め、朝早い時間、清掃の方達が落ち葉を集めて回っています。「欅」の落ち葉が舞う中を車で走るのは好きな時間です。

 国道から脇道にある「メタセコイヤ」はまだ赤く染まっていませんでした。 南方にしては立派な「メタセコイヤ」が6本並んでいます。空気が甘く香ります。秋には珍し香りです。帰国して7年目、もうこの香りの元が何だか私はわかっています。見回すとホラ、ありました。日本「柊」の小さな花です。 「金木犀」の香りをグッと薄めた香りなので気づく方が少ないかもしれません。

 高い木と空を見上げながら目的なんてありません、ただただ歩きました。ココと一緒の散歩の楽しさとは違います。家を出る時、胸にあったものたちが少しづつ消えていきました。家の戻ると、ココはベットで長いお昼寝中でした。心地よい疲れが気持ちよく、67年生きて来たことを空に向かって感謝しました。

 週末から真冬になるそうです。雪になるかもと天気予報が知らせていました。この美しい「銀杏」が風に吹かれ散り始めます。

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黒鯛

2024年12月04日 | お夕飯

晴、8度、60%

 魚屋さんの店先が賑やかになって来ました。お魚が美味しくなる季節です。しかも早々にクリスマスやらお正月用の魚も並んでいます。福岡は「鯛」が美味しい土地です。養殖のおかげで一年中「真鯛」が取れるようになったそうです。昨日、珍しく「黒鯛」が一匹だけありました。小振りで30センチほどの「黒鯛」です。 鱗やお腹をとった後に写真に収めたので貧相です。「黒鯛」を見てるとおじさんが「脂が乗ってるよ。」と声をかけてくれました。一匹だけだからでしょうか「まけとくよ。」

 お夕飯は軽く塩をして焼いた「黒鯛」でした。身の盛り上がり具合、脂の乗り、なかなかです。ただ磯臭さがつきものの「黒鯛」です。「サザエ」のような磯の香りは好き好きです。私はさほど気になりません。味はというと、「真鯛」の方がクセがなく甘味が優っていると思います。「黒鯛」はもっさり感が残ります。

 何年振りに食べた「黒鯛」でしょうか?釣り人はこの魚を釣り上げるのは面白いと言います。香港でもたまに魚屋に並んでいましたが、人気のない魚でした。この魚屋に並ぶ魚は概ね地元のものです。遠くても対馬、山口沖、魚も養殖などで季節感がなくなりました。スーパーに並ぶ「タコ」など輸入品です。地元の魚が食べられることに感謝します。

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自撮り

2024年12月03日 | 自分ごと

曇、11度、4%

 写真に収まった自分が好きではありません。写真屋の娘です。写真を撮るのは好きなのに、自分を写真に映されるのはとても苦手です。ですから「自撮り」はしません。

 「自撮り」の好きな方はみなさん美形、写真写りの良い方ばかりです。父は「写真」は字の如く真実を写すのだと言いました。だから私は写真写りが悪いのではなく、元々が不器量だということです。

 昨日、デッキでぼーっとしていました。考え事をして心が沈んでいました。座り直したらテーブルの上の暗くなったパソコンの画面に私が映っていました。青い空、葉がすっかり少なくなった木。逆光ですので私の表情も服装の細かいところも分かりません。ただ私が映っていました。そこで、横にあったスマホでパソコンの画面をパチリ。

 これも「自撮り」というのでしょうか。

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