チクチク テクテク 初めて日本に来たパグと30年ぶりに日本に帰ってきた私

大好きな刺繍と大好きなパグ
香港生活を30年で切り上げて、日本に戻りました。
モモさん初めての日本です。

ステンドグラスの灯り

2024年12月02日 | 身の回りのもの

雨、11度、80%

 この家の改築が終わったのは8年前です。7年前帰国して住み始めると、以前なかった場所に電燈線が出ているのに気付きました。玄関の三和土の上です。三和土を上がった2畳の玄関の間にはこの家らしい和風の照明器具をつけました。 この灯りは4球の電球のおかげで思ったより明るく、これで十分と思っていたのですが、三和土の上の裸の電燈線が目障りでした。二股に分かれた電燈線はみっともいいものではありません。そこでこの家らしからぬ「ステンドグラス」のシェードを買い私が取り付けました。ところがスイッチを押しても明かりがつきません。庭の照明の修理に来てくれていた電気屋さんに見てもらったら、「この電燈線、電気が来てないよ。屋根裏から配線をやり直してもらいなさい。」と言われました。途端に億劫になりました。「屋根裏」しかも出費が嵩みそうです。そんなわけで明かりがつかないまま、7年が過ぎました。

 11月も終わりの頃、急にこの「ステンドグラス」に灯りを入れようと思い立ちました。見積もりに来てくれた電気屋さんがその場で配線のやり直しをしてくれました。微量な電気は来ているけれど、どこかで電気が漏れているとの診断でした。2階から屋根裏に入り、2時間近くかかりました。若いお兄さんが手際よく仕事をしてくれました。

  こんな風に三和土の上を照らします。バラの模様の「ステンドグラス」です。小ぶりでさして明るいわけではありません。電気屋さんが帰った後も嬉しくてしばらく玄関にいました。 飾ってある額に写り込む「ステンドグラス」もいい感じです。色合いがこれからの季節に温かさを運んでくれます。

 「ステンドグラス」に興味が出たのは帰国後です。小さい時から教会のステンドグラスに馴染んでいたはずなのに、美しさを知らずにいました。この春の「マチス展」ではたくさんの「ステンドグラス」が紹介されていました。ますます好きになった「ステンドグラス」です。

 壊れたもの、使えないものが家にあるのは好もしくないと思います。それぞれがその役割を果たしてこそ「もの」です。まして家の顔の玄関です。明かりがついたことで空気の流れも変わると信じています。新しい年が来る前に家自体も整えました。電気屋のお兄さんも「可愛い明かりですね。」と言ってくれました。私の心にも明かりがつきました。

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師走 ついたち

2024年12月01日 | クリスマス

曇、8度、71%

 今年もあと一月、時間が速く過ぎます。12月らしい寒い朝を迎えました。

 帰国以来、クリスマスはほぼ一人で迎えました。おそらく今年も一人です。それでも家の中はクリスマス模様に飾ります。クリスマスの準備は心が温まる時間です。  アイアンのキャンドルツリーに飾るのはもう40数年、この白木の飾りです。その昔、アメリカからやって来ました。白木が薄茶色に変色しています。飾り棚には、 ディアドロの小さなツリー、 ツリーを刺した私の刺繍額です。こちらも麻布が黄変しています。どれもこれも私とずっと一緒に歩んできたクリスマスの飾りです。床の間も26日まではクリスマスの飾りです。 大きな床間に不釣り合いな馬小屋の「マリアとキリスト」の刺繍額、 庭に7年間生きていた小さな「柊」を金色の缶に植え替えて、赤い実をつけて飾りました。 床の間はどう飾っても静かな空間になります。

 床の間前のコーヒーテーブルに置いた本は、「クラブツリーエヴリン」のクックブック。 古い古い本です。幾度も読み返しています。イギリスの料理は美味しくないと言われますが、この本からのレシピで今も作る料理があります。

 もちろんテーブルクロスは赤い色。暖かさを呼びます。 冬はますます陽が少なくなるこの家です。着るものに赤い色を身につけないので、目に入る赤は貴重です。

  モモのカレンダーはお風呂上がりのモモ、6歳の時です。私のバスローブにしっかり包まれています。香港も冬は少し寒くなります。懐かしい一枚です。

 私と一緒に歩んで来てくれたものに囲まれて心温まる「師走」の始まりです。

 

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和久傳「果椒」

2024年11月30日 | おやつ

雨、10度、58%

 ここ数日雨風が強くすっかり冬の装いになりました。十一月も最後を迎えました。雨で閉じ込められて家にいてもすることが次々に出て来ます。忙しい時こそおやつ時間を大事にします。

 昨日は和久傳の「果椒」の封を切りました。友人からの贈り物です。 字からもわかる通り「山椒」のお菓子です。山椒を加えてカラメリゼしたゴロリとしたナッツやドライフルーツの塊が入っています。「山椒」好きな私を思っての贈り物です。風が強いのでデッキでなく部屋でお煎茶と一緒にいただきました。赤いフルーツはクランベリー、ヘーゼルナッツ、アーモンドと贅沢なほどにゴロゴロ。ナッツを毎日欠かしません。健康志向とかではなく単に好きです。噛んでいるうちにひょいと「山椒」が口に当たります。もちろん痺れるほどではありません。香りの調和を楽しむお菓子です。

 いいお店の丁寧に作られたお菓子はお菓子だけでなく、包装や添え書きまでに心配りを感じていい勉強になります。 外包みの和紙は手触りが良く、書かれている「青山椒」の絵も「果椒」の文字にも見入ります。 添え書きは和紙ではありません。外包みの格を落とさぬ洋紙が使われています。「果椒」の作られた所以が書かれていますが、その文体が柔らかい。

 お菓子自体を包んでいたのは「薄板」です。 紙で出来た「薄板」が流通している中、厚めの木の「薄板」です。とじ紐は紙でその薄緑が「山椒」の色です。

 代金にこれらの全てのお値段が入っているから当たり前と言えばそれまでですが、和菓子、洋菓子に限らず包みやネーミング、その書体までお店の趣向を感じ楽しみます。

 いい和紙は捨てれません。本物の「薄板」も何かに使えそうです。窓の外は雨風で荒れていますが、豊かなお茶の時間を過ごしました。今日はコーヒーと「果椒」をいただくつもりです。

 

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「マルタイラーメン」天狗の台所

2024年11月29日 | ぼんやりと考える

雨、9度、72%

 今週火曜日放映された「天狗の台所」、思わず目を見張ったシーンがありました。祭りで出店を出し疲れて家に戻った兄弟は、夜半お腹が空きます。ラーメンを食べることになりました。兄が古色とした缶を出して来ます。その蓋を取ると「マルタイラーメン」が入っていました。

 「マルタイラーメン」をご存知でしょうか?初の「棒ラーメン」だそうです。私など子供の頃から目にしている「マルタイラーメン」は福岡のものです。今でも本社福岡、工場も福岡です。我が家から糸島に向けて車を走らせると山手に「マルタイ」の工場があります。福岡のラーメンですが、この「マルタイラーメン」は豚骨味ではありません。全国放送の「天狗の台所」に登場したことに嬉しく思い、番組のフードディレクターがもしかしたら福岡出身かと調べてみました。

 この番組を見始めた時から、料理の素朴ながらひとコマひとコマのセッティングのうまさに惹かれてフードディレクターは一体誰だろうと調べました。「夏井景子」さんと言う方です。フードディレクターは料理ばかりかその場に合った調理器具までも提供する仕事だと聞いています。夏井さん、新潟のご出身でした。なぜ「マルタイラーメン」をこのシーンに使ったのかしら?ならば、おそらく原作の漫画作家「田中相」さんが漫画の中で描いたものに違いありません。「田中相」さんは年齢など不詳です。

 マルタイの棒ラーメンには豚骨ラーメンシリーズもあります。九州各県の豚骨ラーメンが出ています。私が東京に出た50年ほど前、「豚骨ラーメン」など東京の方は知りませんでした。全国の食べ物が知られ、すぐに手に入る今とは違います。私は非常時用のリュックに、 マルタイの豚骨シリーズの当然「博多」を入れています。棒ラーメンはノンフライ麺です。スープは粉末、豚骨らしくするオイル付きです。実はこの「豚骨ラーメン」シリーズは香港でも売られていました。

 見出し写真は「天狗の台所」の薄暗い台所で「マルタイラーメン」が缶から出て来た場面です。お近くで「マルタイラーメン」を見かけたら是非お手に取ってください。

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頂いたココの冬支度 

2024年11月28日 | ここ

大雨、9度、76%

 昨日からまた冬に一歩近づいています。冷たい雨、大風、国道の街路樹のイチョウの落ち葉が風に吹かれて舞っています。そんな中、思いがけずココに冬の洋服をいただきました。部屋の隅に置く暖かなマットも一緒です。

  マットは「アボガド」模様です。顎乗せの枕も一体になったもの、こんなものがあるのを私は知りませんでした。暖かなものが恋しかったのか、すぐに座りました。

 モフモフのボア状のフード付きコート、マジックテープのおかげで着せやすく、あれほど服を嫌がるココがすんなりと来ました。 「よかったね!これで寒くなってもお散歩が楽しくできるね。」

 お次は袖がついたシャツです。袖付きも苦手なココですが、ホラ!ご覧の通り。 ココは女の子らしいピンクや赤よりこうしたはっきりした色が映ります。

 送り主の友人はモモにもたくさん服を送ってくださいました。それをココが未だに着ています。十二月はいっそう寒くなると長期予報が言っています。ココの冬支度です。

 よほど気に入ったのか、 シャツを着たままアボガドのマットの上で寝始めました。いつもありがとう。

 

 

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ミカンがカラスに食べられた!

2024年11月27日 | 日々のこと

曇、12度、66%

 庭に植えて2年目の小さな「ミカン」の木があります。主人のために植えました。苗が運ばれて来た時から実がついていました。今年も5こ実がつきました。青い実がだんだん膨らみます。十一月に入ると急に黄色くなり始めました。その様子を香港の主人に写真で送ります。

 昨日は明け方から雨風が強く、午後になりやっと庭に出ました。「ミカン」の木より手前に黄色いものが落ちています。「?」近づいて見ると、「あっ!」すっかり中がくり抜かれた「ミカン」の皮です。 「ミカン」木のそばにはそのヘタともう一つのくりぬき「ミカン」の皮を発見します。ここまできれいに食べるのは「カラス」以外にありません。 

 食べ物が少なくなったこの季節、熟しきらずに木に残った青い「いちじく」も啄んでいます。この辺り数十羽の「カラス」がいます。「ミカン」の残骸に残念と思うと同時に、なんときれいに食べるのだろうと感心します。我が家の「ミカン」は美味しいのでしょう。

 六月ごろには熟した「ビワ」を種と皮を吐き出して実だけ食べる「カラス」が枝にいます。「いちご」を作っていたときは苗の横で選んで「いちご」を食べる「カラスが」いました。その年は一つの「いちご」も食べれませんでした。「トマト」も啄みます。きれいに食べるのではなく、嘴で突くのです。酸っぱいからでしょう。

 「カラス害」です。主人はきっと「食べさせてやりなさい。」と言うと思います。さすがに黄色くなり始めた「レモン」は健在です。カラスは本当に賢いと「ミカン」の皮を見つめました。

 

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パネトーネ クリスシュトレイン

2024年11月26日 | クリスマス

雨、14℃、68%

 もう何十年も「アドベントカレンダー」が始まる頃からクリスマスの準備を始めます。クリスマスのひと月前です。日持ちの良いフルーツケーキを焼いたりクッキーを焼いたり、「クリスシュトレイン」も「パネトーネ」も焼いて寝かせます。

 「パネトーネ」や「クリスシュトレイン」は本来アドベントが始まる頃から少しづつ食べるイースト菓子です。フルーツをラム酒やブランデーで漬けたもの、ナッツを加えて作るケーキはその年の実りへの感謝だと聞きます。砂糖もバターも多く入る生地作りは、時間がかかります。今年もレシピを改良しました。 

 「パネトーネ」は香港ではイタリアから輸入される大きなものが手に入りました。本場の「パネトーネ」の美味しさを知ったの香港でした。「クリスシュトレイン」は日本でも菓子屋の店頭に並びます。おくるみに包まれた「キリスト」を模ったドイツ菓子です。作らなくなったのが「クリスマスプディング」です。イギリスのクリスマスには欠かせない「クリスマスプディング」も香港時代直輸入のものを食べました。甘いんです。すこぶる甘いんです。ブランデーをかけてポッと火をつけ切り分けます。昔は牛脂を入れて作るレシピでした。重い重い「クリスマスプディング」はイギリスでも健康志向から軽いものに変わって来ているそうです。

 一日で「パネトーネ」「クリスシュトレイン」を焼き上げました。「クリスシュトレイン」に入る様々なスパイスが家中に漂います。 「パネトーネ」は3つ焼きましたが、これを一つにして大きなものを焼きたいといつも思います。家庭では無理かしら?

 一日台所に立ってクリスマスの準備をする間、お正月準備も考えます。年末の掃除の手順も考えます。何十年として来ていることですが、最近止めようかと思うことがあります。「おせち」は注文して買えばいいなと思うのですが。そういえばスーパーやデパートの地下にはすでにおせちが並んでいます。それを見るとゲンナリしてやはり自分の手で調えようと思います。

 今年もあと少し、家族の健康、大きな災害がないことを願って、ゆっくりと年末支度に励みます。

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紅葉の「柿の葉寿司」

2024年11月25日 | 美味しいもの

晴、9度、69%

 毎年決まって秋も深まり始めるといただくのが「柿の葉寿司」です。一年中、緑の葉の「柿の葉寿司」はありますが、秋には紅葉の柿の葉を使った美しい「柿の葉寿司」です。 蓋を取る前からわかっているのに、この整然とした美しさに喜びと驚きをもらいます。「きれいだわ。」

 柿の葉の中は酢締めの「サケ」と「サバ」です。 酢加減やご飯の硬さは店によって違います。 柿の葉は殺菌作用もあるらしくこうして遠路我が家までやって来ます。

 ふた口サイズの「柿の葉寿司」は手も汚さず口に運びます。一度にこの箱寿司全部食べたいのですが、ぐっと我慢して二度に分けて食べました。

 帰国以来、幾度となく「柿の葉寿司」を頂戴します。お仕事もありご家族の介護もしなくてはならなくなった友人が忘れずに送ってくださいます。

 デッキに座って、お皿に並べた紅葉の「柿の葉寿司」をいただきながら、秋の深まりを感じます。毎年変わらぬ友人の気持ちが美味しさを増してくれるようです。

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「ころ柿」のワイン漬け

2024年11月24日 | おやつ

晴、8度、74%

 先月、「ころ柿」をいただきました。箱いっぱいの「ころ柿」、私が干し柿を好きなのをご存知の友人からです。干し柿は水分の多い「あんぽ柿」、粉が吹く硬めの「ころ柿」どちらの干し柿も好きです。いただいた「ころ柿」を食べようと口に入れると、固くて歯が立ちません。カニの甲羅でも噛めるのにガチガチに固い「ころ柿」です。箱いっぱいの「ころ柿」をどうやって食べようかと考えました。茹でようか?いや、甘さが逃げてしまう。蒸そうか?いやそんな柔な硬さではないな。というわけで、ワインに漬けることにしました。

 ワインに漬けて3週間、時折瓶を出して来て中を観察します。徐々に「ころ柿」が太って来ました。色もワインを吸って赤みを帯びています。さあ食べてみよう!柔らかくなって十分にワインを吸って、こんな干し柿初めてです。カナッペに乗せても誰も「ころ柿」だとは気づかないでしょう。「ころ柿」より「あんぽ柿」に近い食感ですが、干し柿の持つ古風な味ではなく洒落た味に変身しています。

 この「ころ柿」に添えられた友人の手紙、「真奈さん、一度にたくさん食べないでくださいね。」食べ始めたら止まらない私をよくご存知です。ワイン漬けに「ころ柿」もついつい口に運びます。ただし、このワイン漬けの「ころ柿」は今日はもう運転をしないと決めた時間からいただくことにしています。まだ漬けて数週間ですからアルコールが残っています。

 家で干している「干し柿」は毎日毎日萎んでいます。あと十日ほどで食べれるはずです。美味しい干し柿に囲まれた今年の秋です。

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菊のお皿

2024年11月23日 | 身の回りのもの

雨、13度、74%

 やっと秋らしくなりました。紅葉の便りも聞こえます。紅葉の赤や黄色は春の桜の薄紅色と同じくらいきれいです。秋の花といえば「菊」です。先日新聞に「菊」を「マム」と呼ぶようになったと書かれていました。花の名前がどんどんカタカナに変わっていきます。「秋菊」「夏菊」などと呼べばいいのに。

 「菊」の色といえば黄色、白と思っていたのに、今は姿形色も種類豊富になりました。大輪もあれば小さな菊もある、昔ながらの「菊」の絵の皿を持っています。この季節、テーブルにのぼります。

 長径が30センチ近いオーバルな皿は、実際はもう少し濃い黄色です。 フランス、リモージュの窯のものです。「KENZO」のデザインのもので流通が少なかった皿だと聞いています。香港のセントラルのランドマークの「KENZO」の店のウィンドーにはこの皿ととっても大きなカップアンドソーサーが並んでいました。目を引くディスプレイでした。カップは大き過ぎるのでこの皿だけを求めました。テーブルの真ん中にこの皿を置くと華やかになります。時には皿立てに飾ることもあります。30年、秋になると登場する皿です。

 季節を大事にする日本の和食器は秋になると「もみじ川」や「菊」の絵付けが多くなります。変形の中皿は一面「菊」が描かれています。「乾山」の写しです。江戸の頃この皿が膳にのった様子を思い浮かべます。洒脱な美しさで人々を驚かせたのではないでしょうか。刺身などをほんの少し盛り付けます。日本で求めて香港に持ち帰る時も、香港から引越しの荷物に入れる時も、薄く作られたこの皿には殊更気を使いましたが、欠けることもなく手元にあります。「鯛」の刺身がよく映えます。先日、「鯖」の刺身を盛りました。「鯖」の青く光る皮目がいい塩梅でした。

 秋の皿を愛でながら、頭の中は「クリスマス」「お正月」の器のことを考えます。どの器も長年私の身近にあるものばかりです。

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