チクチク テクテク 初めて日本に来たパグと30年ぶりに日本に帰ってきた私

大好きな刺繍と大好きなパグ
香港生活を30年で切り上げて、日本に戻りました。
モモさん初めての日本です。

’怒’の紅茶

2013年06月29日 | お茶

曇り、28度、84%

 2年に一度くらいの割合で、主人と一緒に東京に戻ることがあります。飛行場に向かう前の僅かな時間を本屋に向かいます。新宿だったら、本屋の時間を割愛して、伊勢丹の地下を目指します。特別何かお目当てのものがあるわけではありません。ただ見るだけです。見てるだけで、幸せになれるほど、伊勢丹の地下は楽しい、しかも、もうずっと40年近くもそう思い続けています。香港のデパートの地下は、日本の商品を置くと言うことが主眼になるせいか、楽しみがありません。日用品に近いと言った方がいいでしょう。

 主人も私も、荷物の空き具合を頭に入れて、本のスペースとか考えながら歩きます。紅茶は私の必須点検アイテムです。缶を開けては匂いを嗅ぐ、ミツバチよろしくせわしなく紅茶売り場では動きます。見ると、主人が何やら紅茶を買っています。珍しいことです。

 NAVARASAという、伊勢丹独自のブランドの紅茶です。しかも、’怒’と言う名前がついています。あー、どうも、怒りを鎮めるための紅茶のようです。他にも、喜びなど素敵な名前があるのに、何でまた、’怒’などを選ぶんでしょうね。

 家に帰って入れてみました。 葉っぱは、紅茶のブレンドティー。バラなどの花とペパーミントが入っています。気持ちを落ち着かせるための紅茶です。

主人は喜んで飲んでいます。実は私、ペパーミントがお茶に入ると、ちょっと苦手です。チョコとペパーミント、シャーベットとペパーミントならなんでもないのですが、熱が加わったペパーミントは、カモミールと同様に苦手です。でも、一口。やっぱりダメだわ。折角だけど、この’怒’の紅茶は主人専用になりました。

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王徳伝 阿里山金菫茶

2013年04月02日 | お茶

雨、21度、91%

 香港から日本に向かう飛行機に乗ります。小1時間ほどすると、どんなにお天気が良好な日でも、少し揺れがくる場所があります。飛行機の窓から外を眺めると台湾の中部から南部にまたがる高い山の頂が見えます。雲が山の頂よりも低くたなびいています。

 この光景を目にする度に、台湾の高い山に生えるお茶の木を思います。霞がかったような高地に生えるお茶の木の葉を摘むには、木に上って摘むのだと聞いたことがあります。

 台湾の対岸中国の福建省からの一帯は、有名なお茶の産地です。必ずしも、中国茶ばかりではありません。紅茶も緑茶も作られています。そうは言っても、高地で採れたお茶の葉から作られるウーロン茶は、一度その魅力に憑かれると忘れられなくなってしまいます。そのお茶をどう表現したらいいものか。そう、熱いお茶を一口含むと、すっと透明な甘い香りがが拡がります。そして、体も頭の芯にも、お茶のように透明感が拡がって行きます。

 台湾からのお土産で、王徳伝(伝は、古い字体の方です。)の阿里山の金菫のお茶をいただきました。王徳伝は古くからのお茶屋さんだそうです。

 茶っ葉は、 しっかりと丸まったこの形。熱い熱い湯を注ぎ、時間をかけて葉を膨らませます。 茶の色は、薄からず、いい香りです。

 口に含むと、全身に透明感が行き渡ります。ところが、飲み込むその前にフワッとやさしい香りがしました。お持ちくださった方が、ミルクのようなと仰っていた香りは、これでしょうか。不思議なバランスの良さを感じます。

 こういういいお茶は、幾度も煎じることが出来ると言います。茶殻は、葉先の柔らかい部分を使っていることを物語っています。

 一杯のお茶に、長い歴史や茶園で働く人のことを思いあわせて、時間を過ごします。

 お茶は、毎日いただくものですから、自分では日常用のお茶には贅沢をしません。私のお茶好きをご存知の方が、こうして、珍しいお茶を運んで来てくださいます。

 ひとしばらく、いいお茶を楽しませてもらいましょう。

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ORANGE JAIPUR 紅茶

2013年01月18日 | お茶

曇り、13度、64%

 オレンジジャイプールとう名前の紅茶です。ジャイプール、一度は訪れてみたいインドの赤い壁の街の名が冠されたこの紅茶、フランスのリプトンの紅茶です。リプトンも、世界の地域ごとに違う種類の紅茶を出しています。

 何となくリプトンの紅茶は大衆的なイメージが強いのですが、私は、これだけ大量の紅茶を安定した味で、しかも、手頃な値段で出しているリプトンに敬意を表しています。買おうか買うまいか悩まなくても、ポイと買い物かごに入れることの出来る手軽さが何よりです。

 お願いして、フランスから買って来てもらった、ORANGE JAIPUR、期待に応えてくれた美味しい紅茶です。 ティーバックなのですが、ご覧の通り、布の丸い丸い玉のティーバックです。名前の通り、オレンジの香りがフワッと香ります。ひとつティーバックを開けてみました。オレンジピールが入っています。

 今朝のように寒い朝、熱いお湯を注ぐと 部屋中がオレンジンの香りで一杯になります。芯から暖かく感じる紅茶です。

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PICKWICKの紅茶 オランダ

2012年12月25日 | お茶

曇り、15度、77%

 MERRY X'MAS.

  聖誕快楽。「セイタンファイロ」

 海外に旅行すると、そこの土地の紅茶が気になります。ホテルの部屋においてある紅茶や朝のビュッフェの時に使っている紅茶のブランドをチェック。今回のアムスの旅では、PICKWICKという銘柄がホテルで使われていました。家以外では、実は余り紅茶を飲みません。ティールームなどでも、美味しい紅茶を入れてもらったことがありません。紅茶の葉っぱというより、入れる人によって、紅茶の味は大きく影響されます。お湯にうっすら色がついている紅茶はどうも頂けません。

 ホテルの部屋で、このPICKWICKの紅茶を入れてみました。イングリッシュブレックファストですが、しっかりと美味しいのです。そこで、アルバートハインという、アムステルダムのスタンダードなスパーマーケットに行ってみました。確かに、このPICKWICが主流です。ティーバックばかりで、ルーズリーフはありませんでした。普通のブラックティーからフレーバードティーまで揃っています。

 私が選んだのは、 Winter glow  と

  Caramelised Pear.フレバーも普通のアップルだとかラズベリーもありましたが、何となく季節柄、この2つを選びました。

 香港に戻ると早速紅茶を入れました。Winter glow リンゴの香りとシナモンが爽やかに香ります。紅茶の味はしっかりしていますが、香りが重くなく美味しい紅茶でした。

 Caramelised Pear,こちらは、洋梨の香りの後にすっとキャラメルが香ります。美味しい紅茶です。

  PICKWICK、調べてみるととても古い紅茶の会社です。オランダ、ベルギーの紅茶のシェアの70%を占めているそうです。しかも、香り付けは、全て天然のフルーツからだそうです。お値段も高くありません。コーヒーやショコラばかりかと思っていたオランダで見つけた、美味しい紅茶です。

 でも今日は、クリスマス。例年通り朝一番は、 マリアージュのエスプリドノエルで。

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キャラメルティー

2012年11月03日 | お茶

晴れ、22度、82%

 味覚が発育していないのか、キャラメルと聞くと我慢出来なくなります。甘いキャラメルも好きですが、あの香りです。

 キャラメルティーというのがあるのを知ったのは、何かの本で、洋梨のタルトとマリアージュのキャラメルティーが美味しくて、と書いてあるのを読んでからです。日本に帰った折に、マリアージュでで、量り売りで買ってきました。確かに美味しい!香港では手に入らないので、地元ペニュンシュラホテルのキャラメルティーを買いました。いいお値段にも関わらず、香りがよくありません。次に日本に帰ったとき、今度はフォッションのキャラメルティーを買ってみました。香りはいいのですが、苦みが残ります。それに、こんないい紅茶ばかり飲んではいられません。

 10年以上前のこと、香港の日系のシティースーパーに、エレファントというメーカーのキャラメルティーが売られていました。ティーバックで、フランスのメーカーでした。これを飲んだとき、えっ!とビックリ。ほのかに甘いのです。そこで、ティーバックを開けてみると白い粒が見られます。舐めてみると、キャラメルでした。もちろんいい香り。でも、一年もしないうちに、輸入されなくなりました。

 今回は溜め込んでいた、3種類のキャラメルティーを飲み比べてみます。

 右端の、AKBARは、7月に上野の美術館に行った帰り、アメ横で見つけたものです。セイロンの会社のようですね。 色も味もいいのですが、 残念なことにキャラメルの匂いが薄い気がします。

 左下は、BIGELOWアメリカの紅茶です。ここ香港でも時折手に入ります。家人がシンガポールから買って来てくれました。BIGELOWは、アメリカでは最もシェアの大きな紅茶会社で、自社農園をアメリカ国内に持っているそうです。 ここの別のフレーバティーも、フランスのものとは違って、美味しいと思います。さて、このバニラキャラメル、すごく濃厚な香りです。匂いだけで、キャナメル好きにはたまりません。 ところが、口の含むと苦みを感じます。

 左上は、フランスのリプトンのもの。龍ちゃんのママに無理を行って買って来てもらいました。 煎れている時はさほど、キャラメルの匂いは無いのですが、一口飲むと紅茶と、キャラメルの香りが一体になって、これは美味しい。色も、 澄んだ色が出ています。

 同じ紅茶でも、季節や自分の体調で美味しかったり、美味しくなかったりします。

 ちょっと甘みのあるエレファントの紅茶、実は今もフランスでは売られているそうです。エレファント社をフランスリプトンが買い取って、リプトンエレファントとして売られているとのこと。箱の真ん中には、ゾウの絵が描いてあるそうです。 

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フォッションの紅茶とルイボスティー

2012年09月14日 | お茶

晴れ、25度、68%

 マレーシアのキャメロン高原は、美味しい紅茶の産地です。セイロンティーに似た澄んだ色、癖のない味とスッキリとした香り。そして、プランテーションのすぐ近くでパッキングされ出荷されているそうです。紅茶のブランドは、BOH。

 先日、シンガポールに出張に出かける家人に、ひとつだけお土産を頼みました。この、BOHの紅茶でした。一日何杯も紅茶お飲みます。イギリス式の紅茶も、フランス式の紅茶も、とにかく紅茶が好きです。紅茶を抱えて帰って来る家人を、心待ちにしていました。ところが、家人が持ち帰ってくれた紅茶は、フォッションの紅茶とルイボスティーでした。

 フォッションの紅茶は、 アップルとバラの香りのもの。そういえば、一時代前、フォッションのアップルティーは大流行りしましたね。あの当時の金色の大きな缶のアップルティーを、ひと月に一缶飲んでいました。期待して、ゆっくりと入れると、アップルの香りはどこに行ったのか、バラの香りばかりがします。

  フレーバードティーでも、これほど、バラがきつく香ると、胸苦しくなります。薄く薄く入れて、ストレートで飲むことにしましょう。

  ドイツのTEEKANNEのルイボスティー。ルイボスティーは、お茶の葉から作られるものではありません。確か、マメ科の木で、細い葉を乾かして作るお茶です。 南アフリカのケープタウンの近くの高原でしか栽培出来ないと、聞いたことがあります。カフェインが少なく、このお茶を飲む原住民が、とても長生きをするというので、体にいいお茶として、勧められています。お茶の色は、澄んだ赤です。ところが、カフェインやリチンが少ないせいか、インパクトがないお茶です。昨年、TWGのクリスマス用のルイボスをいただきました。クリスマス用ですから、シナモンやアップルの香りのするものでした。家人が買ってきてくれたのは、バニラフレーバー。フレーバーのないものより、少し刺激があって飲み易く思います。原住民は、ヤギのミルクと砂糖を入れて飲むそうです。

 あの澄んだBOHの紅茶は、まだしばらくお預け。走って帰ってきたあと、ルイボスティーをストレートで飲むと、すーっと、体に吸収されて行くように感じます。

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WAITROSEの紅茶

2012年03月15日 | お茶

小雨、16度、92%

 WAITROSEは日本ではまだ輸入されていないメーカーかも知れません。WAITROSE,イギリスの大手の食糧品やさんです。ここ香港に、WAITROSEが入り始めたのは、中国返還前後のことですから、そんなに古い話ではありません。香港の地元大手スーパーの一つ、パークンショップにWAITROSEが並び始めたとき、パークンショップの棚が急にしゃれて見え始めました。イギリスっぽいパッケージですが、中国のそれとはやっぱり違います。入ってくる商品も、チーズからクッキー、ワインまで豊富です。

 もちろん、イギリスのお店ですから紅茶も種類が豊富に入ってきました。ところが、全部ティーバック。茶っ葉が欲しい私は、ずっと買わずじまいでした。先日、箱の表を読むとラウンドティーバックと書いてあります。もしかして紙風船のような小さいものかしら?まんまるの紙風船のような、ティーバックに会いたいと常々願っています。

 箱を開けると、 なんだかまたしても期待を裏切られたようです。

  ペッシャンこの座布団みたい。そういえば、やはりイギリスのM&Sの紅茶もこの形のティーバックでした。まあ、煎れてみましょう。

 箱にはストロングと書いてあります。 確かに、色はストロングです。ミルクティーを好むイギリスならではの紅茶です。味もしっかり、香りが薄いのが気になりますが、私もミルクティー派です。お茶の色からすると、ケニヤの紅茶でしょうか?原産国は、一つ以上と書かれていて、明記されていません。アッサム、セイロン、ケニヤが混ざっている感じです。

 まるまるのティーバックには、なかなかお目にかかれませんが、私にはとても美味しく感じる紅茶に出会いました。きっと、イギリスの方達こうした紅茶を何杯も、気軽に飲むのでしょうね。

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Dilmah  ディルマの紅茶

2012年01月23日 | お茶

 晴れ、9度、70%

 恭喜發財!コンフェイファッチョイ、中国の新年のご挨拶。お金が儲かりますようにでしょうか。朝の散歩で、この手の四字熟語をたくさん言って、新年のご挨拶をします。赤い利是(レイシ)の袋を(お年玉です)管理人の人たちにあげて戻ってきました。いよいよ、年明け、辰年です。

 今日はお正月のことではなく、大好きな紅茶のことを。ディルマの紅茶は、香港でも以前は見かけることがありました。ただ、うろ覚えですが、ハーブティーばかりだったように覚えています。昨年、ホーチミンに旅をしました。私の、永年の希望、蓮のお茶にやっと巡り会いました。蓮のお茶は、緑茶です。お茶一つで、ベトナムに行きたいと思っていたほどです。このホーチミン行き、たまたま家人の仕事でした。やっと手に入れた蓮のお茶、薄く薄く入れないと、私には香りが強く感じます。先日香港にオープンした、TWGのティーショップでも、蓮のお茶を売っていました。値段を尋ねてみてびっくり、ほかの紅茶の10倍もします。ホーチミンでも、確かにほかのお茶より高かったようです。蓮のお茶を探していて見つけたのが、ディルマの紅茶。幾種類かありましたが、キャラメルに弱い私です。蓮のお茶の中に一箱忍ばせて帰ってきました。

 常時、7、8種類のお茶が飲めるようにしています。忘れていたわけではありません。この寒くなるのを待っていたのです。今朝の気温、9度。キャラメルティーは、寒い時飲むのが一番と決めています。

  ディルマの紅茶は、セイロンティーです。私は、ダージリンよりセイロンの方が好きです。あのお茶の色。澄んだきれいな赤です。英語で紅茶は、black tea。セイロンの紅茶を見た人が、名付けたら、red the になっていたかもしれません。

  最初の一杯は、ストレートで。

 やっぱり、ミルクたっぷりの方が、キャラメルの香りが立つように感じます。ミルクと合わせたときの色も、セイロンティーだと優しい色になります。

  

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プアール茶 普茸茶

2011年12月30日 | お茶

 晴れ、17度、81%

 香港に来た当初、20年以上前のことです。飲茶に行くと、今のようにお茶は何にしますか?と尋ねられることはなく、出てくるお茶は全て、プアール茶でした。香港では、ポーレイチャと言います。色は見るからに濃く、香りがお茶の香りとは違います。でも、周りのみんなが飲んでいますから、郷に入っては郷に従えです。

 そのうち、日本でも脂を溶かすとかで、痩せるためのお茶などと言って、流行ったことがありましたね。ポーレイチャもピンからキリまであります。昨年からは、お茶の投機が盛んで、古い物は信じられないような値段がついています。

 発酵茶で、長く寝かせたものほど、いいとされています。普段、ポーレイはお外で飲茶と飲むものと思い、自分からか買い求めません。年末に頂き物をしました。

  普通にルーズリーフになっているものもありますが、いいものは、こうして団茶として売られています。形も、丸いもの四角なもの大きさも様々あります。これを、削ってお茶を入れます。

  以前は、乾かすときについたほこりや砂をのぞくため、急須に入れてまずはじめに注いだお湯は、捨てるように言われてきました。最近は、作られているところの衛生状態も変わったのか、砂もほこりもでなくなりました。

  中国茶は、とにかく熱いお湯で入れることです。脂を溶かす作用の真偽のほどは、解りませんが、ウーロン茶などに比べると胃に優しく感じます。飲茶の時のように、2度3度と濃いお茶が出てくれます。寒いこの時期、発酵茶は、体も温めてくれます。  

 


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エスリプリドノエル マリアージュの紅茶

2011年12月25日 | お茶

 晴れ、10度、42%

 12、3年前のことです。香港のセレクトショップ、レンクロフォードのインテリア売り場で、初めて出会ったのが、こちらのマリアージュの紅茶です。レンクロフォードには食料品売り場はありません。きっとクリスマス前だったと思います。とにかく、この缶に引き寄せられて、手に取りました。マリアージュなんて、立派な紅茶屋さんがフランスにあることすら、当時はまだ知りませんでした。

 中身が紅茶だとは解りました。が、どんな紅茶なのか、葉っぱの見本もありません。

  しかも200グラム、お値段もかなりでした。迷いに迷って、缶に惑って買ったのが、マリアージュの、エスプリドノエルです。

  紅茶に、アップルなどがはいってシナモンが香ります。大満足の紅茶でした。次の年も、またこの赤い缶でエスプリドノエルを買いました。その次の年から、日系のちょっといいスーパーで、マリアージュを入れるようになりました。

 それ以来、 クリスマスの朝は、まず、この赤い缶に、エスプリドノエルを移し替えることからことから始まります。日本にマリアージュがオープンして知ったことですが、この赤い缶は、別売りの缶だそうです。エスプリドノエルは、ミルクティーにして飲みます。時には、煮出してロイヤルミルクティーで。香りが高く、体の沁まで暖まります。

 クリスマスプディングもクリスマス前に食べてしまいました。いただいたTWGのクリスマスの紅茶も、ずいぶん飲んでしまいました。でも、マリアージュのエスプリドノエルだけは、私にとってこの25日の朝のちょっと贅沢な決まり事です。毎年、このひと缶だけ。これを飲み終えると、次のクリスマスまで待ちます。自分への、クリスマスプレゼントです。

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