チクチク テクテク 初めて日本に来たパグと30年ぶりに日本に帰ってきた私

大好きな刺繍と大好きなパグ
香港生活を30年で切り上げて、日本に戻りました。
モモさん初めての日本です。

いい形、きれいな形、気持ちのいい形(1)

2010年06月22日 | 私見
曇り、29度、83%

大粒のにわか雨が朝,夕かまわず降る。これも香港の夏の特徴。
雨上がりの空に二本の飛行機雲。

身の回りに、好きなものしかおかなければ、楽しいに違いない。
写真の量りは、雑誌のグラビアなどで見て、いいなと、思っていたもの。
スイス製。

まさか、香港でお目にかかれるとは思っていなかった。
香港に、一軒だけ菓子を焼く器具などを専門に扱っている店がある。
フランスのマトファーの焼き型、クイジナートなども置いている。
そこの店の隅に、ぽつんと置いてあった。
喜んだものの、値段を見てびっくり。600ドル、7200円ぐらいする。
量りごときにこの値段は、と考えた。それに、パンを焼き始めたとき買った日本製の量りが
しっかりと働いてくれている。
考えること2~3ヶ月。まだ売れていない。お店の人に在庫があるか確かめておいたのだが
ひとつしか入荷していないとのことだった。
えいとばかりに、思い切って買う。
古いのは、誰かに使ってもらおうと天井裏にしまった。


パンを焼くとき、菓子を作るとき、この量りがあるだけで楽しい。
古いのは、息子の友人の子がもらってくれて一安心。

2年ほど前、六本木の美術館に行く機会があり、久し振りにリビングモチーフに立ち寄った。

ガラスのショウケースの中に見慣れたこの量り。幾らかは忘れたけど、確かに私が買った値段より高かった。ここでまた、なぜかほっとする。
使えるものがあるのに、高いものを買ってしまった、やましさが、ずっと胸にあったのだ。
古いものは、使ってもらえるところに落ち着き、少しでも安く買えた、という言い訳が
成立。どうしても、買い物に言い訳をつけてしまう。

あっ、3~4年前から香港にはもう一軒、調理器具を専門に扱う店ができている。
コメント
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