曇り、27度、87%
国立新美術館でエルミタージュ展を観た後、その足で、東京ミッドタウンのサントリー美術館にいきました。「紅型」の展示があっています。いつもながら短い在京時間、どう動くか帰国前から考えています。この展示は、22日の日曜日までです。
ミッドタウン、隈研吾、設計のこの空間は、周りに配された庭園までも含めて、いつも快く感じます。紅型の展示は、沖縄復帰40周年を記念する催しだそうです。
見事な数の、紅型。数或る型染めの中でも、意匠、色使い共に沖縄ならではの物です。型作り、糊置きとその製作行程も詳しく知ることが出来ました。
この大胆な紅型で全身を覆う勇気はありませんが、いつか、帯を一本、などとまた夢見てしまいます。
ミッドタウンの入り口で、「テマヒマ展」が、庭園にある別棟でやっているのを知りました。東北の食と住というサブタイトル、 こうして、東京にいるとあちこちで面白い展示に出くわします。うちっ放しのこの別棟、庭の緑にも違和感がありません。
展示物自体は数も少なく、ちょっとガッカリだったのですが、そのディスプレイが、美しい。ライトの当て方で出来る影までが、ディスプレイされています。それもそのはず、展示会ディレクターに佐藤卓、深沢直人のお名前が。思わず深く頷いてしまいました。ディスプレイだけを観ていても楽しめる空間でした。
この翌日、深沢直人さんが駒沢の日本民芸館の館長になられたことを知りました。大好きな、民芸館です。きっと、深沢さんのセンスで、もっといいものになるのではと、次回の帰京の楽しみが出来ました。