晴れ、27度、91%
2月ほど前、2つの本棚を始末して、ひとつの本棚を迎え入れました。2つの本棚は、L字型に置かれていました。空いた空間に、ラダーバックテェアーを置いているのですが、椅子の背の上の部分の壁が、なんだかポッカリとしています。この空間を埋めようと、久しぶりに針を持ちました。
以前から気になっていた、ゲルダベングトソンのリースシリーズ。10番の麻布で約12センチの小振りなリースが出来ます。まずは、蔦から刺してみました。
去年から、流石にこの10番の麻布でも、めがねを必要としています。12番の麻布は、めがねなしではもう刺せません。10番は、布目は見えるのですが、目数のカウントを間違え易くなっています。まだ慣れないめがね、めがねをかけてまで刺そうと思うのですから、このクロスステッチにぞっこんです。寝室にかかっている額の麻布は、少し黄ばんでいます。もう35年ほど前に刺した物ですから、当たり前ですね。
真っ白ではない麻布に、花糸と呼ばれる木綿の縒りのゆるい刺繍糸。出来上がりは、普通のクロスステッチと趣が違います。花糸は、艶がなく、自然の染料で染められています。
ゲルダさんの図案は、精緻ですが、暖かみがあって、色使いが実に落ち着いています。実は、今年中に大作を2つ考えていて、その前に、壁の空間を埋めておこうと急いでいます。針仕事、だんだん億劫になるかもしれません。いつまでも、細々と続けられたらと思いながら、ひと針ひと針、チクチク。