チクチク テクテク 初めて日本に来たパグと30年ぶりに日本に帰ってきた私

大好きな刺繍と大好きなパグ
香港生活を30年で切り上げて、日本に戻りました。
モモさん初めての日本です。

桃の三月

2021年03月01日 | 日々のこと

晴、13度、82%

 30年間の空白の後、帰国して4年、今年が一番季節の進みが早いと感じます。寒い日もありますが初夏を思わせる日もあり、木の芽、花の芽が大きく膨らみ始めています。木の成長には驚くものがあります。オリーブの木、レモンの木、アカシア、花桃の木、イチジク、どれもこれも小さな苗木でした。今では見上げます。中でも「花桃」は今年たくさんの花をつけました。ぽってりしたこの桃色の花は香港では春節の花です。30年、身近のあった「花桃」、その香港から連れて来たモモさんの記念樹としていただきました。

 三月は私にとって一番大切な月です。記念日ももうすぐ、そして、一つ歳を重ねます。三月を迎えると気持ちも改まり、楽しみでもあります。これからの一年、どう生きて行くのか、六十歳を過ぎると一年一年が重みを増して来ました。

 祝いの気持ちも込めて、春らしいテーブルクロスに替えました。 朝日の差し込むこの時間は今日一日を思い、元気をもらいます。すっかり日が入りました。 この部屋は朝の2時間ほどしか日が差しません。貴重なお日様です。

 先日求めた「陶版」に名残の「花桃」を浮かべました。 求める時、作陶家の方に「水を張って花を浮かべてみたい。」と言うと「初めのうちは滲むかもしれませんね。」との事でしたが、一日水に浸けても滲みが出ませんでした。張った水に花の色が映って小さな景色を作ってくれました。

 モモさん十二歳の時の写真をカレンダーにしました。 「ロビンソンロード」から家に上る階段の途中です。いつもこの6段目で振り返って私を見ました。

 昨晩、長い家族ぐるみの友人の病の具合が良くないことを主人から伝え聞きました。同じ歳です。いつもより早く目覚めて、お元気だった頃を思い出していました。もうお会いすることは叶わないようです。気持ちは沈みますが、いずれ我が身と心をなだめています。

コメント
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