曇、5度、58%
冬の楽しみの一つに「干し野菜」があります。私の場合、正確には「干し野菜くず」です。乾燥が続く冬場、根菜野菜も美味しくなります。この野菜を切って干せば立派な料理ですが、おせちに始まり「野菜くず」がたくさん出る季節でもあります。根菜の皮、葉物の芯、薄く剥けば二日ほどでいい具合の乾燥してくれます。
先日、中国の「春節」に合わせて「大根餅」を作りました。中くらいの大根1本を使います。その時出た「大根の皮」を干しました。「カサコソ」と音がすれば出来上がり。何に使っても美味しくいただけます。チャック袋に入れて常温保存も可能です。
昨日は、 手羽先でコトコトとスープをとりました。そのスープに「干し大根の皮」を一掴み、しばらくするとスープの香りがより甘く大根の匂いが混じります。スープの脂を吸った「大根の皮」は甘みが増し、スープには大根の旨味が出ています。スープを最後まで飲み上げると身体が芯から温まります。
厚めに皮を剥くと大根がもっと味わえます。大根は皮を縦に剥くか、桂剥きにするかで味が大きく変わります。筋の切り方で味の違いが生まれるのでしょう。「干し野菜」無駄なくお野菜を食べる冬の楽しみです。