晴、9度、82%
例年よりひと月近くも遅くなりました。やっと、「パネトーネ」「クリスシュトレイン」を焼きました。今までのレシピを大幅に変更しました。「クリスシュトレイン」はドイツではそのバターの含有量が60%を越えるものにのみその名前が許されるのだそうです。バターが多くなれば当然生地は扱いにくくなりますし発酵にも時間がかかります。クリスマスのひと月前から少しづつ食べる「クリスシュトレイん」ですが、寝かせた方が美味しくなるこの手のケーキ、食べ始めるのは年明けになりそうです。
「パネトーネ」の広告が目につくようになりました。1キロを越えるイタリアからの輸入品は1万円近い値段です。今年も酵母は「パネトーネマザー」を使いました。発酵させるとこの「パネトーネマザー」が香ります。「パネトーネ」の優しい甘い香りはこの酵母の匂いです。フルーツを混ぜ込む段になって、「アーモンドスライス」がないことに気付きました。スーパーまで歩いて5分ですが、手持ちの「マジパン」を混ぜました。「パネトーネ」は他のナッツで代用すると香りが変わります。あくまでも優しい甘さが持ち味です。
バターたっぷりの「シュトレイン」は成形が難しい、おくるみに包まれたキリストを模ったように優しく折りたたみます。 どちらの生地も冷蔵庫で一晩寝かせました。緩やかな発酵は香りを育みさまざまなフルーツの甘みを引き出します。「パネトーネマザー」は発酵力が緩やかなので、型に入れて半日かけて最終発酵でした。台所に籠って一気に焼き上げました。