晴、13度、75%
落ち葉の季節です。街路樹の「銀杏」の木は黄色に染まって葉を落とします。街路樹の「欅」は薄赤く染まって葉を落とします。「梅」は貧弱な色付きの葉を落とします。常緑の「もちの木」は緑の葉を落とします。この二日間雨が降りました。風も強くて落ち葉は側溝に溜まっています。濡れた葉はかき集めるのに一苦労、雨が上がった今日は大仕事が待っています。
私の車は「もみじ」の木の下に停めています。初夏はタケコプターの形をした種が車の幌に落ちます。夏、葉が緑の時期には蜜を出すので、ボンネットが蜜で汚れます。そしてその蜜を狙ってアリが行列で登って来ます。この「もみじ」の木は私が小さい頃からあります。決して姿の綺麗な「もみじ」ではありません。貧弱です。夏は緑を秋にはくすんだ赤色の葉、冬には裸木になります。
昨日、雨の中を車を出しました。「銀杏」、「欅」の落ち葉が舞う中をデパートまで行きました。その私の車は「もみじ」の落ち葉がくっ付いたままでした。いえ、くっ付けたまま車を出しました。フロントガラスの落ち葉は払いましたが、後部は「もみじ」をつけたまま走りました。デパートに入る時、駐車場のおじさんが「すごいもみじですね。」と笑っています。帰る時も出て来た私の車を見た別のおじさんが「どこでこんなにもみじを?」とニコニコ。「もみじの下に停めてます。」
暖かなので窓を開けて帰路を走りました。家に着き荷物を出すと、 窓から吹き込んだもみじの葉が一枚、シートにくっ付いていました。
帰宅後撮った写真です。後続車の人もこのくっ付き「もみじ」を鑑賞されたことと思います。この時期、雨でなければ見られない我が家の名物景色です。