チクチク テクテク 初めて日本に来たパグと30年ぶりに日本に帰ってきた私

大好きな刺繍と大好きなパグ
香港生活を30年で切り上げて、日本に戻りました。
モモさん初めての日本です。

「パグ」との出会い

2024年07月30日 | パグ

晴、29度、87%

 古い写真の箱を整理していたら、雑誌の切り抜きが出てきました。 4つ折にされた小さな紙切れです。この小さな紙切れを手帳に挟んで持ち歩いていた時期があります。25年ほど前のことです。

 「ナショナルジオグラフィック」の記事で目に留まったのは小さな黒い犬です。記事の内容はフランスからイギリスにドーバー海峡を渡るこの犬には「生体チップ」が組み込まれていて、税関でチップを読み取る機械をかざすと、犬の情報がわかると書かれていました。やっとこの数年、日本でも推奨されている「生体チップ」です。

 「この犬なんていう種類かしら?」鼻はぺちゃんこ、目付きが悪くて、変なのに強く惹かれてしまいました。香港でも、日本に帰国している時でも「ペットショップ」に立ち寄っては「この犬、なんていう種類でしょう?」と尋ねました。みなさん首を傾げます。新宿のガードを潜ったところの小さな「ペットショップ」のおじさんが「パグかもしれないね?でも、違うかも」と教えてくれました。「パグ、パグ」と名前を記憶に留めました。今だったらこの写真を携帯にかざして、検索すればすぐにわかることです。「パグ」という名前に辿り着くまで数年時間を要しました。

 香港は今でこそ犬を飼うのが当たり前ですが、当時は「ペットショップ」はあるものの犬種も少ない時代でした。繁華街「トンローワン」の「ペットショップ」に「パグ」を見つけた時は心が昂りました。毎晩、仕事帰りにその店に行き「パグ」を眺めました。主人に「パグ」を飼いたいと言っても、「お母さんや父母に何かあった時、誰がその犬の世話をするの?」と反対されました。主人は犬好きですが、確かに理に叶っています。それから数年後パグの「モモ」を家に迎えるまでにはいろいろ経緯がありました。そして今ではパグの「ココ」がそばにいます。

 私の「パグ」との出会いはこの雑誌に載っていた小さな黒い「パグ」です。「パグ」の中でも変な顔つきの「パグ」です。

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