小雨、23度、73%
今年の猛暑と小雨とで庭の草木を枯らしてしまいました。水遣りを欠かさなかったのに枯れました。気象が確かに変わっています。暑さに強いと言われているものまでが茶枯れてしまいました。我が家だけではなかったようです。
夏の終わり、秋の初め、座敷に面した庭に咲くのは「ホトトギス」です。小さな頃から好きだったこの花を帰国後いく株も植えました。「ホトトギス」好きを知る友人からは珍しい品種もいただきました。多年草です。冬に枯れても次の年も芽吹きます。この春、可愛い双葉が大きな「マキの木」の老木の下に芽生えました。この「マキの木」が程よい木陰で「ホトトギス」を守ってくれています。順調に背丈を伸ばしていた「ホトトギス」に急に葉枯れが始まりました。朝晩水を遣りましたが、あっという間にほとんどが茶色に!特に頂き物の珍種はまだ日が浅く根の張りがないのでダメージが大きくなりました。触ってスッと抜けるものは根まで枯れています。そっと抜きました。
半枯れの「ホトトギス」は7年前植えた一番最初の「ホトトギス」です。花色も昔からの「ホトトギス」です。枯れた葉を枝につけたまま、枝先に蕾をつけたのは九月の終わり、じっと見守りました。
二日前からその膨らみが解け始めました。「ようこそ、ホトトギス」
薄青い花も薄ピンクの花も斑入りの葉の「ホトトギス」も今年は見られません。地下茎が残っていることを祈ります。花色、形どれもが私の心に染まる「ホトトギス」です。
庭の木や草に対する暑さ対策、しっかりと考える必要性が出てきました。
「ホトトギス」好きの母に供えたいけれど、数が少ないので我慢してもらいます。