晴、14度、58%
「壺切茶」ご存知でしょうか。5月に摘まれた新茶は壺に入れられ半年眠ります。その壺の紐を切り出したお茶だそうです。お茶の世界ではこの茶葉を抹茶にして「口切」という茶事が行われると聞きます。「壺切茶」とマドレーヌのセットを頂戴しました。 「辻利」のものです。京都のお茶屋さんですが、東京駅にも羽田にも「京都の物産展」では必ずやって来る人気のお店です。私は「辻利」の抹茶バームクーヘンが好きです。
「壺切茶」は初めていただきます。煎茶のティーバックです。大きめのクショッとしたティーバックにお湯を注ぐと、驚くほどに香りが立ち上がりました。香りばかりではありません。そのお茶の緑の綺麗なこと、湯飲みを見つめました。 半年の眠りから覚めた「新茶」は香り、甘み、渋み、色ともに深みを帯びています。ゆっくりと口に含みました。
一口サイズのマドレーヌ、「辻利」ならではの抹茶味です。口に一粒放り込んで、お茶を一服。月が代わった清々しさと秋の穏やかな静けさを感じながらのお茶の時間です。頂いた時小さなセットだなと思いましたが、一杯のお茶と小粒なマドレーヌは心もお腹もいっぱいにしてくれました。お茶が運んでくれる幸せです。
「壺切茶」、お茶が好きな方は是非お求めください。「辻利」のゆるゆるティーバックは茶葉をうまく泳がせて最大限に美味しさを引き出してくれます。「壺切茶」もいく種類かあるようです。私も自分用に求めようと思っています。秋の寛ぎの時間に「壺切茶」を楽しむ、ゆっくりと時間が流れます。いつもお心遣いありがとう。
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