晴、9度、90%
「ロマネスコ」、カリフラワーの親戚の野菜です。ちょっと見はブロッコリーにも似ています。蕾花が食べる部分です。その蕾花が、造形的で見た目が面白い野菜です。いえ、食べても美味しい。
種蒔きで育てて、4年目、うまく発芽する時もあれば、虫に新芽を食べられて育たない年もありました。今年はなかなかいい育ち方で大きくなるのを待っていたのですが、黄色がかったグリーンが急に茶色に変色しました。霜に当たったわけではありません。がっかりしていると、ここ数日の陽気で蕾花が開き始めました。まだ拳ほどの大きさです。開いては美味しくありません。そこで、思い切り摘み取りました。
色は悪いけど、形に惚れ込んでいます。カリフラワーより火の通りが早く、さっと蒸したり湯がいてサラダにします。今日はお昼のスープに入れるつもりです。小房の「ロマネスコ」は生でも食べれます。カリカリと音がします。蕾花を食べるのが一般的ですが、茎が実に美味しい。茎を薄くスライスにすれば生でも甘みを感じます。そして、ご覧のように立派な緑の葉っぱです。この葉もおひたしや炒め物で美味しく食べることが出来ます。
7粒発芽して、3株残しました。あと2つ、茶色になった「ロマネスコ」があります。一つだけ種取り用に残します。菜種のような花が咲き、種になるまで数ヶ月かかります。庭から種が取れるものは出来るだけ自前したいと思います。
経験も知識も時間の積み重ねです。庭仕事は自然との関わりです。うまく行くこともあれば、芽すら出ないこともあります。芽吹く、花を咲かせる、実を結ぶ、種を取る、単純な繰り返しが季節の廻りと共に私にたくさんのことを教えてくれます。
「ロマネスコ」を余すとこなく食べあげるここ数日、お野菜は買い控えましょう。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます