チクチク テクテク 初めて日本に来たパグと30年ぶりに日本に帰ってきた私

大好きな刺繍と大好きなパグ
香港生活を30年で切り上げて、日本に戻りました。
モモさん初めての日本です。

東京スカイツリー

2012年07月21日 | 日々のこと

晴れ、28度、83%

 東京に戻っていた3日間、お天気に恵まれました。サントリー美術館を出て見上げた空は、真夏の空というより晩夏の空でした。少しでも、涼しければ、どこまででも歩いていたくなる空です。いかんせん、ものすごく暑くて。それではと、目的もなくバスに乗りました。まずは、六本木から新橋へ。新橋辺りからスカイツリーは見えないかと期待しましたが、見えません。スカイツリーの見える辺りまで、東京の下町を見ながらと、バスを乗り換えました。新橋から、スカイツリー行きのバスが出ています。終点まで行くつもりではなかったのですが、埋め立ての豊洲や古い木場の辺りを行くうちに、スカイツリーの真ん前まで来てしまいました。 まあ、思っていたより大きいのなんのって。

 道の向こうに見える入り口には、人の列。中に入るつもりはありません。

 周りの建物が低いので、際立って高く見えます。 香港のこんなに高層のビルばかりを見慣れている私でも、心惹かれる光景です。いえいえ、やはりこの日の空の色が大きく影響していますね。ゆっくりとひと回りしてみました。

 逆光でもきれいですね。  

 空の色に誘われて、遠くまで来てしまいました。翌日、香港に戻るため羽田に。途中のモノレールから、右手にスカイツリー、左手に雪をかぶっていない富士山の山頂が見えました。なんだか、すごく得をした気分でした。

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デンマークのクロスステッチ 額装

2012年07月20日 | クロスステッチ

晴れ、27度、85%

 日本に行く前に刺し終えた3つのリースのクロスステッチ、長い付き合いの額縁屋さんに額装を頼んでありました。出来ましたよ、と電話がありました。我が家から10分ぐらいのところです。モモさんの散歩のついでに取りに行きました。 暑いので、お腹の周りに蓄冷剤を巻いています。

  白樺。

  つた。

  野バラ。

 15センチ正方の小さな額です。今、私がいる部屋は、2つの本棚に家人と私が並んで、仕事ができる長いデスクしかありません。ひとつ本棚がなくなった壁面に、横一列にこのリースの額を飾りました。この部屋には、私が刺した額がこれで8つ飾ってあります。家中の壁には、大小のクロスステッチの額がかかっています。デンマークの花糸で刺したクロスステッチは、どちらかというと地味な物です。私は、ほとんどゲルダベングトソンのデザインの物しか刺しません。そのせいででしょうか、沢山の額がかかっていても、統一感が保たれています。

 次の物を、刺し始めました。ここしばらくは、本に割ける時間がなくなりそうです。

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紅型  サントリー美術館

2012年07月19日 | 日々のこと

曇り、27度、87%

 国立新美術館でエルミタージュ展を観た後、その足で、東京ミッドタウンのサントリー美術館にいきました。「紅型」の展示があっています。いつもながら短い在京時間、どう動くか帰国前から考えています。この展示は、22日の日曜日までです。

 ミッドタウン、隈研吾、設計のこの空間は、周りに配された庭園までも含めて、いつも快く感じます。紅型の展示は、沖縄復帰40周年を記念する催しだそうです。

 見事な数の、紅型。数或る型染めの中でも、意匠、色使い共に沖縄ならではの物です。型作り、糊置きとその製作行程も詳しく知ることが出来ました。

 この大胆な紅型で全身を覆う勇気はありませんが、いつか、帯を一本、などとまた夢見てしまいます。

 ミッドタウンの入り口で、「テマヒマ展」が、庭園にある別棟でやっているのを知りました。東北の食と住というサブタイトル、 こうして、東京にいるとあちこちで面白い展示に出くわします。うちっ放しのこの別棟、庭の緑にも違和感がありません。

 展示物自体は数も少なく、ちょっとガッカリだったのですが、そのディスプレイが、美しい。ライトの当て方で出来る影までが、ディスプレイされています。それもそのはず、展示会ディレクターに佐藤卓、深沢直人のお名前が。思わず深く頷いてしまいました。ディスプレイだけを観ていても楽しめる空間でした。

 この翌日、深沢直人さんが駒沢の日本民芸館の館長になられたことを知りました。大好きな、民芸館です。きっと、深沢さんのセンスで、もっといいものになるのではと、次回の帰京の楽しみが出来ました。

 

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犬のクールエプロン

2012年07月18日 | もも

雨、27度、92%、雷

 日本で、パグを飼ってる方達が、畜レーザーを入れて使うクールエプロンを付けたパグたちの写真を送ってくださいます。お腹の部分に、畜冷剤を入れたポケットがついていて、背中2カ所で留める形です。日本に帰ったら、買ってこようと勇んでいました。

 あちこち廻りましたが、クールエプロンを置いているお店が、まず、少ない。あっても、女の子向けの可愛い物ばかり。或るお店の方が、男の子はおしっこで濡れますよ、とおっしゃいます。なんとなく納得。ところが、お散歩をしていた犬が、背中に畜冷剤を縛り付けて歩いているのを見かけました。不格好ですが、少しでも冷やしてあげようと思うのが親心です。

 ちょうど、お土産に頂いた  パグの手ぬぐい。これに、中くらいの畜冷剤を巻いてモモさんのお腹に縛り付けてみました。 お腹の方に畜冷剤が入っています。ずれないように、ハーネスに引っ掛けています。折角のパグの絵は、お腹の方で見えません。

 きっと嫌がるだろうなと思っていると、気持ちがいいのか、されたまま。昨日、気温は高かったのですが、日差しはありませんでした。そのせいもあるか、いつもより、ゼーゼー、ハーハーが随分少なく感じました。

 でも、やっぱり少しおしっこがかかっています。そんなことより、涼しい方がいいよね、モモさん。

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ベルリン国立美術館展 国立西洋美術館

2012年07月17日 | 日々のこと

小雨、28度、83%

 昨日、快晴の東京、さて、午后の香港に帰る飛行機までに、もう一つ美術展をと考えていました。この時期は、いつも都内の美術館には、いい催し物がかかっています。東京や、近郊に住む人たちが、ほんとに羨ましいですね。設備が整った美術館、博物館、その数においても、地方都市では望むべくもありません。

 美術展の内容も問題ですが、今回は、久しぶりに上野に行きたくなりました。きっと、お天気のせいです。上野でも、ベルリンとマウリッツハイスの2つの展覧会がかかっていました。時間があれば2つ見るつもりで、まずは、コルビュジェの設計した、西洋美術館へ。こちらは、ベルリン国立美術館展かかかっていました。

 見たい絵があるかないかもありますが、このベルリン国立美術館展は、なんだか私にとっては、視点がぼやけて見えます。フェルメールの絵をひとつでも入れると、日本人がやって来るという、商業的な魂胆が見え隠れするのも頂けません。

 展示物は、塑像、絵画、タペストリーまで合わせて、108点。ヨーロッパの宗教画から始まります。塑像が多いせいもありますし、ベルリン国立美術館本来の特徴なのか、かなり重々しい雰囲気です。まだ、2ヶ月も期間があるというのに、祭日もあって沢山の人です。

 やはり、一番の人集りは、フェルメールの真珠の首飾りの少女です。この絵は2度目ですが、会場のライトの当て方などで、違った趣に見えます。この少女に着ている黄色のローブの色は、いつ見ても、ポット心が温まります。

 第2会場は、素描ばかりを集めてあります。色のない素描、時折彩色された物もありますが、油絵とは違った興味があります。

 ボッティチェッリが描いた、ダンテの神曲の挿絵が2枚ありました。A4ほどの大きさに細かい筆致の素描です。2枚並べて展示されていましたが、見飽きません。時には、こんな風に思いも掛けない絵との出会いがあります。

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エルミタージュ美術館展 国立新美術館

2012年07月16日 | 日々のこと

晴れ、東京

 今日、7月16日まで東京国立新美術館で開催されているのが、エルミタージュ美術館の絵画展です。そう、今回の帰国の一番の目的、これです。

 ロシア サントスペテロスブルクにあるエルミタージュ美術館、女帝エカテリーナが威信をかけて集めた美術品が納められているそうです。その数は300万点を超えるそうです。

 今回の展覧会は、西洋美術史の400年、4世紀を時系列に5つに分けて、86点の絵画が紹介されていました。

 最終日の一日前、しかも連休の中日です。日本に着いてから、まずは入場券の準備。チケットぴあがなくなって、今では、コンビニでも券は求められるようになっています。9時30分、開場です。9時20分には、既に50人ほどの人がいました。いつもながら、この行列には、疲れます。冷房の温度は低いので、館内に並んでじっとしているのに、襟足には汗が。

 チケットやポスターの写真にもなっている、マチスの赤い部屋、多くの方が、きっと、この絵がお目当てではないでしょうか?ルネッサンス期から時系列に展示されています。入場するや、このマチスの絵をめがけて一直線。つまり、最後の部屋に展示されています。恥ずかし気もなく、手前の4つの部屋を小走りで素通りしました。前の4つの部屋とは、趣の違う真っ白な壁に、赤の微妙なトーンが違う大きな、マチスの赤い部屋。

 私のような方が、もう一人いらしたのですが、十分にこの絵を堪能しました。小さい私は、うまく潜り込むことも得意ですが、人集りがあまりに大きいと全く見えません。

 この最後の部屋から、順に時間を遡って、絵を見て行きました。

 小一時間ほどの贅沢な時間です。年に1、2回、家人が黙って許してくれる、私の贅沢です。

 

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日本のスイカ

2012年07月15日 | 日々のこと

晴れ、東京

 スイカなんて、年中安く買うことが出来る香港から、日本に戻って来るといつもびっくりすることがあります。スイカの形がハートだったり、キューブ状だったり。いえ、形だけではありません。スイカがどうしてこんなにお値段が高いかと思うのです。

 スイカならず、果物の値段が高い。それだけ、美味しいし、生産者の人は、手間暇かけているのだから当たり前かもしれません。スーパーマーケットですら、果物専門の店と同じ状況です。

                                       

香港、果物はほとんど輸入品です。世界中から、輸入されるので、リンゴひとつとっても、この時期は南半球から入ってきます。そんな輸入品ばかりですが、店頭に山積みされた果物の中から、自分の欲しいだけの量を安く買うことができます。果物だけ見ていても、日本で生活して行くことが大変ね、としみじみと感じてしまいます。

 ハート形のスイカ、 

  すごーく大きなスイカ。生活からかけ離れたようなスイカたちです。

 私が、写真を撮る横で、白人の男性が値段を声を出して読みながら、やはりカメラに収めていました。普通に買えて、安心して食べれる物が一番なのに、なんだか、路線を踏み外したような妙な感じが、こんなスイカを見て胸に沸いてきました。

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プルマンローフ

2012年07月14日 | パン

雨、28度、81%

 食パンが食べたいと家人が仰るので、 先日の使い残した日清製粉の特選強力粉に、カナダの最強力粉を混ぜて作ることにしました。美味しい日清の粉に、持ち上がりのいいカナダの粉です。

 バターは、 ずっと気になっていたアメリカの物を使いました。

 中は2つの蝋紙に包まれていて、開けた時からバターの強い香りです。牡鹿の絵がついていますが、牛のミルクから作ったバターです。このバターお塩が入っています。パンに入れるお塩は控えめに。

 流石、持ち上がりがいいカナダの粉です。きちんと角が出来ました。

バターが違っても、パンは味が変わります。フランスのエシレバターで焼いたパンも確かにおいしい。このアメリカのバターを使うと、味にこくが出てきたようです。 パンの肌理は、日清の粉のお陰で細やかです。大手のパン屋さん、値段が違う食パンが売られています。きっとあれは粉が違うのだろうなと、思います。

 冷蔵庫にあった、 マスカルポーネを付けて、ちょっと味見。

 あれ!、音もなく現れたのは、モモさん。つまみ食いの現場を、いつもこうして見つかってしまいます。パンも焼きました。ご要望の、レーズンウィッチも冷蔵庫で冷えています。さあ、今日から2晩、東京です。お留守番頼みますね、モモさん。

 

 

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タンタン TINTIN

2012年07月13日 | 

小雨、26度、86%

 タンタンの冒険旅行シリーズが、福音館から刊行されたのは1984年頃からです。一冊ずつ出版されていました。ちょうど小学校の中学年に息子がなった頃です。確か全部で、24巻あるそうですが、我が家にあるのは11冊です。 世界中を冒険旅行するお話ですから、世界中にファンがいる訳です。最近は、3Dの映画にもなりました。古いタンタンの原画が、途方もない値段でヨーロッパでは、売られたとも聞きました。ヨーロッパなどでは、いいお年のおじさんたちに人気があります。きっと、彼らはタンタンと一緒に育った年代でしょうね。

 我が家でも、息子のみならず、家人も私もタンタン好き。家人など、先日ベルギーの方との仕事の話の合間に、タンタンの話で盛り上がったそうです。

  この本は、1992年にフランス人が書いた、タンタン誕生から作者エルジェの生い立ちなどを書いたものです。タンタン、世界中のみならず月にまで旅します。この、発想の素晴らしさ。タンタンも、スノーウィーも初期の頃と少しタッチが違います。

 本ばかりでなく、見出しの写真は、陶器の貯金箱。イタリア製です。

  香港で求めた、鏡に描かれたタンタン。

  これは切手のシートです。旅先から、必ず息子に手紙を出します。フランスで飛び込んだ郵便局。記念切手のこのシートが売られていました。

  小さなピン。何にもないポロシャツの襟に、プチッと付けます。

 タンタンに囲まれていますね。そうそう、一年の大半、私のパジャマのシャツはタンタンのTシャツです。

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デンマークのクロスステッチ 白樺、野バラ

2012年07月12日 | クロスステッチ

曇り、27度、86%

 部屋の壁に出来た空間、額で埋めようと、立て続けに3つリースを刺しました。先日の蔦のリースに続いて、 野バラのリース。色合いもリースの感じも、3つがそれぞれに違います。

 リースの中で一番刺したかった白樺のリース、 葉の色が、とても明るく、白樺の実が、なんとも言えず可愛いのです。 実は、白樺にこんな実がなることすら知りません。木を見て、それが樺の木かどうか、きっと解らないでしょう。それなのに、この白樺のリースにとても惹かれています。

 

 麻布にしても、花糸にしても、普通のクロスステッチより随分いい値段です。このクロスステッチを始めた35年ほど前は、我が家はそんなに豊かではありませんでした。それなのに、家人は何も言わずに続けさせてくれています。若い頃は、糸も布も無駄にしてはもったいないと、きっちり使っていたのに、今回刺していて気付いたことに、随分贅沢に糸を使っています。まだ刺せる長さの糸を切って、新しく糸を通しています。

 そんな自分に言い訳を。たくさんの花糸を持っています。最近、そのきれいな花糸の束を眺める度に、全部を使い切ってしまうことはないだろうと思うのです。私が使い残した糸は、きっと捨てられるでしょうから、それなら、少し贅沢に使おうかと。思ってみるのです。

 女の人は針仕事をしながら、いろいろ考えます。昔から、針を持つ人は、ひと針ひと針に何かを思って、刺したことでしょうね。

 さて、額装を頼みに行きましょう。額を作ってもらうのも楽しみのひとつ。出来上がって、部屋に飾るのも、また楽しみです。

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