チクチク テクテク 初めて日本に来たパグと30年ぶりに日本に帰ってきた私

大好きな刺繍と大好きなパグ
香港生活を30年で切り上げて、日本に戻りました。
モモさん初めての日本です。

ビーフ100%のミンチステーキ

2021年09月20日 | 昨日のお昼ご飯

晴、22度、90%

 ビーフだけのミンチを探します。赤身ばっかりが目立つもの、やたらの白っぽく脂身が多いのかなと思うもの欲しいミンチは見つかりません。日本は「合挽き」が主流です。この「合挽き」はもしかしたら日本限定のものかもしれません。「合挽き」なんてビーフと豚の割合もわからない代物です。ミンチでなく脂身のある程度あるお安いステーキ肉を買いました。

 フードプロセッサーで荒く挽きます。 脂身が程よく回る程度です。このミンチに「つなぎ」も玉ねぎも入れずにお塩と黒胡椒、ナツメグ少しを入れただけのハンバーグを作りました。 それならステーキのまま食べれば良さそうですが、上等な霜降りのお肉は高過ぎて買えません。安いステーキ肉でも挽肉にすると脂が全体に回ってパサつきなく全体がジューシーになります。「ハンバーグステーキ」とは食感が違った「ミンチステーキ」です。玉ねぎの甘さもありません。「つなぎ」もないので歯応えはあります。ビーフそのものを味わうことが出来ます。お安いステーキ肉は固たく旨味にかけますが、ミンチにするだけでグッと美味しく食べれます。とは言っても火の入れ方に気を付けて中はほんのり赤みが残る程度に焼きました。

 付け合わせはラムレーズン入りのマッシュしたカボチャ、ドライイチジク、朝焼いたパンを添えました。一皿のお昼ご飯、「ミンチステーキ」でした。

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湯葉のお刺身

2021年09月19日 | 昨日のお昼ご飯

晴、22度、84%

 湯葉は普段のおかずでなくて料亭のお料理でちょっぴりに出て来るような物だと思っていました。香港に渡って以来、その考えが一変しました。毎日の食事に湯葉を使う地元の人たちです。市場のお豆腐屋さんで生湯葉、揚げ湯葉、乾燥湯葉、形も色々しかも安く手に入りました。地元では炒める、揚げる、蒸し物、スウィートにも湯葉は使われています。私の湯葉好きは高じました。

 帰国して近くのスーパーには湯葉はありません。ちょいといいスーパーで売られている湯葉は量は少なくいいお値段です。コロナの前は主人の香港からの土産が楽しみでした。生湯葉を凍らせて持ち帰ってくれました。毎回大量でした。いよいよ底を尽きます。最後の一袋どうやって食べようか、やっぱり生でお刺身が一番です。

  庭で採れた最後のキュウリとキクラゲを添えて、薬味は柚子胡椒、おろし生姜、わさびです。美味しいお醤油を少しつけて食べると、湯葉の甘み香りが引き立ちます。少ししか盛り付けていませんがおかわりはたくさん用意しています。キクラゲ、キュウリがお供なら、中華のドレッシング和えも美味しいなあ、マヨネーズを垂らしてもいけそうです。

 中華料理でも湯葉が主役の料理はありませんが、湯葉で巻いて揚げる、蒸す、蒸し物の下に湯葉が敷かれている料理もあります。おしるこにペランと浮いた湯葉に初めて出会った時は驚きました。湯葉に限らずお豆腐の種類は日本より多い中華圏です。湯葉をせっせと食べながら長く暮らした香港を懐かしみました。

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ショウキスイセン 黄色い彼岸花

2021年09月18日 | 

小雨、23度、84%

 台風14号はおとなしく過ぎて行きました。雨風ともに心配していたほどではありませんでした。昼間に台風を迎えるのは不安が少ないと知ります。外の様子、道行く人、車の数、風の強さ、雨の量がはっきりと見て取れます。幾分雨は残っていますが、風はすでに治りました。台風が来るとなると庭の草木が心配です。一昨年はユーカリが45度傾ぎました。キュウリのツルがごちゃごちゃになったこともありました。

 一昨日開き始めた黄色い彼岸花、今年いただいて植えた球根から細い花茎を伸ばしていました。風で折れないかと思っていましたが、大きなマキの木が守ってくれたようです。雨風の中開きました。 蕾の時はレモンイエローでしたが、深いオレンジ色です。花全体が赤や白より大きく立派です。

 今庭には白とこの黄色い彼岸花が咲いています。彼岸花といえば、赤の彼岸花を思い浮かべます。田んぼのあぜ道や河原の土手に群れて咲く赤い彼岸花は秋の景色です。でも、狭い庭では白や黄色の彼岸花が似合うように思います。

 黄色い彼岸花は「ショウキスイセン」と別名を持っています。球根に子供がついて増えて行きます。3年目に入った白の彼岸花、今年初めての黄色い彼岸花、秋の庭の楽しみになりました。

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オースターライザー ブレンダー

2021年09月17日 | 身の回りのもの

曇、26度、78%

 日本は電化製品が優れていると思います。音も静か、細かい配慮があり、使う人に至れり尽くせりの感があります。台所の小さな家電はお値段も安くて驚きます。

 スムージーを作ったり、お肉をすり身にしたり、我が家では40数年、オースターライザーのブレンダーを使って来ました。アメリカの製品で電化製品の店頭では見かけることがない品物です。40年近く前のソニーの通販で求めました。息子の離乳食を作るためでした。 この小さなボトルに刃をつけて作りました。以来、ずっといい仕事をしてくれています。当時、そんなに安い買い物ではありませんでした。

 先日、イカのすり身を作りながらまじまじとこのブレンダーを見ました。40数年のうち半分以上の30年間は、香港で変圧器につなげて使いました。故障もせずいい仕事をしてくれます。私は色、デザインともに大好きです。今では世界中のものが取り寄せできます。性能を上げるために刃を4枚刃から6枚に換えました。あっという間に仕事をしてくれます。ブレンダーだけでもすり身は出来ますが、新しくフードプロセッサー用のアタッチメントも出ているので取り寄せました。 驚くことは40年昔の小さな台所家電の小さな部品がいまだに作られていることです。リニューアル、モデルチェンジの激しい日本の製品では考えられません。

 ブレンダー、フードプロセッサーに関して言えば海外の製品の方が優れていると思います。小型のもので海外製品でも1万を切る安さで売られています。しかもハンディーにスティック式のものが主流になって来ました。

 年齢を重ねてしかもこの4年の庭仕事で手の力が衰えました。ますます、このブレンダーにお世話になることが多くなります。変圧器を使う物が多い我が家の家電です。変圧器は傷みをもたらしますが、ミシンもブレンダーも海の上を往復しました。あと40年とは言いません、大事に使ってやろうと思います。

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彼岸花

2021年09月16日 | 

曇、23度、84%

 真っ赤な彼岸花が田んぼのあぜ道に咲く様子は、稲穂が垂れ始めた秋の光景です。4年前帰国して園芸店で「彼岸花」の球根を見たとき、庭に「彼岸花」を植える人がいることに驚きました。色も赤ばかりではありません。「リコリス」と西洋風の呼び名までついています。

 我が家の庭には2種類の「彼岸花」があります。白と黄色、どちらもいただいたものです。白は3年目、黄色は今年に入っていただいたので庭で咲くのは初めてです。朝晩の気温が低くなり始めると、花芽が出て来ます。日に日にその花芽が茎を伸ばしていました。毎朝、庭に下りるとこの「彼岸花」に直行します。白の方が早く咲きました。 昨年より2本増えています。田んぼの脇で咲いている「彼岸花」より花が大きいと感じます。雄しべがとても長い品種です。

 黄色はできるだけ日陰にと勧められていましたので、マキの木の大木の下に植えました。2本花芽が出ています。雨上がりの昨日、私より先にお客様が来ていました。 真っ赤な「赤とんぼ」です。私の気配にも動かず黄色の開きかけた花びらの停まっていました。薄い羽、真っ赤な胴体、「シオカラトンボ」より一回り小さな姿は美しい。佇んで眺めました。黄色の「彼岸花」が咲くのは今日でしょう。

 「彼岸花」は花期が長く楽しませてくれます。花が終わると緑濃い葉が出て来て、冬中その緑をたたえています。珍しい黄色の「彼岸花」来年は少しでも増えてくれるでしょう。明るくなったら、一番に見に行きます。友人たちからの贈り物で庭は賑わいます。

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木のおもちゃ ブリオ

2021年09月15日 | 身の回りのもの

雨、23度、84%

 大きな箱に木のおもちゃが入っています。雨降りで家でゆっくりしていたので箱を開けてみました。40年前の息子のおもちゃです。木のおもちゃは手に取ると温もりがあるように思います。色鮮やかな汽車と白木のレールのセットです。レールをつなげてみますが、どこか部品がなくなっているのかうまくつながりません。全部残していたつもりですが、いつの間にかなくなっていたようです。記憶ではレールを広げると畳半分ほどの広さになるはずです。汽車や貨車は磁石で連結されます。素朴なおもちゃです。

 「ブリオ」というスウェーデンのおもちゃ会社のものです。今では「イケア」でもそっくりなものが売られています。小さな子供が手に取るのに程よい大きさ、視覚に映る鮮やかな色は小さい子供のおもちゃの基本のように思います。

 孫が女の子だったので手元に残したままでした。息子はこの「ブリオ」で遊んだ時期が短かったように思います。頂き物の電池で走る「プラレール」に興味が移りました。今の子供たちのおもちゃは遥かに種類が増えています。子守代わりに使われる「スマホ」も幼児期からのおもちゃです。木のおもちゃはだんだん省みられなくなるのかもしれません。

 汽車や貨車だけを家に飾ってみました。 雨の日の家の隅っこに明るさがが戻って来ました。

 場所取りなレールは始末することにします。40年箱にしまってあった木のおもちゃが温かさを連れてこうして箱から出て来ました。

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秋バラのポプリ

2021年09月14日 | 

雨、23度、80%

 4月から5月、庭にはバラがたくさん咲きます。花の盛りがすぎる頃、香りの良いバラの花びらを乾燥させてポプリにします。乾燥させたバラの香りは咲いている時の香りとは違いますが、深い甘みを帯びた香りになります。市販されているポプリは色や香りをつけたものです。乾燥させただけのポプリの香りは長く香ります。ガラスの花瓶に蓄えて次の春まで部屋に置きます。

 この夏は異常に暑くそのあと長雨に見舞われました。湿度が高くなるとカビがつくことがあります。時折ポプリを覗きます。カビはないものの、高温のせいで色が褪せてしまいました。でも深い甘い香りに変わりはありません。

 秋風が立つと四季咲きのバラがポツポツと咲き始めます。あんなに暑い日が続いたのに今年の秋咲きのバラは数が多いように思います。花が開くとすぐに切って家の中を飾ります。秋バラは花が春より一回り小さく、香りも薄くなります。枯れる前に花びらを乾燥させてみました。乾燥させると不思議なことに甘い深い香りが春咲きのものと同じくらい強く香ります。一度にたくさん作れませんが、色の褪せた春バラのポプリと入れ替えることにしました。バラが彫られたガラスの花瓶は、丸く口がつぼまっています。この形がポプリの香りを花瓶の中にうまく蓄えてくれます。 花瓶に色が戻って来ました。色付けされたポプリとは違った儚いバラの色です。カサコソと音がします。

 1日に一つか二つずつしか作れませんが、来春まで庭のバラが部屋の片隅で香ります。

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「墨魚丸」 イカ団子

2021年09月13日 | 昨日のお昼ご飯

曇、25度、90%

 香港にいる主人が土日になると香港の街の様子を写真で送って来てくれます。海山の景色もあれば街の中の様子あります。行き来が出来なくなって、私が懐かしんでいると察してのことだと思います。一昨日、市場の様子が送られて来ました。30年間、ほぼ毎朝通った市場です。写真の一角に「凍肉屋」が見えます。「フローズンミート」を売る店です。そこに見えていたのが「墨魚丸」イカ団子です。そこで、「写っているイカ団子が食べたい」と返事すると、主人から戻って来たのは「作る」と一言。そこで昨日、イカを買って来て作ってみました。

 「墨魚丸」イカの身に豚の脂を混ぜて丸めたものです。屋台や麺屋さんで汁麺にのせたりチャーハンに使います。かまぼこのイカバージョンです。味を思い出しながら、フードプロフェッサーにイカとラードを入れてかき回しました。つるんとした「イカ団子」よりイカが少し口に当たるくらいが好きです。これを湯がけば出来上がり、「あら簡単だ。」イカの甘みとラードの旨味、弾けるような「イカ団子」になりました。熱々をパクパク。

 「墨魚丸」は広東料理にもみられますが、台湾の方がずっと美味しいと思っています。台湾からの冷凍物をいつも買いました。食感も匂いも味も香港で作られる「墨魚丸」とは一味違い、買うブランドも決まっていました。

 「墨魚丸」を作っているところを一度見たことがあります。主人と歩いた九龍の山の中、峠に麺屋さんがありました。その店の前で大きなプラスチックのタライを囲んで、女性が3、4人お風呂のプラスチックの椅子に座って手作業をしていました。タライの中は白いイカのすり身でした。大きな声で談笑しながら女性たちは手で丸めて「イカ団子」を作っていました。衛生的には首を傾げたくなるような代物です。30年近くも前の話です。通りすがりに見たその光景が「イカ団子」を作りながら思い出されました。

 私の「イカ団子」は味が今ひとつ薄く感じます。「もう少しもっちりしてもいいかしら?イカの種類も変えてみよう。」懐かしい台湾の「墨魚丸」に向けてしばらくは「イカ団子」作りに励みます。

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庭の草木を活ける

2021年09月12日 | 庭仕事

曇、24度、80%

 朝晩涼しくなりました。日中は30度近くなりますが、風が心地よい。春咲の花の種を撒くにはまだ早い気がします。庭仕事の一年の巡りが4年目にしてやっと掴めて来ました。庭の草木もこの涼しさで一息つけたのか花を咲かせるもの、枝を伸ばすもの秋の動きが見られます。朝の涼しいうちに庭の木や草の剪定をしました。

 裏庭の壁に這わせている「へデラ」小さなアイビーのツタが見事になりました。地面を這うほどに伸びると時折強くハサミを入れます。するとまたよく伸びてくれます。「へデラ」4種類を植えましたから葉の形も色も違い変化のある「へデラ」の塀に仕上がっています。バッサリと切り落とした「ヘデラ」のツタが雰囲気のある姿です。捨ててしまうには勿体無いので活けました。

 「ユーカリ」は下の小枝が密になり過ぎています。木質が柔いので小枝は手でも折ることが出来ます。木姿を良くするにはこうした小さな作業が欠かせません。枝を折るといい香りがします。香りばかりか常緑の葉の色形も好きです。 玄関に葉先だけを活けました。

 庭には3種類の「ツユクサ」があります。青い花の「ツユクサ」も葉が紫のピンクの花を咲かせる「ツユクサ」も毎年自分で芽を出します。繁殖力旺盛です。今切り戻しておくと春先の扱いが楽になります。花がついてるものは捨てるに忍びありません。 私の机に活けました。

 庭からの贈り物です。緑を活けるとその周りの空気感が変わります。今日は夏の庭の後片付けです。キュウリが弱って来ています。最後の1本を朝採りしたら、「ありがとう」と抜くつもりです。たくさん美味しいきゅうりを食べさせてもらいました。大型台風の風の影響が心配です。今のうちにバラの固定も済ませるつもりです。

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土鈴

2021年09月11日 | 身の回りのもの

雨、24度、80%

 母の遺品は身につける物は全部捨てました。好みが違います。家の調度品は手入れが行き届かず粗末に扱う人でしたので使える物で私が気に入った物を残しました。松本家具は三面鏡以外全部残しました。4年かけて匂いや染み付いた汚れがなくなりました。大きな壺類も残しましたが、食器や小物は欠けが多くこれもほとんど捨てました。

 残した数少ない小物の一つが「土鈴」です。「カズラ」の絵の描かれた高さが10センチほどの「土鈴」です。素焼きの鈴の中には素焼きの玉が入っているのか、素朴な音がします。遠くまで通るような音ではありません。 持ち手の部分が傾いでいる様子が雰囲気を作っています。秋になり飾り棚に出して来ました。

 母は「鈴」が好きな人でした。「鈴」とは言わず「ベル」と言っていました。戦後、学校の寄宿舎で朝晩の食事の知らせを「鈴」を持って知らせたのがよほど気に入っていたのか、「ディナーベル」とそれを呼んでいました。ガラスの「ディナーベル」が私が小さい頃にはありました。澄んだ高い音の出る「ディナーベル」でした。それを鳴らして母は夕飯の合図を送ります。然程大きくないこの家での話です。大きな声で「ごはんですよ」と言えばよさそうなものをと今思い出しては笑います。その「ディナーベル」を割ったのも母でした。

 そんなことを思い出して食器棚を見ると、私が求めたスペインの「土鈴」があります。 陶器です。母の「土鈴」に比べれば高い音がします。母の「土鈴」は閉じていますが、私の「ベル」はスカートの下から音が出て来ます。形こそ違いますが同じような物に目が行くところは母に似ています。

 母の「土鈴」は母の好みを現しています。いい物を持っていたのに手入れを怠った母でした。秋の匂いは逝ってしまった人のことを思い出させます。

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