チクチク テクテク 初めて日本に来たパグと30年ぶりに日本に帰ってきた私

大好きな刺繍と大好きなパグ
香港生活を30年で切り上げて、日本に戻りました。
モモさん初めての日本です。

洗濯物をたたむ

2022年05月21日 | 日々のこと

曇り、18度、78%

 この2年毎朝、双子の女の子のインスタを見ています。生まれた時からですから今2歳です。二卵生の女の子たち、随分と成長しました。先日は洗濯物をたたんでいる様子が見られました。そういえば私は小さい頃から洗濯物をたたむのが好きだったと思い出します。

 母は洗濯はします。取り込みますが、そのままカゴやベットの上に置いたまま放ってありました。小さな私はお日様の匂いのする洗濯物を見よう見まねでたたみます。そんなのところへ母がやって来て、「こういう風にたたむのよ。」とピシッとたたんで見せます。私がたたんだものは、ゆるく丸っぽい。いつか母のたたむようになりたいと思います。「きっと大人になって、手が大きくなれば上手くたためる。」と思いました。母から「ありがとう」と言われたことはありません。

 母が老人施設に入所した後のことです。訪ねると部屋にはたたみかけの洗濯物がありました。職員の方が別の応対に出て行ったのでしょう。眠っている母の横で洗濯物をたたみました。目を覚ました母は畳まれたものを見て、「先日来たこうへいより、あなたのたたみ方は下手だわね。」と言います。息子も訪ねて来てバスタオルなどをたたんで帰ったようです。

 この日の母の言葉が洗濯物をたたむ度に思い出されます。「ありがとう」などとは言いません。大人の大きな手になった私です。主婦になって40数年、毎日洗濯物をたたんでいます。「まだ上手くならないのかなあ?」ピシッと伸びた洗濯物、角がきちんと合わさった洗濯物、そんな洗濯物は爽やかです。

 きっと最後に洗濯物をたたむ時まで、母の言葉を思い出しながらたたむことでしょう。洗濯物をたたむのは大好きな家事の一つです。

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セダム(多肉植物)の花

2022年05月20日 | 

曇、19度、68%

 5月に入ると、朝起きて庭に降りると必ず新しい発見があります。「花が咲いた」「毛虫が出てきた」「知らない蝶が飛んでいる」毎日のそんな変化は心の糧です。

 庭の片隅に寄せ植えで余った「セダム」多肉植物を地植えにしています。小粒の肉厚の植物はこの3年で50センチ四方ぐらいに増えました。一年中、黄緑のハンカチが落ちているように見えます。その黄緑のハンカチが昨日は黄色のハンカチに変わっていました。この時期「セダム」のうち数種類は花を咲かせます。上から見下ろすと、星型のような1ミリ程度の花が一面です。 「かわいい花姿ね!」とレンズを花に近付けました。レンズを覗いた私は、「きれい!」と感激しました。小さな花の精巧な作り、黄色ばかりと思っていたら小さな赤い点がポツポツ。こんな小さな花ですが、見事な作りをしています。

 「セダム」なんてカタカナの名前がついていますが、元を正せば道端の「ベンケイソウ」の一種です。サボテンと掛け合わせた品種も作られていると聞きます。そういえば道端の「ベンケイソウ」も黄色い花をつけています。早速表の道に出て見ると、 丸みを帯びた同じような花が咲いています。やや大きめ、赤いポツポツは辛うじて確認できます。「セダム」ほどではないけれどかわいい花です。この「ベンケイソウ」道に面した庭にあちこち生えています。この花が終わり急に徒長すると私は全部引っこ抜きます。それでも2月の終わり頃から毎年顔を出してくれます。この強さが「雑草」と言われる所以です。

 カメラ片手に道の横、庭の隅に座って花を見つめます。花の季節は一日が過ぎるのが早いこと。

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紫の花

2022年05月19日 | 

晴、16度、54%

 紫色の花が好きです。春の花色ではないかもしれません。裏庭はバラのピンクや赤、オレンジ色でいっぱいでした。白の花も白の色合いで様々です。どの色の花も好きですが、我が家の庭には紫の花が少ないので、特に紫を求める気持ちが強いのかもしれません。

 5年前帰国して驚いたことの一つが園芸品種の花が数多く作られていたことでした。「クレマチス」などその最たるもの、昔の「鉄線」と呼んでいた時代より色も花の形も多種多様です。今丁度、庭には「クレマチス」が咲き始めています。

 大ぶりなこちら、 こんなに大きな「クレマチス」より小ぶりが好もしいと思います。 この色の深さ、大きさ、いいですねえ。よくよく見れば、黒に近い紫です。 紫も和の紫、洋風な紫を感じさせる花色があります。

  「パッションフラワー」も数種咲いていますが、花の中央が紫のものがコントラストの強さから華やかに見えます。

 例年数少ない「オキナグサ」 ポツンと一本、産毛を脱いで花が咲いています。小さな花ですが緑の中に一際冴えます。しばらくすると、白髪の老人に変身します。

  「ゲイソリーナ」は多色ありますが、紫だけを植えました。

 少し前は「コスモス」の紫色も他の色に混じって咲いていました。「菖蒲」「かきつばた」の紫は日本の紫を感じます。

 紫の花は庭に陰影を与えてくれます。黄色い花とは対照的、花色の妙を考えながら庭の配色を思案します。

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初夏のピクルス

2022年05月18日 | 日々のこと

晴、14度、66%

 野菜の顔も春から夏に代わり始めました。新玉ねぎが出始める今頃、毎年「ピクルス」を作ります。玉ねぎのチッビっこ「ペコロス」があれば一番いいのですが、デパートまで行かないとありません。小粒の新玉ねぎを使うことにしました。一年中あるきゅうりだって、今から夏のものは美味しさが格別です。

 

 冷蔵庫にある「トマト」「パプリカ」も加えます。庭からディルの葉とローリエの葉を採って来て、「八角」も加えてピクルス液を作ります。「ホワイトワインビネガー」のすっきりした味が好きですが、日本の「米酢」旨味を今年は取りました。「グレープジュース」のみで甘みを加えていましたが今年は「甜菜糖」に変えました。手に入りやすい調味料に移行中です。

 「ピクルス」は保存食ですが、この「ピクルス」はひと月を目安に食べてしまいます。3日もすれば味が乗ってきます。保存食の保管は納戸と決めていますのに、こればかりは冷蔵庫の目につくところに置いてあります。この瓶詰めの姿が大好きです。冷蔵庫を開け目に触れる度、元気をくれます。食べ上げた後は、ゆで卵などを再度漬けます。夏にかけて幾度か作る「初夏のピクルス」です。

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小薔薇の開花

2022年05月17日 | 

曇、16度、66%

 4月も末に入ると、庭の薔薇が咲き始めます。裏庭が華やかになる季節です。黄色い「モッコウバラ」に始まり、大輪の薔薇へと開花が進みます。全部で9種類10本のバラがあります。大咲の薔薇はアーチを飾り、真っ赤な薔薇と白いの薔薇がアーチに続くフェンスを飾ります。先日の雨で大咲の薔薇たちは花びらを落としました。残ったものはうす汚く変色しています。雨の後、そうした薔薇は全て切り落としました。 一季咲きの赤い薔薇は、まだ咲き続けています。最後に蕾を開いたのは、庭を仕切るパーティションの上のピンクの小薔薇です。

  雨で随分と蕾が落ちました。 咲き始めて4日目、気温が上がって5割ほどの蕾が開きました。この薔薇は友人からの贈り物です。彼女が新幹線で我が家まで運んでくれました。彼女が自分で挿し木して作った苗です。パーティションの上を優に2メートルは蔓を伸ばしています。 今年はピンクに混じって、白い花が咲きました。花は気紛れに色を変えることがあります。白と言っても真っ白ではなく縁は薄ピンクです。

 この花が終わる頃には赤いバラもすっかり姿を消します。あとは四季咲きの薔薇が時々花を咲かせます。

 薔薇の季節は毎日気持ちが高ぶります。2月の冬枯れの庭から僅か3ヶ月、冬の薔薇を見ていると「今年も咲いてくれるのかしら?」と不安でした。

 暖かだった昨晩は夜も庭に降りました。 薔薇の季節ももうすぐ終わります。

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マーガレットの刈り込み

2022年05月16日 | 

曇、15度、80%

 5年前の4月のことです。朝の走るルートが決まり始めた頃、大濠公園近くの家の前にこんもりと薄ピンクの花がたくさん咲いていました。匂いはありませんがその花の量が圧倒的に多く、どうしたらあんなに花が咲かせられるのかと不思議に思いました。花の名前もわかりません。いつものように「我が家にもあの花が欲しい」と思いました。毎朝この花の前を通り、真夏まで咲き続けるこの花を見ていました。

 翌年の春、園芸店で見つけた花苗、紛れもなくあのこんもりした花です。「マーガレット」でした。さてどこに植えようか?表の道に面した庭には古くからの紅葉が一本残してあります。その古木の足元が寂しく、寄せ植えの花を季節ごとに置きました。寄せ植えも大きなものを2つ3つ作ると苗代だけでかなりの金額です。そこで、この宿根の「マーガレット」を植えました。翌年、思ったより繁殖力が強く「紅葉」の足元をささやかに飾りました。昨年、大きく成長しました。「紅葉」の根本にはあと2種類花を植えていますが、「マーガレット」はその3分の2を占め、花周りは1メートルを越しました。見応えのある表の庭を作ってくれたのはこの「マーガレット」です。

 この春はさらに大きくなり日に日に花を咲かせます。自分の重みで細い枝は地面を這うように伸びました。外回りは2メートル、道ゆく人は立ち止まり、花を見ていかれます。先日雨が3日も降り続きました。「マーガレット」の茎はペシャンと地面につき花も見苦しくなりました。いよいよ、ハサミを入れる時期です。刈り込むことでまた夏まで花を咲かせることはわかっていても、立派に育った「マーガレット」をぐっと小さくするには勇気がいりました。 約半分の大きさまで刈り込みました。地面についていたところはすべてカット、これで株元の蒸れを防ぐことができます。 刈り取った「マーガレット」は私が両腕でも抱えきれない量になりました。見栄えは悪くなりましたが「マーガレット」のためです。この刈り取った花を選定して花瓶に挿しました。大きな「マーガレット」のブーケ、ドイツの古いガラスの花瓶が受け止めてくれました。華やかです。部屋に明かりが灯ったみたい。

 毎朝通る例のお家の前の「マーガレット」は今年も大きく咲きました。雨上がり走りに行くと、この家の「マーガレット」も刈り込まれていました。

 夏が終わり花が少なくなると、今一度刈り込みをします。来春、今年よりも大きくと願います。

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大山蓮華

2022年05月15日 | 

曇、15度、70%

 妖精のような花姿をした「大山蓮華」を知ったのは「白洲正子」の本の中でした。そのすぐ後、花人「川瀬敏郎」が活けた「大山蓮華」を見てあまりの綺麗さに心に残りました。「オオヤマレンゲ」は木に咲く花です。花がスイレンに似ているので「蓮華」と名付けられたのだとか。別名「天女の花」とも言われるそうです。

 「大山蓮華」を実際に見たことがないときっとこのブログに書いたのでしょう。新潟の友人が自宅の庭に咲く「大山蓮華」の蕾を10数個送ってくださったのは昨年の五月のことでした。まるで白玉団子のようなその蕾、早速家中に活けましたが、長旅の疲れからか水揚げがうまくできずに、一つとして開かせることが出来ませんでした。友人にも花にも「申し訳ない」という気持ちでいっぱいでした。

 今年の寒さが緩んだ三月初旬、地元の園芸農家の「植木市」に行きました。苗木や花苗は地元のものを買うことにしています。同じ気候で芽生え育ったものならば失敗も少ないと思うからです。「植木市」は大きな松や桜まで扱っています。その中一本の裸のまだ50センチほどの苗木に「大山蓮華」と書かれた札がついていました。写真はまさに「大山蓮華」です。売主のおじさんに福岡の平地でも育つかどうか尋ねました。寒い山にしか咲かない花だと思い込んでいます。九州でも山に行けば見られること、手間がかからないことなどを聞き、1本買い求めました。「今年は咲くかな?」「いや来年だね。」とおじさん。帰ってすぐに、座敷に面した庭の大きなマキの木の東側に植えました。

 植えてすぐに新芽が吹きました。葉の形まで優しい曲線を描いています。四月半ば、葉の先にやや丸いものが顔を出しました。「花芽かしら?」期待で胸がドキドキします。一日数回「花芽」を見に行きました。 銀杏の薄皮の様なものに包まれていた花芽が白い姿を現したのは十日ほど前、徐々に丸く膨らみ、一昨日花先を綻ばせました。昨日の朝は  まだ開いていませんでしたが、昼過ぎ花弁を開きました。花姿、雄しべの赤い色との対比、花弁の色は純白、「白雪姫」みたいとつぶやきました。

 4つ付いた花芽のうち3つが咲きました。昨日幾度この花の元に行ったことか。見飽きることがありません。4日ほどの命だそうです。まだ幼い木です。よく咲かせてくれたと思います。この4つの花は切らずに置きましょう。木が成長して花がたくさん咲くいたら切り花にします。

 昨晩、新潟の友人に開花を知らせました。「嬉しい花便りをありがとう。」と返事が返ってきました。

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ブルートゥース スピーカー

2022年05月14日 | 身の回りのもの

雨、16度、90%

 よく雨が降ります。家の中で過ごします。雨は嫌いではありません。雨の音を聞き、庭の木々の葉が雨滴を流すのを見ていると心が静まります。「いい時間だなあ」と思います。でも、だんだんと家の中の空気の匂いが湿っぽく、古い家の匂いが顔を出してくると、パーッとした明るさを求めます。そんな時、音量を上げて「ボサノバ」を聞きます。

 端末の音楽をブルートゥースを使ってスピーカーに繋ぎます。針を落としてレコードを聞いていた時代、カセットテープをリールに入れていた時代、ディスクを再生していた時代、あまりのその移り変わりの早さに驚きます。でも便利です。

 座敷にある「ヤマハ」のスピーカーは冬は座敷が寒いのであまり使いません。我が家では一番大きなスピーカーです。 部屋の天井も高いのでこの「ヤマハ」のスピーカーはいい音を出してくれます。明かりもつきます。音量が十分なのでこの1台で家中に音が流れます。なのに、ディスクが使えるスピーカーを居間に置いています。ラジオもついています。「Tivoli」のものです。音はそこそこ、ディスク再生が出来るのが取り柄です。ラジオは停電時には使えません。 そしてもう一つ、野外用のスピーカー、 「BOSE」のものです。野外用、持ち運びもできますが、私は庭仕事の時にこのスピーカーを使います。単調仕事の時には音楽を聴きながらは手が進みます。

 こうしてスピーカーを並べてみると、よく音楽を聴いている自分を見つけました。いつも「ボサノバ」です。

 雨の一日、「ヤマハ」のスピーカーに明かりを灯して心地よく流れる「ボサノバ」を聴きながら、ぼーっとしたり、古い本を引っ張り出してページをめくる時間は心地よく過ぎます。今日からお天気回復と言っていたのに、まだ雨です。

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「RUNNER」 リジー・ホーカー

2022年05月13日 | 

曇、20度、90% 

 「ウルトラトレイルマラソン」をご存知ですか?高い山、100キロそれ以上の距離を走り抜く競技があります。中でも「モンブラン」は過酷な地理条件を備えたトレイル、そこで5回優勝した女性がイギリス人「リジー・ホーカー」です。

 「リジー」のことは全く知りませんでしたが、日本語訳の彼女の本「人生と走る」という本で知りました。本の表紙の山間を走る女性の姿に目が釘付けになりました。美しい自然の中をまる飛ぶように綺麗なフォームで走っている「リジー」です。普通のマラソンでさえ忍耐と体力が必要なマラソンを空気の希薄な高山で昼夜をおかず走る、凄いことです。英語版を取り寄せました。

 モンブランの競技に参加した時彼女は20代後半、現在46歳、未だ現役です。この「RUNNER」はその彼女の競技記録、そして重なる「疲労性骨折」から自分と「走る」意味について問い質した本です。彼女は「海洋学」の研究員という肩書きを持ち極地の調査にも出かけている経歴の持ち主です。

 小さい頃から「走る」ことが好き、自然の中に身を置くのが好き、一人でいることに違和感を持たずに生きて来た「ランナー」の内面的な葛藤、心のバランスを保つ様を書き切っていると思います。彼女の読書歴から引用される様々なフレーズ、科学者でありながら、書く物は文学的な香りを放っています。

 モンブランばかりかネパールの奥地、様々なシーンでの自然を見る目、感じる心、そして「走る」といことが彼女に意味することを問い続けています。「骨折」で自分の体と心を見つめ直す、その過程があからさまに書かれていることに強く惹かれました。

 私は短い距離ですが、25年ほぼ毎朝走りに出かけます。季節季節の空気の匂い、明けやらぬ空の星や月、目にする物、体で感じるもの、そして足の裏では地球を踏みしめます。おそらくその全てが好きで私は「走り」続けています。競技に出るためではありません。走り始めたのは40歳です。香港で20年、福岡で5年、走るのは舗装された道、都会の中を走ります。香港では「太平山」の中腹を走りましたので福岡より自然の中を走りました。一緒に走った「ヤマアラシ」、蛇の出没など日常でした。

 「走る者」のが胸に感じる思いが「リジー」の文章で言葉となって戻って来ます。改めて25年走ってきたことに喜びを感じます。事故、怪我、故障がなかったのは私の幸いです。65歳になった今、改めて体の故障、事故がない走りを強く意識しました。「走らない人」にもこの本は一人の人間の内面を探るものとして読み応えがあると思います。表紙の走る「リジー」の姿、美しい、どんな思い、何を五感が感じているのだろ?この本を手に取る度に何か重いものを手渡されたように思います。

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キャラメルケーキ

2022年05月12日 | おやつ

雨、20度、90%

 「キャラメル」の香りは懐かしいような、ほっとする香りです。甘いだけでなくビターな味が口の中に広がる時、どんな人でもにっこりしています。「プリン」の「キャラメル」はどなたが思いついたのか?カスタードの卵とミルクの優しさにいい塩梅にアクセントをつけてくれています。こげ茶と卵色のコントラストもいい。

 「キャラメルソース」は砂糖と水を焦がすだけで簡単に作れます。砂糖水がこげ茶に変わり、ブツブツと泡を吹き出すのを見るのも楽しい作業です。「キャラメルソース」を使っておやつを焼きました。最近使っていない「ブリオッシュ型」を使いました。 「キャラメルソース」はいつも瓶に入れて冷蔵庫の片隅にあります。溶かしバターを使って「マフィン」のような「マドレーヌ」のようなケーキを焼きました。 ぷくっとおへそが出来ました。「マドレーヌ」みたい。焼いている間も「キャラメル」が香ります。バターを多めに使いました。「キャラメル」の色に染まっています。

 「キャラメルソース」はお菓子にはよく使います。中華のお菓子で「マラーコー」という蒸菓子があります。「マレイ人」と名前を持つこの蒸菓子は「マレイ人」のように肌が黒くなくてはいけません。そこで「キャラメルソース」を色付けに使います。日本なら「黒砂糖」を使うところです。「ビーフシチュー」「タンシチュー」の最後にたらりと垂らします。「カラメルソース」は「ビーフシチュー」に艶と深いブラウン色、味にコクを添えてくれます。便利な「キャラメルソース」です。

 こういうおやつケーキは日が経つごとに美味しくなります。全体がしっとり、隅々までバターが回って味に深みが出て来ます。でも待てずに、 焼きたてを食べました。今日も「キャラメルケーキ」です。昨日より間違いなく美味しいはずです。

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