晴、30度、78%
昨日は主人の67歳の誕生日でした。主人の誕生日に家族全員が揃うのは初めてです。主人の帰国予定、孫娘一家の福岡に来る予定が決まった時、電話で孫娘に言いました。「8月5日はジャジャの誕生日だから、一緒にケーキを焼かない?」「わ〜!チョコレートケーキがいい。」と孫娘。小学4年生の孫娘が一人でも作れるようなチョコレートケーキ、材料を次々に足していくだけの「チョコレートスフレケーキ」にしようと決めました。
誕生日前日、いい具合に主人が外出しました。帰宅時刻は不明です。「さあ、急いで作ろう!」チョコレートは3種類、板状を潰す作業から始めます。肉叩きを片手に紙袋に入ったチョコレートを叩きます。いいストレス発散です。このチョコレートを湯煎で溶かすのですが、最近の私は電子レンジでチン。それを根気よく艶が出るまで練ります。 艶が出始めると、粉を加えて、次はメレンゲを作ります。 チョコレートの生地とメレンゲを合わせて、オーブンで湯煎しながら焼きます。1時間焼くので、主人が帰宅しないかと心配で、孫娘は幾度も台所の窓から外を伺っていました。
大丈夫、まだ主人は帰ってきません。さて明日までどこにケーキを隠そうか?孫娘と私は考えます。夏ですのでの飲み物を取りに台所の出入りが多くなります。熱の取れたケーキをフォイルに包んで冷蔵庫の上に置きました。
当日、デコレーションをゆっくりできる時間がありません。簡単に粉砂糖で「狩人」のシルエットを作る予定です。午前中、主人の実家のお墓詣りでした。主人は帰宅途中、「お昼はお外にしよう。」と幾度も言いますが、「おうちにしよう。」と私。まだ飾り付けが終わっていません。
友人から「みなさんでどうぞ。」といただいたおうどんを湯がきながら孫娘は初めての粉砂糖デコレーションを不器用にしました。おうどんを食卓に運んで、最後に孫娘がケーキを主人に差し出しました。「お誕生日おめでとう!」
食後に切り分けて食べました。柔らかで、チョコレートの香りが豊かなスフレケーキです。
孫娘のケーキ作りは今回が初めてでした。チョコレートを叩いて細かくしている最中、二人で幾度もチョコレートをつまみ食い、レシピ以上のチョコレートを使いました。みんな満足ですが、息子が一言「僕、まだ誕生日ケーキを作ってもらっていない。」ご不満な様子です。
ケーキ作りは一つ一つの過程の積み重ね、幾度か同じケーキを作るうちにそのコツがつかめると思います。お菓子作りの楽しさを知って欲しい、そして食べる人の笑顔が一番の嬉しさにつながります。