ブリヂストン美術館で開催されているカイユボット展を観てきた。都市の印象派、日本初の回顧展というサブタイトルも付いている。ぼくがカイユボットを知ったのが昨年、パリのオルセー美術館で、彼の”床に鉋をかける人々”を観たとき。そのとき、ガイドさんから、この人は、お金持ちの人で、自分で絵を描くだけではなく、自分と同年輩の、当時は、貧乏な印象派の画家たちの絵を買ってあげたり、アパートの賃貸料を払ってあげたりの支援をしたえらい人だと聞いた。だから、このカイユボット展は見逃せないと思っていた。
はじめに、その”床に鉋をかける人々”。今回、来日はしていないけど、ぼくのきっかけの絵なので参考までに。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/72/ab/5e7fa795a5589c25c24d7f9c3b8396c7.jpg)
この絵のことだと思うけど、”床削り”と共に、第2回目の印象派展に初出品したのが”ピアノを弾く若い男”。両作品が画家デビューの作といっていいという解説があった。ブリヂストン美術館が最近購入した。その頃のピアノも展示室内に置いてあり、雰囲気を出していた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2e/e1/d29ed2ef46bd79e1da9044b52dd0416c.jpg)
どういう顔をした人かというと、自画像は5点ほどあるそうだが、そのうち3点が展示されている。20歳代のものから40代のものまで。167センチくらいの身長で、なかなかハンサムだったようだ。これはちょっと老いがはじまった40代の頃。45歳で亡くなっているから、もう晩年。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4f/50/b173df6a1688217a7aa61888831d9812.jpg)
パリ八区に住んで、パリの都市風景をよく描いた。”ヨーロッパ橋”では、当時は珍しい鉄製の橋を中心に行き交う人々を、ブルジョア、労働者階級をそれぞれ描き入れている。他の絵でもそう。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2f/79/9ac8189001010224d65253784f82cc4f.jpg)
街角の何気ない風景にも目を向ける。人々はやはり、それぞれの階級が登場。”建物のペンキ塗り”、第3回印象派展出品。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0f/bb/b8fd044ef79b91dc51c6879cc7b37c03.jpg)
”パリの通り雨”シカゴの作品の習作とのこと。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/10/e6/f7e419917074733e7e4a0a86c3b9e045.jpg)
そして、別荘のあったイエール川での風景。ベリソワール(一人乗りの平底のカヌー)で遊ぶ人々。12才の頃から夏休みを過ごした特別な地。舟の設計まで手がけたそうだ。5点ほどのボート作品がある。
イエール川のベリソワール(ワシントン・ナショナルギャラリー)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/35/a0/6ded95b58a2b45b24fea13fa66ddbbb9.jpg)
シルクハットをかぶったボート漕ぎ
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/07/f0/99cbc6c21f5e48e9e676c668c2cba829.jpg)
酉年にとって、衝撃の静物画も。
あのシャルダンのような。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/60/aa/b67f773e571b472dcb8af0b9abff3d19.jpg)
ちょうど、学芸員さんによるスライドトークもあり、楽しく観ることができた。カイユボットフアンになった日だった。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/40/58/6dcf01a54cb1b494cbf1a615abc56fa7.jpg)
はじめに、その”床に鉋をかける人々”。今回、来日はしていないけど、ぼくのきっかけの絵なので参考までに。
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この絵のことだと思うけど、”床削り”と共に、第2回目の印象派展に初出品したのが”ピアノを弾く若い男”。両作品が画家デビューの作といっていいという解説があった。ブリヂストン美術館が最近購入した。その頃のピアノも展示室内に置いてあり、雰囲気を出していた。
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どういう顔をした人かというと、自画像は5点ほどあるそうだが、そのうち3点が展示されている。20歳代のものから40代のものまで。167センチくらいの身長で、なかなかハンサムだったようだ。これはちょっと老いがはじまった40代の頃。45歳で亡くなっているから、もう晩年。
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パリ八区に住んで、パリの都市風景をよく描いた。”ヨーロッパ橋”では、当時は珍しい鉄製の橋を中心に行き交う人々を、ブルジョア、労働者階級をそれぞれ描き入れている。他の絵でもそう。
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街角の何気ない風景にも目を向ける。人々はやはり、それぞれの階級が登場。”建物のペンキ塗り”、第3回印象派展出品。
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”パリの通り雨”シカゴの作品の習作とのこと。
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そして、別荘のあったイエール川での風景。ベリソワール(一人乗りの平底のカヌー)で遊ぶ人々。12才の頃から夏休みを過ごした特別な地。舟の設計まで手がけたそうだ。5点ほどのボート作品がある。
イエール川のベリソワール(ワシントン・ナショナルギャラリー)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/35/a0/6ded95b58a2b45b24fea13fa66ddbbb9.jpg)
シルクハットをかぶったボート漕ぎ
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/07/f0/99cbc6c21f5e48e9e676c668c2cba829.jpg)
酉年にとって、衝撃の静物画も。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/face_sup.gif)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/60/aa/b67f773e571b472dcb8af0b9abff3d19.jpg)
ちょうど、学芸員さんによるスライドトークもあり、楽しく観ることができた。カイユボットフアンになった日だった。
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