おはようございます。
大船駅を起点に東海道線の東西に浮世絵美術館があり、重宝している。西には藤沢浮世絵館、東には川崎浮世絵ギャラリー。展示替えがあると、ほぼ毎回、訪ねている。先日は川崎で”新春浮世絵展”を見てきた。
テーマの通り、新春のおめでたい浮世絵が並ぶ。干支である丑をモチーフとした浮世絵(一部肉筆画)が多く、また、七福神や吉夢をあらわした作品、江戸のお正月には欠かせない各種の双六も展示されている。藤沢では写真撮影が可能で、また、サイトにはたくさんの画像と説明があるので、帰宅してからも楽しめるし、ブログ記事を書くときに助かるが、川崎では撮影禁止でサイトにもほとんど画像も載せていない。それがちょっと不満。で、ちらしの絵や、以前、どこかで撮った写真などを取り入れ、簡単に記録しておこう。
はじめに、江戸の雪景色が描かれた浮世絵が並ぶ。春信の雪だるまと花魁と禿の絵や広重の東都名所/洲崎雪之初日。
そして、めでたきもの、祈り、富士、七福神、獅子舞、春駒などの小テーマであまり見たことのない浮世絵がつづく。そして、今年の干支、牛を描いたもの。ちらしには牛の絵が多いので、全体のバランスを欠くがしょうがない。
英泉の黒牛をまたぐ関取
魚屋北渓 大原女
広重 富士三十六景 伊勢二見ヶ浦
窪俊満 鶴岡八幡宮造営
歌麿 山姥と金太郎 年始
三代豊国 十二支の内 丑
二つのシリーズものがすべて見られたのも良かった。
三代歌川豊国 俳諧七福神シリーズ
そして、三代歌川豊国の春遊娘七草シリーズ。そのひとつがちらしを飾っている。
広重の双六絵と袋をもつ子供。お正月らしい情景。
とても楽しい展覧会でした。前回は小林清親展だったが、そういえば、うっかりブログ記事にはしてしなかった。やはり、なんでも、すぐ書かないと。
それでは、みなさん、今日も一日、お元気で!