春の雨の中、散歩に出た。砂押川沿いの玉縄桜が咲きはじめているが、雨に打たれている花がことのほか、うつくしくみえた。ふと、井上ひろしの”雨に咲く花”を思い出した。
♪別れた人を 想えば悲し
呼んでみたとて 遠い空
雨に打たれて 泣いている
花が私の 恋かしら
そうだ、今日の散歩のテーマは”雨に咲く花”でいこう、と張り切って、一歩を踏み出したとたん、雨に咲かない花に出くわした。カンヒザクラだ。蕾は大きくなっているが、まだひとつも開いていなかった。
・・・・・
雨に打たれて泣いているような風情のある花は、やっぱり椿。おんめさま(大巧寺)の椿を観に行った。あんこ椿は恋の花。
♪惚れちゃならない 都の人に
よせる思いが 灯ともえて
アンコ椿は アンコ椿は
ああ すすり泣き
ひじりめん
羽衣
♪長い黒髪 プッツリ切って
かえるカモメに たくしたや
アンコつぼみは アンコつぼみは
ああ 恋の花
白菊は蕾ばかりだった
・・・・・
♪しとしとぴっちゃん しとぴっちゃん しとぴっちゃん 悲しく冷たい 雨すだれ 幼い心を 凍てつ かせ帰らぬ父(ちゃん)を 待っている
♪アカシヤ(ミモザ)の雨に打たれて このまま死んでしまいたい
歌謡曲巡りできたが、だんだん暗くなってきた。最後は幸せマークで終わらせねば。
♪雨が小粒の真珠なら
♪恋はピンクの 雪月花 (本当の歌詞はバラの花だけど) 歌麿の雪月花発見を祝して。おんめさまの氷室雪月花、特別出演。
追加
世紀の大発見 歌麿の雪月花のうち”深川の雪” (NHK歴史秘話ヒストリアより)
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