まろねふの廊下からの呟き

中年オヂさんの呟き転じて、人生備忘録となる…

ラストラン…?

2006年06月25日 | ひろでん
被爆電車である、653号と654号のラストランということで、今日は雨が降る中、多くの報道関係者や“鉄”な方々で、賑わっておりました。
特に、保存が決まった654号に注目が集まり、日中は3号線限定で運行されました。一方の653号は映画のロケで活躍したようで、本日の営業運行はありませんでした。


いつもと変らぬ朝を迎えた654号


こうやって出庫表に組み込まれるのも最後…


4本並ぶのも見納め…


今日は勤務だったので、最後の活躍は記録できませんでしたが、休憩時間に辛うじて、ポケデジで撮影できました。
今日は営業車の654号には乗れませんでしたが、昨日の夕方に3号線で最後の営業運転を行いました。珍しく、なんら苦労も無く運転出来て、遅れる事無く乗務で来ました。最後の最後で、とんでもない目にあうかと思いましたが、ちょっと拍子抜け…(笑)


慌てて構えたら『パンタが切れた…』


今日は16:30に勤務が終了したのですが、この後に654号の江波回送、本当のラストランを担当する事になりました。昨日、たまたま募集が出ているのを見かけ、速攻でハンコをつきました(笑)
で、待機中に653号をゆっくりと撮影する事が出来ました。


ちょっと“ダルマ”が邪魔だった。


一足お先に帰らぬ旅に…


そうこうしている内に、654号が営業から帰ってくると民放テレビ局の取材が始まり、あれやこれやの注文が。運行も雨のために予定より20分遅れて、結局江波車庫に出発したのが40分近く遅れてしまいました。
沿線で、最後の姿を撮影しようと思っておられた方、ごめんなさい。


テレビ局の皆さん、雨の降る中ご苦労様でした。


さて、取材も全て終わり、江波へ最後の旅路、本当のラストランに慣れたハンドル捌きで出発。私は1年数ヶ月ぶりの江波線の運転で緊張しましたが、大いなる野望であった、『ドナドナ』を歌いながら運転しようと思ったら、歌詞が思いだせんかった…野望はもろくも崩れ去った(笑)

普段あれだけ『ボロ』だの『駆けらん』だの文句ばっかり言っていましたが、実際に本当に最後となると何だか寂しいものです。
雨の中のラストランでしたが、無事に終わって何よりでした。これで、あの超満員でヒーヒー言いながら走ることも無いでしょう。

651・652 『ちょっと待ったぁ! アンタ、まだワシらが残っとるんで!』
あ、忘れとった。