まろねふの廊下からの呟き

中年オヂさんの呟き転じて、人生備忘録となる…

トップガードで…1

2006年11月16日 | 工作室から
先日、久々に立ち寄った『工房ひろ』様のHPを覗いてみると、非常に興味をそそられる品物がありました。早速、商品を送って頂いたので使ってみました。
“一部加筆修正しました”



これが今回使ってみた黒染めスプレー塗料『トビカ トップガード』です。
このスプレー塗料は、下地塗装が不要でそのまま吹き付けられ、吹きつけ後、約24時間で完全乾燥し、また塗膜の喰い付きが強いのが特徴で、床下等に使用した場合、仕上げ塗装が不要になる利点があります。また下地塗装も兼ねるので、更に仕上げ塗装する事も出来ます。詳しい製品紹介は『工房ひろ』様のHPをご覧下さい。

さて、誰もが新しい商品を使ってみるのは、二の足を踏むと思います。そこで、当工場で塗装待ちであった車両を用いて、トップガードど従来の『マッハ製シールプライーマー』との塗装の比較を行ってみました。
比較を行う場合、同じ車両で同じ条件である事が好ましいので、2両が塗装待ちであった“マニ50”で比較をしてみる事にしました。



塗装前の状態で、車体洗浄を終え乾燥中の姿です。今回はついでという事で、オユ11も一緒に塗装します。これは従来通りの塗装方です。
まずは、トイレマジックリンで車体を磨き上げ、一旦すすいだ後に中性洗剤で完全脱脂を行います。これ以降、皮脂が付く事を避ける為に作業には使い捨てのゴム手袋を用います。
台車は、プラ製品を使いますので、仕上げ塗装前に洗浄し準備します。



まずは、通常の手順で車内から塗装し、乾燥後に車外を塗装します。夜になって撮影した為、判り辛いのですが、左側がトップガードを使用、右側がシールプライマーを吹き付けています。シールプライマーは厚塗りの必要がなく、車体の光沢が消える程度(一吹きか二吹き程度)で充分な効果を得られます。今回は少し厚塗りになってしまい、車体が黄色掛かってしまいました。



さて、今までと勝手が違い、荷物ドアの凹み部分に塗料が回らず厚塗りとなってしまい、車体の裾の部分に塗料の“だま”が出来てしまいました。また、全体的に塗膜が『ゆず肌』状になってしまいました。説明では、軽くペーパーヤスリをかけると、金属部分に喰いついた分以外は簡単に落とせるとのことです。
さて、写真を見ても判りますように、少々厚塗りとなっても、モールドが消える事が殆どありません。票差しもくっきりと見えます。



床下機器取付板の様子です。最近は手抜きをしていますので、機器の裏側を塞ぎません。まぁ、走ると見えない論理なんですが…横着しています(笑)
シールプラーマーの場合、使用するエアーブラシの圧力(4㎏)でも機器の裏側等に塗料が回り難く、どうしても厚塗りとなってしまいます。私はプラ塗料を主に使うので、ここで硬化速度の違いによるひび割れをよく起こします。ですから下地塗装から本塗装まで1週間あけるのです。下地の塗膜も1週間経つとサラッとした状態となり安心して塗装が出来ます。
トップガードを用いた方は、左右1回づつで塗装できたのですが、どうしても立体的な部分では塗料が溜まってしまうようです。噴射範囲が広く鉄道模型に使用する前提ではない為だと思います。HOより小さなスケールの塗装には不向きのようにも思います。

今回の作業はここまでという事で。

この“トップガード”についての詳しい説明は、『工房ひろ』様のHP内のブログをご参照ください。

http://koubouhiro.jp/

製品の取扱いは、『工房ひろ』様を始めとして『レイルマート』様、そして『藤原模型店』様でも取扱っております。価格は3150円とちょっとお高いのですが、使ってみる価値はあると思いますよ。


これは、おまけ。
今回はこんなものまで塗装してしまいました。さて何でしょう? もう10年以上放置していた車両もいます(爆) 本日、計12両の下塗り…きつかった…