まろねふの廊下からの呟き

中年オヂさんの呟き転じて、人生備忘録となる…

三江線を歩く…

2007年06月24日 | 廊下から
まだまだ、三江線ネタで引張ります。先日、帰省したついでに三江線沿線をチョッピリ歩いてみました。

三江線の始発列車(江津6:05発三次行)に乗る元気は無かったので、これまたレアな周布発波子江津駅経由川平駅口行の石見交通バスに乗りました。このバスは1日3本だけしかなく、私も初めて乗りました。さすが始発便だけあって、私以外誰も乗っていませんでしたが…(笑)
さて、川平駅口バス停は国道261号線上にあり、川平駅へは『松川橋』を渡り5~6分歩かないといけません。駅口とは名ばかりのようなバス停です。


川平駅本屋


行き違い設備が撤去され寂しい構内

もう、10年位前でしょうか、三江線内の駅施設が大幅に見直され、川平駅も行き違い設備が撤去されてしまいました。現在、三江線内で行き違いが出来るのは、石見川本、浜原、石見都賀、口羽、式敷だけだそうです。
そういえば、石見地方を題材にした映画『天然コケッコー』のポスターはここで撮影されたそうです。以前には韓国のCM撮影が行われたとか… 密かに有名なんですねぇ(笑)


440D 千金~川平

今回は、来るべき臨客運転時のロケハンでもあったので、川平駅前から県道112号『江津三次線』を江津に向かって歩きました。
途中で線路と並ぶ場所があるので、ここで440Dを撮影してみました。天候が悪かったうえに、木陰なので暗い写真となってしまいました。しかし向きを考えると、晴天だと逆光になりそうですね。


442D 千金~川平

440Dを撮影した後に、県道を更に歩きます。三江線は赤栗トンネルに入ってしまいますが、県道は江の川に沿って大きく迂回します。しばらく歩くと三江線が再び寄って来て、県道に沿った石垣の上を走ります。更に江津方面に向かって歩くと、急に山が開けて、線路も畑の中を真直ぐと進み千金駅へと向かいます。
千金駅付近は、江津を出て山肌に沿った石垣の上を走っていた線路が、一瞬だけ表情を変える部分です。
ずっと以前に、原チャリでここを訪れた事があり、列車こそは撮れませんでしたが、いつかはリベンジしようと思っていた場所でした。今回は横から攻めてみましたが、次回は直線コースを正面から狙ってみたいですね…ただし、正面が順光で撮れそうな列車は、ありませんが…(涙)



普段はこんなものを撮らないんですが、後ろの絵を見て思わず…(笑) なぜに鮮魚の行商トラックに“セーラ”なんだろう…? これを撮った後に、『テーラー』と擦れ違うわ、道端で牛が草を喰ってるわで…何か時代が戻ったような(笑)


千金駅

ここまで来たので、千金駅にも行って来ました。駅は県道から数分程度、山側に入った所にひっそりと佇んでおります。道路に看板は出てませんから、車で行くとまず見落とすでしょう(笑)
時刻表を見ると、先程の442D(9:21)の次の列車、は何と14:50の江津行。下りは始発列車の6:13の三次行の次が、12:57の浜原行… 何だか浮世離れしていると言うか… 


江津本町駅

千金駅から更に川沿いを歩き、先の豪雨災害で最も被害の大きかった、江津第2踏切を渡ると、江津本町駅です。川平駅を出て約2時間、小腹も空いてきたので家から持って来た“おにぎり”を食べながら、ふと…
『線路沿いでおにぎり…』『手にはこうもり傘が…』『バックを担いでる…』 脳裏にはダ・カーポのあの唄が…(笑) 

約10キロの道程を歩き、江津駅には10時50分に到着。これでも汽車より早く、更にバスよりも早く到着しました。久々の徒歩行軍に、“翌日”には筋肉痛が…(爆)

車が無い人にとっては、ここまでが限界だと思います。元気のある方はお試しあれ…って、誰もせんだろうな…(息)