まろねふの廊下からの呟き

中年オヂさんの呟き転じて、人生備忘録となる…

高所恐怖症克服大作戦…?

2011年09月27日 | 廊下から
ご存知の方も多いかと思いますが、アタシは高所恐怖症…それも、かなり重症…(汗)

それを克服すべく、今まで東京で行こうとも思わなかった場所へ、家族で行きました。



遠くからは何度も目にしましたが…



真下に来たのは初めて…



あれは森ビルかなと、まだ余裕…



ファインダー越しになら下は見れます。エレベーターの隙間か見えた下の風景には…(汗)



更に上の展望台に上がりましたが、風に揺られて微妙に揺れて気分が悪くなりそうでした。地上に降りても当分揺れてましたが、そんな事も吹っ飛ぶアレが…

実は、今回の東京旅行は帰りが飛行機だったんです。
初めての飛行機…高所恐怖症のアタシにとって、一生乗る気が無かった唯一の公共交通機関。行きは粘って新幹線を勝ち取りましたが帰りはさすがに…



クソ面倒な手続きを終え遂にその時が…

席は通路寄りの席でしたが、空席があったので窓際に替えてもらいました。ゆったりしてると思ったらそこは非常口シートとやらで、緊急時には避難誘導の手伝いをしなければならないとかで、何やらしおりを客室乗務員に手渡されました。

そうこうしているうちに離陸体制に入り

『どこまで行くんぢゃいっ!』

と、おらびたくなる位、誘導路を走って止まったっと思ったらいきなり…

『うをぉっ!』

離陸した瞬間、大きな声を出してしまい、心の中では…

『わりゃ~、なんしとんなら! とっとと引き返さんかいっ!』



高度8500m上空から、富士山を見るふりをしながら、翼に異常が無いかすぐ後ろのエンジンはちゃんと動いとるかそればかり気になってしまい、ずっと外を見てました。



通路寄りの席だと何が起きたか解らんし、目で確認したらそれなりの覚悟もできるし…そんな事を考えつつ下の町は何処なのかと気を紛らわすも、名古屋と京都以外は全く解らん…何が楽しいんぢゃっ!



そんな恐怖と戦っていたとは知らず、嫁さんがアタシをパチリっ…

岡山上空(らしい…)から高度を下げ、雲の切れ間から下界が見え、そこが志和インターの真上だと判ったた瞬間…

『あともう少し…』

安堵の気持ちに包まれ、見慣れた瀬戸内色の電車(白市駅上空か?)が見えた瞬間、生きて帰れたと実感しました。

広島空港に無事着陸し空港ターミナルに入る頃まで、膝は少し笑ってるし掌には脂汗がじっとり…

機長殿を始め、関係者の方々には安全に航行して頂いたにも拘らず、あえて言わせて貰うと…

『あんなモン、二度と乗らん!!』

90分が異様に長く感じた旅の締めくくりでした…

おわり