王立美術館に先程のチケットを見せてもう一度入館。



吹き抜けの美しい建物の1階。


2階部分。

2時過ぎから4時ごろまでのんびり絵画を楽しんだ。

ルーベンスの絵の前で、日本人の女性が
何人かの友人達に絵の説明をしていた。
横で聞きながら、それぞれの絵が、
聖書に書かれている内容に添って
描かれていることが分り、とても感激した。

この絵はキリストがゴルゴタの丘まで十字架を背負わされて行く途中、
その重さに耐えかねて三度倒れたが、
その横で美しい女性が(名は忘れてしまった)
彼の手助けをし、その女性の左上に描かれているのがマリア、
さらに赤い服の男性がヤコブだという。
手前の罪人は泥棒で、
キリストの横の杭に縛り付けられ処刑されたが、
一人は最期に「神は私を許すでしょうか。」とキリストに聞き、
キリストは「許されるでしょう。」と答えた。
肌の色の違いに許された男と、
そうでない男の違いが表されているのだという。
毎年、あちこちの美術館に行くのだが、勉強をしていないので、
宗教画はよく分からず、何となく見ているだけで、
何も心に残っていない。
この絵のことは絶対に忘れないだろう。
