日々発見

日々新しい事に挑戦して・・・

ヨーロッパへの旅 (南フランス) (10)

2009-10-25 12:18:59 | 2009年 ヨーロッパへの旅 南フランス・MRS~ROM~ポンペイ・カプリ
Avignon アヴィニョン 9月7日


アヴィニョンの橋から法王庁宮殿へ・・・



1334~52年にかけてアヴィニョンの二人の法王が建てた宮殿。

オーディオガイドによると、
北半分が創設者ベネディクト12世、修道士出身で地味で厳格な雰囲気。
南半分が後継者のクレメンス6世、貴族出身でキリスト教の最高主君の
住居にふさわしい豪華な宮殿を建設したらしいが、
これもフランス革命の時に売り飛ばされたり、
壊されたりして、今は、何もなかった。



中世の頃、修道層達が強大な力を持ち、この地に君臨していた時、
一般の市民達はどのような暮らしをしていたのだろう。
宗教のすばらしさと恐ろしさの二面性を感じた。

街中には観光客が多く、狭い道には車と騒音が溢れていた。

夕方早めに、今度はタクシーで7~8分、
ホテル ラ・マニャヌリに戻った。
ああ、楽チン・楽チン。
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ヨーロッパへの旅(南フランス) (9)

2009-10-24 20:01:03 | 2009年 ヨーロッパへの旅 南フランス・MRS~ROM~ポンペイ・カプリ
Avignon アヴィニョン 9月7日


LA MAGNANERAIE・・・何としても読むことが出来ないホテルの名前、
フロントで教えていただいた・・・ラ マニャヌリ。

昨夜はこのレストランで夕食を摂り、



今朝はこの中庭で朝食を楽しんだ。




そして、11時ごろから、アヴィニョンの市内観光に出かけた。
歩いて30分と聞いたので、歩くことにしたのだが・・・

結局、2つの川を渡り、1時間15分ほどかかって、
歌で有名なベネゼ橋に着いた。



♪アヴィニョンの橋で踊ろうよ、踊ろうよ、橋の上で輪になって踊ろう♪

オーディオの説明によると、
1177年から8年の歳月をかけて造られたこの橋は、
べネゼという羊飼いの少年が、神のお告げを受けて、
橋の建設を決意し、30人の男達が力を合わせても
ビクともしなかった大岩を、一人で川に投げ込み、
その岩を基礎にして、この光景に感動した多くの群集の寄付や、
助けによって、完成した、ということであった。

事実はどうだったのだろう・・・・

出来た当時は対岸まで900m、12のアーチがあったが、
度重なる氾濫や、戦争によって、途中から橋はなくなっており、
17世紀以降、修復を止めたので、
今は4つのアーチのみとなっている。

今は幾つものダムが出来、穏やかな流れになっているが、
昔は暴れ川だったというのに、800年以上も前に、
これだけの石の橋を作ったなんて、
本当に、魔法のようだと思った。


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ヨーロッパへの旅(南フランス) (8)

2009-10-21 23:47:45 | 2009年 ヨーロッパへの旅 南フランス・MRS~ROM~ポンペイ・カプリ
Avignon アヴィニョン 9月6日


一休みをして、すぐ近くにある「祝福の谷修道院」に散歩に出かけた。





14世紀にアヴィニョンの法王インノケンティウス6世によって創設され、
フランスでもっとも大きな修道院として繁栄したが、フランス革命後、
長く廃墟になっており、近年修復が進んでいるという。



革命後、芸術作品は全て売り飛ばされ、広い院内はガランとしているが、
インノケンティウス6世の墓は大理石で作られ、
細工もすばらしい物だった。



あちこちの部屋を見て歩いている内に、ある部屋の隅に、
面白い物を見つけた。
80cm位の石の真ん中に木の蓋がしてある。
何も書いてないが、きっとトイレに違いないとにらんだ。
直接、こんな冷たい石の上に座って、
さぞ、その度にゾクッとしたことだろう。

次にすぐ近くのサンタンドレ要塞に出かけた。



何ともいかめしいこの要塞は、14世紀の中頃、
ローヌ川対岸の法王庁に対し、
フランス王の権威を誇示するために造られ、
かつてはこの中に修道院と町があったそうだが、今は廃墟となっている。



要塞の門の塔に上がってみた。
多分、60メートル位の高さではないかと思うが、
アヴィニョンとローヌの谷の眺めがすばらしかった。

ローヌ川を挟んで、アヴィニョンの対岸にある
ヴィルヌーヴ・レザヴィニョンは、
13世紀以来フランス領で、アビニョンに法王庁があった時代、
裕福な枢機卿達が、この地にこぞって豪華な邸宅を建てたところから、
今も静かな落ち着いた街並みが残っており、
後日談になるが、今回の旅で、私が一番お気に入りの町だった。

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ヨーロッパへの旅 (南フランス) (7)

2009-10-21 00:04:31 | 2009年 ヨーロッパへの旅 南フランス・MRS~ROM~ポンペイ・カプリ
Avignon アヴィニョン 9月6日

昨日の轍は踏まないように、電車の時間をしっかり調べてから(夫が・・・)、
アルル駅を発ち、次の駅、アヴィニョンに到着。



アルルより大きな駅だが、やはりタクシーはおらず、しばらく待った。

フランス語は英語より見慣れない・・・
タクシーの運転手にホテルのリストを差し出す。



車で10分、ローヌ川を渡りヴィルヌーヴ・レザヴィニヨンにある、
とてもステキなホテルに到着した。




わあ、さすが4つ星、部屋も広くてすばらしいが、2つの洗面台に
大きなバスタブ、しかもシャワールームも別にある。

何より驚いたのがテレビ。
今までヨーロッパのどこのホテルへ行っても、
テレビは全てフィリップスだった。
ここで初めてシャープの液晶テレビを見たのだ。
いつも小さくて粗い画面を見ていたので、
大きくて美しい画面がうれしく、日本人として誇らしかった。




しばしテニスのUSオープンを観戦。

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ヨーロッパへの旅(南フランス) (6)

2009-10-06 16:50:17 | 2009年 ヨーロッパへの旅 南フランス・MRS~ROM~ポンペイ・カプリ
Arles 9月5日

朝市を楽しんだ後、市内観光に出かけた。

古い街並み、とても細くてうらぶれた感があるが、敵が攻めてきた時に、
大軍が一挙に雪崩れ込めないように、考えて作られたのだろうか。

所々に懐かしい朝顔。
アルルで「すだれ」を見るなんて、思っても見なかった。



ゴッホが理想郷を作ろうとゴーギャンを呼び寄せ、
お互いの性格の強さからうまくいかず、この街を去ろうとしたゴーギャンを
刺そうとして、気付かれたゴッホがそのナイフで自分の耳をそぎ落とした、
という話を聞いたことがあるが、
その事件の後、入院をしていたという病院があった。



ここに彼の作品はなく、売店に美しい絵がたくさん並んでいた。


小さな町の中に古代ローマ時代の遺跡がいくつかある。




コンスタンティヌス共同浴場跡。
今は風化が激しいせいか、完全に閉められ、外から窺うだけ。



闘技場
昔は奴隷を使って、動物と戦わせていたらしいが、
今は闘牛場として使われているとのことだった。
スペインの闘牛は有名だが、アルルのことは知らなかった。



闘牛場の中は、観客席が危険でないように補強し、設えてあったが、
それでも、何となく恐ろしかった。



古代劇場
今も補修工事が続けられ、公演も行われているという。



突然、白馬に乗った人達が現れた。

「わぁ~~~~ステキ!」
でも何をする人達か分らず、
彼等の通り過ぎた後には、道のあちこちに生々しい置き土産が・・・・

夕方、我々のホテル アトリウムに戻って来た。



赤いバックのフロントに立つ女性は、とても明るく親切!



ああ・・・疲れたぁ・・・



この部屋の窓から、丁度見える道路の左側に
あのメリーゴーランドの屋根が・・・



そして、もう誰もいない・・・


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ヨーロッパへの旅(南フランス) (5)

2009-10-05 15:21:19 | 2009年 ヨーロッパへの旅 南フランス・MRS~ROM~ポンペイ・カプリ
Arlesアルル9月5日 

昨日の暑さと打って変わって、激しい風が突然秋を運んできた。

エレベーター内で会ったフランス人の男性が
'Television said 19 degrees.'と肩をすくめながら言った。

11時過ぎ、街に出ると、すごい人の群れ。何事かと驚いた。
100メートルに渡って、朝市が並び、
食料品の所は人がひしめき合っていた。



昨日の夕方には誰もいないメリーゴーランドだったのに・・・







これでも屋台?
大きなトッラクを改造したようで、冷蔵、冷凍、
肉の種類も豊富で、何でも揃っている。




見たこともないような大きなパン。



おお~~~、一体何人分のパエリアだろう。

他に、お菓子、洋服、お土産品、アクセサリー、バッグ、果てはベッドまで、
毎週土曜日は近隣の人達が集まって来るのだろう、
丁度、通りかかってラッキーだった。

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ヨーロッパへの旅(南フランス) (4)

2009-10-05 15:17:02 | 2009年 ヨーロッパへの旅 南フランス・MRS~ROM~ポンペイ・カプリ
9月4日

アルルに向けて、電車に乗るべく、ニース駅に向かったが、
下調べが甘かったせいか、我々の予定していた電車は全て予約完了。
2時間後の電車しか空いていなかった。

仕方なくホテルに帰って事情を話したら、
クロークはとても親切なハンサムボーイで、ロビーまで荷物を運び、
コーヒーまで持って来てくれた。

駅の近くのホテルで本当に良かった。




中庭から眺めたホテル。
部屋もロビーもステキなのに、
中庭の掃除が行き届いておらず、少しがっかり。

それにしても、ニースで一番嫌なことは、
道路が犬のフンで汚れ、至る所にガムが落ちていること。
それに、電車の数が少な過ぎること。

やはり日本はすばらしい!

さて、ようやく乗った電車、マルセイユ駅で乗り換えの予定だったが、
アルル行きには乗れなかった。
ほんの数分電車が遅れたせいだが、待っていてはくれなかったのだ。
また、駅で1時間以上時間を潰すことになった。



時間が近づいたので、ホームに行くと、
電光掲示板に同じ時間、同じ目的地が2行並んでいる。

意味が分からず、数人に聞いたが、誰も英語が分らず、
困り果てていたら、突然「コンニチハ・・」と中年の男性が話し掛けてきた。

英語で「同じ目的地でも、途中から道が分かれるので、
車両の前の方に乗らなければ遠回りになる。ついて来なさい。」
と言われて、ようやく意味が分かったが、
くわえタバコで、変な日本語が時々入るので、どうも胡散臭い。

電車が着くと、彼はカバンを開けて中から紙コップを取り出し、
その中に、消したタバコを押し入れた。
そして、我々の旅行カバンが大きいので、
私の小さな方のカバンを網棚の上に載せてくれ、夫の大きい方は、
下ろす時が大変だから、と言って、座席の上に立てて置いてくれた。

あまり人を疑うことのなかった私だが、
昨年、とんでもない事故に遭ったことで、
内心『どうしてこんなに親切なのかしら、大丈夫かしら・・・』
と心配だった。


さて、話が始まると、彼はフランスの軍で働いていて、
奥さんと娘さんがフランス創価学会の会員、
娘さんは日本の創価大学にも行ったことがあると聞かされた。
彼も数年前までは会員だったが今は辞めた、と言う。

オランジェに行くなら、妻が洋品とアクセサリーの店を開いているから、
寄って見るといい、と名刺まで下さった。

この1時間の旅は、とっても楽しいものになった。
(彼の写真がなく、ちょっぴり残念!)



5時過ぎ、アルル駅に着いたが、タクシー乗り場にタクシーはおらず、
予約客を迎えに来た運転手が、
仲間に電話を掛けてくれて、待つこと15分。

落ち葉が強風に舞い踊っていた。


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ヨーロッパへの旅(南フランス) (3)

2009-10-05 00:16:44 | 2009年 ヨーロッパへの旅 南フランス・MRS~ROM~ポンペイ・カプリ
Nice (ニース)9月3日

昨夜23:00頃「ホテル エクセルシオール」に到着。



朝、10時には、元気いっぱい市内観光に出かけた。
ホテルから歩いて3分。ニース駅。



駅を背に海まで歩く。

暑い!南洋の香り。
街行く人達の服装は避暑地の装いその物。



海岸で横たわり、肌を焼く人達。
見るからにヒリヒリと痛そうな真っ赤な肌を見て驚いた。

日本ではいかにUVカットをするかが大問題なのに、
日傘はおろか、帽子を見かけることもほとんどない。

市内観光バスが乗り降り自由で18ユーロ。
日本語の説明をイヤホーンで聞きながら、2時間ほど乗車。

疲れを取るために早めにホテルに帰り、
夜は、ホテルでお薦めのニース料理レストランに出かけた。






生ハムとメロン、モッツアレラチーズのサラダ、白身魚のムニエル、
その他、とてもおいしかった。
 
 


特に子牛のビーフシチューは、それだけでお腹がいっぱいになるほどの
ボリュームで、柔らかく、格別においしく・・・トレビア~~ン。

やはり、ここはフランス!

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ヨーロッパへの旅 (2)

2009-10-02 00:34:26 | 2009年 ヨーロッパへの旅 南フランス・MRS~ROM~ポンペイ・カプリ
9月2日 
 
現地時間15:45アムステルダム着。
飛行時間11時間30分。時差7時間。

日本ではもう夜の10時45分なのに、全く眠くない。
このままこちらの時間に移行すれば、
多分、時差ボケはないかもしれない。

ゆっくり休めたという以外にも、快適で楽しい思い出が出来た。
隣の席に若い女性が一人で澄まして座っており、
何となく気になったが、話し掛けるのも気が引けて黙っていた。

テレビを見たいと思っても、座席の横から出し方が分らず、
迷っていたら、黙ってサッと出し、
機器の扱いも教えて下さった。
「わあ、すごい!旅慣れていらっしゃるのね。
私ビジネスクラスは初めてなので、オドオドしているのよ。」と
お礼を述べたことから話が始まった。

何と、その方はKLMの社員で、貨物の係。
今回はアムステルダムで研修があるのだとか。
道理で・・・・



スミさんとはここでお別れ・・・研修、がんばってね。

次の目的地、ニースまでの乗り継ぎ便は20:30発。

5時間近く港内の長椅子で横になっていた。



夜の8時になっても、外は明るい。


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ヨーロッパへの旅 (1)

2009-10-01 00:53:40 | 2009年 ヨーロッパへの旅 南フランス・MRS~ROM~ポンペイ・カプリ
9月2日
昨日9月1日、夕方、成田のアパホテルに1泊。

今朝、11:15アムステルダムに向けて、KLM航空機に乗り込んだ。

今回は、アムステルダム経由で南フランスのいくつかの都市を回り、
その後、イタリアのジェノバ、ローマ、ナポリ、そして、またローマから
アムス経由で成田へ戻る、約3週間の旅である。



ワ~~~イ、大きなソファ、足を出しても前のソファには全く届かず、
椅子を倒せばほとんど真っ直ぐに寝ることも出来る。
おまけに、この椅子にはマッサージ機能も付いている。
(・・・と言っても、超微弱であまり効果は期待出来ないが・・・)



そして、このお食事、前菜に和食のお昼、夕食。
しかもおいしいデザート、飲物飲み放題。
一流ホテルのシェフの指揮によるものとか。
食器も全て陶器やステンレス製。
ナプキンは布製。




生まれて初めてのビジネスクラスに大感激!
しかもこれ全て無料。

今までに溜まったマイレージで、豪華大名旅行を味わうことが出来た。

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