9月12日 (水)
楽しかったミュンヘンを後に、10:35発のエアー・フランス航空でパリに。
12:15シャルル・ドゴール空港着。
タクシーでさらに40分、サン・ラザール駅の前、グランドホテルに到着。
3つ星と書かれたこのホテルは、かなり古いらしく、
部屋も小さかったが、アメリカや日本の人達が多く投宿していた。
洋介さんはルフトハンザ航空で夕方パリに向かい、
日本から来る光さん、諒さんと落ち合い、
7時ごろホテルへ到着予定。
彼等が来るまでに、
明後日からロアール地方のドライブ旅行に出かけるため、
パリ・モンパルナスの駅まで
TGV(日本で言う新幹線)チケットを買いに出かけた。
駅を出て真前のモンパルナスタワーを見て驚いた。
パリには高い建物がなく、日本やニュウヨークなどと違って、
非常に穏やかな景観になっているが、このビルは高さ210m、
59階建てで主な用途はオフィスだという。
竣工時にはヨーロッパ一高いビルで、
現在でもフランスで一番高いビルとなっているが、
激しい景観論争を巻き起こし、
以後パリ市内にこれを超える高層建築は建てられていないらしい。
1972年の竣工から2年後には
パリ都心部での超高層ビル建設は禁止された。
冗談半分で、
「トゥール・モンパルナス最上階からの眺めはパリで一番美しい。
なぜなら、
パリで唯一トゥール・モンパルナスが見えない場所だからだ。」
とも言われているそうだが、交通の便がいいので、
このオフィスで働いている人達は
禁止になる前に入れて幸せかもしれない。
それから、もう1つ驚いたことがあった。
駅前には銃を持った軍人や、警察官がたくさんおり、
今までのフランスとは違う、厳しい状況が推察された。
あちこち歩き回って、ようやく、5人分のチケットを手に入れたが、
これもいろいろ調べてもらって、やはり半額近い値段だった。
観光客が多いせいか、
週末にはいろいろな安いプランがあるらしい。
夫は大役を果たし、ホテルの傍のスーパーマーケットで
今夜の食糧を買い込んだが、
7時を過ぎても学生達から連絡が入らず、
何度も何度もメールを出したが無しの礫(つぶて)。
結局、三人が現れたのは8時過ぎだった。
再会を祝して乾杯!
聞けば、携帯電話を海外で使うとすごい料金になるらしい。
昨年、洋介さんは7万円掛かったとの事。
だから、三人とも日本に置いてきたのだそうだ。