9月12日
朝から飛びっきりの晴天!
昨夜、東京から到着したスガチャンと夫と3人でピラトゥス山に登り、
後でカペル橋に行く予定。
初めにライオン記念碑に立ち寄った。
1792年のフランス革命の時、
フランス王家に仕えていたスイス人衛兵786名が、
パリのチュイルリー宮殿で、ルイ16世とマリー・アントワネット王妃を、
最後まで守り、勇敢な死を遂げたが、その忠実さと英雄的悲劇を讃え、
デンマークの彫刻家 トーワルドセン が制作した記念碑とのこと。
美しい岩肌に彫られたライオン像。
その苦悩に満ちた顔の表情に、兵士達の心が重なる・・・・
25~6年前、ロンドンに行った時聞いた話だが、
[バッキンガム宮殿の衛兵達は今も全て190cm以上のスイス人で、
それは、大昔、スイスには産業も資源もなく、
冬の厳しさから農作物も十分ではなかったので、
若い男達は近隣の国へ出かけて行って、その国の兵士として働き、
自国へ その給金を送り、家族を養っていた。
とても勇敢で、命を懸けて働いたので、今でもイギリスでは、
彼等に敬意を表しスイス人だけを衛兵として雇っている]
ということだった。
恐らく、スイス人同士で戦う事もあったかもしれない・・・
ライオンの顔を見た時、その話を思い出した。
数年前にロンドンに行った時には、かなり様子が変わっていて、
衛兵の交代を見ていると、黒人や、背の低い人、
かなりお腹の出た人も多かったので、
現在では事情が違って来ているのだろう。