6月11日(土)
昨年の2月22日、私達夫婦は金婚式を迎えた。
コロナ渦でどこへも行けず、
家族で集まることもできなかったが、
ようやく、行動制限が緩やかになってきたので、
ずっと延び延びになっていたいろいろなお祝い事を
ひとまとめにして、皆が行きたがっていたアルパジョンに集合した。
2年間のブランクなど何事もなかったように
手入れの行き届いたお庭も、美しいテーブルフラワーも
藁さんご夫妻のお料理に掛ける意気込みが表れていた。


ホウレンソウのキッシュ・ロレーヌ
ご挨拶もそこそこに育子シェフのお側に寄って
手元を見ていると、タルト生地の中にホウレンソウの種を
分けていらしたが、
「ほら、ピッタリ!一滴も残っていないでしょう。
これ、本当においしいのよ。」と嬉しそうにおっしゃった。

さぁ、改めて「乾杯」
全員が集まるのは 本当に久しぶり・・・

鰺と青梗菜のマリネ
キッシュが焼ける間に 一番手は 涼しげな器に出て来たマリネ。
青梗菜の根元の部分だけを使うなんて、ナンテ おしゃれなの!

シーフードと旬の野菜のゼリー寄せ
庭のバジルを散らして召し上がれ・・・
宝石のような美しさにうっとり

マッシュルームのカプチーノ仕立て
思わず声が出るほどおいしくて美しかったが、
どこにも写真が・・・
残念!
蒸し鶏と夏野菜のタタキ
娘達が鶏の胸肉の柔らかさに驚いて質問をすると
「1000ccのお湯を沸騰させ、火を止めて
胸肉1枚をポリ袋に入れて、
75℃で安定させ、20分置いておくの。」と言われた。

タケノコ、飛竜頭のお煮物
いつもよく食べる母だが、
さすがにお腹がきつくなってきたようで、
先程からお隣にお裾分けしている様子、
にもかかわらず、
大好きなタケノコだけはちゃんといただいたようだ。

お刺身三種盛り合わせ
皆がこれも美しくておいしい、と言うと
「そう、良かった。おいしいでしょう、
ホタテは一ひねりしてあるのよ。」
美しく、おいしいだけでなく、おしゃべりも軽妙な育子シェフ。

黒毛和牛・芯々のステーキ
キャァ、これも写真がない!

・・・と諦めていたら、長女の婿殿から写真が送られてきた。




「芯々」というのは、
内モモ肉のさらに内側にある柔らかな中央部分の芯の部分で
モモ肉でありながら、とても柔らかく、キメも細かい部位。
赤身とあっさりしたサシが入り 本当においしくて、
もうお腹がいっぱいなのにこれもペロリ!
パエリア
まだ食べられる?お土産にしようか・・・・と シェフ。
皆が、絶対いただきます!と答えて・・・


銘々に取り分けた一皿
母の分はお土産として パックに入れてくださったが、
この後、お焦げを勧められて、
さらにそのおいしさに感激した婿殿二人と母がこのお鍋に興味津々。
メロンのヨーグルト・コーヒー
これもとてもおいしくて、はち切れそうなお腹にも
スイ~~と収まった。
「これはネ、朝楽のヨーグルト、これがとってもおいしいのよ。」と
冷蔵庫からパックごと出してきて見せてくださった。
もしかして、「朝楽」の回し者? 

食事が終わると、子供達が隠し持っていたプレゼントを出してきてくれた。



桐箱入りのお茶セット、大きな花束、そして母にもかわいい花束

遠方から忙しい中、時間を縫って笑顔で一緒に過ごせたひととき、
本当に嬉しくてありがたかった。
ありがとう、ありがとう。
立派なおまけ
先程パエリアの鍋に興味を持った婿殿二人(ほとんど料理をしない)が
娘達にそれぞれ買ってあげようと声を掛けたら、
母がこんなに大きくて、しかも軽いなら自分も欲しいからと言って、
育子シェフのキャンペーン用に持っていた三個を買い求めてくれた。
同じような物を持っているので、もったいないかなと思っていた私だが、
もう二回も使ってしまった。
本当に使い易くて使い勝手の良いお鍋だった。


お母さん、ありがとう。