10月4日 時々
横浜のボケさんこと、やあちゃんからお誘いがあった。
彼女は本当は父のいとこなのだが、私と年が近いので
我が家では姉妹のような付き合いをしている。
彼女の御主人が定年まで勤めていた
自動車のタイヤやゴム製品で有名な大企業の、
那須にある保養所に、母と私、そして彼女の父方の従兄弟も
一緒に連れて行ってくれるという。
従兄弟の正さんの運転で、
高尾山IC から入り、圏央鶴ヶ島ICを目指したが、
途中、「事故のため渋滞8km」の標識を見て、
これを避けるため練馬に戻り、東北道に入って、
佐野のパーキングエリアで昼食を取った。
生まれて初めていただいた佐野ラーメンは
あっさり味で、とってもおいしかった。
そして、東北道那須ICから車で10分、
保養所のすぐ近くの「りんどう湖レイクビュー」でひと遊び。
シニア入園料 1,000円。
やあちゃん夫妻には3人の子供と4人の孫がいて、
御主人の故郷、山形に帰省する時にはいつも
保養所で一泊し、このレジャーランドで遊ばせていたそうだが、
私にとって遊園地に来たのは30数年ぶり。
子供達の小さかった頃を懐かしく思い出した。
りんどう湖を中心に約30万㎡の園内には、美しい花壇が並び、
たくさんの動物達と触れ合うことが出来たり、乗り物やボート、
湖上に張られたワイヤーを滑車で空中滑空するアトラクションなどもあり
とても楽しそうだった。
あちこちでおいしそうなミルクや、アイスクリームなども売られており、
土曜日のせいか、大勢の家族連れで賑わっていた。
園内入口で売っている餌を湖水にまく人達がいて、
白鳥や、すごい数の鯉が我先にと群がっているが、
その鯉の大きさに仰天!
体長7~80cm、胴周りが20cm以上もありそうな物もたくさんいた。
白鳥も飛んで行かないように羽を切られているとのこと。
夕飯をおいしくいただくため、アイスクリームを横目で睨みながら、
期待の温泉を楽しみに、早めに宿へ向かうことになった。
つい最近リニューアルされたという建物の中は、
とても美しく、客室も広々として居心地が良かった。
まず、硫黄泉の少しぬるめのお湯にゆったりと浸かり、
浮世の憂さを落とし 日頃の疲れを癒した。
夕飯は、これに茶碗蒸しや天ぷら、デザートなども付き、
食べ切れないほどの量があり、しかもとても安くておいしかった。
秋の夜長は、5人でテーブルを囲み、それぞれの親、兄弟のこと、
子供の頃のこと、笑ったり、泣きそうになったり・・・・
たっぷりと昔話に花が咲いた。