- 京都大学大学院名誉教授五名
- 向日市市長候補・桜田忠衛氏を推薦!
- 今般、桜田忠衛氏が今春の向日市市長選挙に出馬するとのこと、伺いました。私たち
- は、京都大学において桜田氏と長年にわたり職場をともにしてきましたが、同氏が人柄・
- 見識ともに向日市市長にふさわしい人物であることを表明いたします。
- 京都大学大学院名誉授
- 尾崎芳治(経済学研究科)
杉本昭七(経済学研究科)
野村秀和(経済学研究科)
倉知三夫(工学研究科)
長屋政勝(人間・環境学研究科)(2011.3.9)
- 2011年向日市長選挙の「市民の会」基本政策についてのご意見ご感想をお寄せください。
民主市政の会は2011年2月27日に次のような見解を発表しました。
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2011年2月27日
私の基本政策
大型開発をストップし、市民の暮らし応援の市政に変えます
─みんなが笑って暮らせるまちに─
新しい民主市政をつくる市民の会代表委員
櫻田忠衛
私の基本姿勢
私は、4月24日に予定されています向日市市長選挙に、「新しい民主市政をつくる市民の会」からの推薦を受け、立候補することにいたしました。立候補するにあたりまして私の基本政策を公表します。
「新しい民主市政をつくる市民の会」は、市民アンケートを行いましたが、このアンケートには市民の1100世帯を超える方々が応じてくださいました。
ここには、市民の生活の厳しさや市への要望などがたくさん書かれていました。とくに、現在の生活状況についてたずねた設問では「現在の生活が苦しくなっ た」と答えた人が50%もあり、「良くなった」と答えた人はわずか3%にとどまりました。この数値だけで多くの市民の方々の生活が、この間急速に悪化して いることがわかります。生活の実情について記述する欄もあるのですが、ここにもたくさんの方々が今の生活の苦しい実情を具体的に赤裸々に記述しています。 ある人は端的に「仕事がない。金がない。」と書き、30代主婦の方は「夫がリストラされた。求職活動をしているが再就職が決まらない。何とかしてほし い。」と訴えています。また、高齢者の方は「今の年金では、入院することも病気することもできない。長生きしても何の喜びもない」と悲嘆されています。
私たちが実施しましたアンケートによって、国や府の悪政のもとで向日市民の生活や暮らしがこれまで以上に苦しく、厳しくなっていることが明らかになりま した。この悪政から市民を守る「防波堤」の役割を果たし、市民の生活や暮らしを応援するのが地方自治体の責務です。現在の向日市はその責務を果たしている でしょうか。私にはそうは思えません。
「水道料金を下げてほしい」「巡廻バスを走らせてほしい」「子どもの医療費無料化を拡充してほしい」「国保料・介護保険料を引き下げてほしい」等々の市 民の方々の切実な声が多く出されていますが、市はそれらに対して財政が厳しい、お金がないとして門前払いの姿勢を取り続けて真摯にそれらの声に耳を傾けよ うとはしていません。
その一方で、キリンビール跡地の再開発や31億円の財政をつぎ込む阪急洛西口東側区画整理など北部地域の大型開発、さらに、現市長はJR向日町駅の橋上 化を提案してそのために43億円もの財政を支出しようとしました。これは、駅の橋上化よりもバリアフリー化を優先させるべきだとの市民や議会の多数の意見 でストップされましたが、現市長は、このように市民生活を犠牲にしながら、大型開発に多くの財政をつぎ込もうとしています。 私は、こうした現市長がおし進めようとしている大型開発をストップさせて、市民の税金は、市民の声を十分聞いて、市民の生活、暮らしを守り、応援するた めに使う市政に変えます。
また、現市長は公共下水道「石田川2号幹線」のH鋼材の撤去費や工期の遅延に対して、前言を翻して業者の責任は問えないと繰り返し、追加発生する費用に ついては全て市が負担するとしています。北野台住宅の貯留槽漏水問題でも、1年半も放置して今になってようやくその原因を調査し、貯留槽の設置に不備が あったので施工業者に損害賠償を求めるとしていますが、1年半も放置していたために昨年の夏には少しの雨で市内が浸水する被害も出ました。これは、対処が 遅いことに起因する人災です。
私は、市民の安全、生活を守り、市民の税金を無駄には使わないという立場を堅持して、業者に対してはきちんと損害賠償を求め、災害には即対処して、その原因究明にも取り組まなければならないと考えています。
「地方自治法」で示されている「住民の福祉の増進を図ることを基本として、地域における行政を自主的かつ総合的に実施する役割を広く担うものとする」と いう規定を遵守して、市民のみなさんの声をよく聞いて、住民が主人公の民主的な向日市を、みんなが笑顔で暮らせる向日市を市民のみなさんと協力して作り上 げます。
私は、38年間、京都大学大学院経済学研究科で研究、教育に従事してきましたが、京都大学で培ってきた経済学の知識を生かして向日市の市政を担いたいと考えています。
私の基本政策
- 高齢者を大切にして、福祉と市民サービスを充実させて市民の暮らしを守ります。
- 高齢者、障がい者の生きる権利を保障し、国保料・介護保険料・利用料を引き下げます。
- 市民の足を守る市内巡廻バスを運行します。
- ゴミの減量化を図りながら、ゴミの無料収集を継続します。
- 子どもの安全と健康を守り、教育環境を充実させて向日市の宝としてすこやかな成長を保障します。
- 子どもの医療費を小学校卒業まで無料化します。
- 待機児童を解消し、安心して預けられる保育所を増やします。
- 幼稚園・学童保育への助成を充実させます。
- 小中学校にエアコンを設置し、1クラス30人学級をめざします。
- 向日市の経済を地域循環型で活性化させ、自営業、商業、農業を発展させます。
- 住宅リフォーム助成制度を制定し、建築業者の仕事確保と経済波及効果でまちを活性化します。
- イオンの進出による市内の空洞化対策を行い、向日市地元の商店街を守ります。
- TPP(環太平洋連携協定)に反対して、地産地消で地元農業を振興します。
- 公契約条例を制定して地元業者を保護し、青年の雇用を確保して就業を支援します。
- 大型・乱開発をストップさせ、安心、安全の緑豊かなまちを再生します。
- JR向日町駅のバリアフリー化を直ちに実現させて、43億円を費やする橋上化は見直します。
- 西ノ岡の乱開発をストップし、緑と環境を守り、CO2を削減します。
- 物集女街道やJR向日町駅と阪急東向日駅間の府道の拡幅を府に対して強く求め、市道の歩道も整備して歩行者に安全な道路にします。
- 高すぎる水道料金を引き下げ、おいしい地下水を供給します。
- 府営水道料金の15円の引き下げを市の水道料金に反映させて、ただちに引き下げを行います。
- 府営水の「基本水量」を見直して大幅に水道料金を引き下げます。
- おいしい地下水をこれからも供給し、その割合を高めます。
- 向日市に根づく歴史遺産とまちなみ景観を守り、文化を創造する歴史的文化都市をめざします。
- 向陽小学校で発掘された長岡京第1次内裏(西宮)を保存します。
- 長岡京遺跡を保存して積極的な広報活動を展開し、全国に発信します。
- 公民館、コミセンの利用を促進し、市民の幅広い文化活動を支援します。
- 憲法を暮らしに生かし、核兵器廃絶を世界に発信します。
- 憲法9条を守り、世界の恒久平和を願って制定された「世界平和都市宣言」の普及、啓発に努めます。
- 憲法25条で保障された国民の生存権を尊重して、市民のくらしと文化の向上に努めます。