「子の障害」も例示した文書を通知」の記事がありました。
とんでもない、ヒドイ話です。
ということで、きゅうきょ、以下に紹介しますね。
退職勧奨:「子の障害」も例示した文書を通知 都教育庁
校長らの勧めに応じて教職員を早期退職すれば退職金を割り増す制度をめぐり、東京都教育庁が退職を勧めるケースとして、「子の障害」などを例示した文書を市区町村教委や都立高校などに通知していることが分かった。厚生労働省は職業と家庭の両立を目的とする育児介護休業法の趣旨に照らし「好ましくない」と指摘し、学校現場や識者からは「介護を抱え全時間出勤できない教員は不要ということか」と疑問の声が上がっている。
制度は、50歳以上60歳未満の教職員が対象。校長や各教育委員会の所属長から退職するよう勧められ、本人が応じた場合に適用される。
都教育庁は制度の周知を図るため、3月27日付で趣旨などを記した通知を出し、管理者向けに具体的なケースを示したQ&Aを添付した。
通知では、対象の教職員に退職を勧める理由として「疾病」「介護・育児」を挙げている。Q&Aでは「育児」の具体例として、「3歳以上の子供の場合で、育児を手伝ってくれる家族等がおらず、本人が育児を行わなくてはならない場合」「子に先天的、後天的な障害がある等、育児に特段の事情がある場合」と明記した。
通知について、厚労省は「育児介護休業法は、家族の役割として育児や介護を円滑に果たすことを基本理念として示している。育児や介護を理由に退職を勧めるのは、法の趣旨に照らして好ましくない」と指摘する。
また、日本が95年に批准した国際労働機関(ILO)の「家族的責任を有する男女労働者の機会および待遇の均等に関する条約」は、「家族的責任自体は雇用の終了の妥当な理由とはならない」と規定。厚労省は、この規定に違反する疑いも指摘している。
都教育庁職員課は「例示した理由で退職を強制・強要することはありえない。学校現場に懸念や誤解を生んでいるとすれば、それを払拭(ふっしょく)したい」と話した。【高山純二】
ルポライター・鎌田慧さんの話
「子どもの障害」などを勧奨理由に挙げるの
は、民間企業でも聞いたことがない。労働者の人権や権利意識がなく、障害者差別にもつながるのではないか。都教育庁は日の丸・君が代の問題でも力任せの行政をしており、あらゆる面で逸脱している。
毎日新聞 2007年7月8日 3時00分
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都教委包囲・首都圏ネットワーク
3/27東京都教育庁通知(パワー・トゥ・ザ・ピープル 2007/6/18)
個別勧奨に係る質疑 Q&A(パワー・トゥ・ザ・ピープル2007/6/18)
家族的責任を有する労働者条約(156号)
育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律
育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律等の
一部を改正する法律(平成17年4月1日施行)及び法改正に伴う施行規則、
指針について
子の養育又は家族の介護を行い、又は行うこととなる労働者の職業生活と家庭
生活との両立が図られるようにするために事業主が講ずべき措置に関する指針
(平14厚労告13号)
次世代育成支援対策推進法
学力テスト集計、障害児を除外 東京・足立区立小
2007年07月07日 朝日新聞
東京都足立区教育委員会が昨年4月にすべての区立小、中学校で実施した区独自の学力テストで、小学校1校が、障害のある3人の児童の答案用紙を保護者の了解を得ないまま集計から除いていたことが7日、わかった。区教委は「学校の学力の実態を知るためには、集計から外した方がいいと判断したようだ」としている。
同校には同じテストで、前年の問題を繰り返し練習させたり、テスト中に教員が誤答している児童の机をたたいて気付かせたりするなど公正性を失わせかねない疑惑もあり、区教委は調査をさらに進める。集計から一部の児童生徒を外した例や過去の問題を練習させた実態の有無は、全小中学校を対象に調べる。
足立区教委の学力テストは05年度から区立の全小中学校で小2から中3の全児童生徒を対象に行われている。
このうち昨年4月25日に行われた06年度分で、小学校1校が6年生3人の答案用紙を集計から外した。3人はテストは受けていた。同年7月には採点結果の分析が各児童生徒に配られるが、3人には戻されなかった。
3人には情緒的な障害や多動性の障害があり、週の数時間は特別な支援態勢のある学級をもつ別の小学校へ通っていたという。
校長は区教委の調査に対し、「テストの45分間、ずっと座ることができないなど厳しい状況がある。小5までの内容が身についていない部分があるので外した。保護者への説明は怠ってしまった」と説明したという。
区教委は、障害があったり外国人で日本語が不自由だったりする児童生徒の答案は校長判断で集計から除くことを認めており、「今回の校長の判断は適切だったと思う。ただし、保護者に説明して了解を得るべきだった」としている。
足立区の学力テストでは、各科目とも目標値を定め、平均到達度として全校分が公表される。今回の小学校は05年度は全72校中44位だったが06年度は1位になった。06年度の問題は05年度分と9割程度が同じ内容だった。足立区では学校選択制を02年度から採り入れており、成績上位校には入学希望者が殺到して抽選になる傾向がある。
国が4月に実施した全国学力調査では、特別支援学校(旧盲・聾(ろう)・養護学校)や特別支援学級に通っている子どもも対象だ。ただし、本来の学年より下の学年の内容の指導を受けている場合などは対象とならない。
(朝日新聞2007.7.8)
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東京の教育の現場には、弱者を差別する思想がはびこっているようで、
やりきれない思いだ。
新聞記事はここまで。ここからはお花の話題です。
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黄クチナシの花が咲きました。
八重咲きの大輪で、むせ返るほどの甘い香りを振りまいています。
つぼみはきみどり色で、
ほどけるにつれて、なかは真っ白。
開花すると、手の平ほどの大きさです。
開ききると、白から黄色に花色が変わります。
我が家には、黄くちなしのほかに、八重のくちなしと一重のくちなしの3種類、
合計5株のくちなしがあります。
くちなしの花が好きなので、あちこちに植えてあるのです。
黄くちなしは、一昨年2株植えたのですが、
昨年は花がほとんど咲来ませんでした。
今年は株も大きくなり、咲いてくれるといいなと思っていたら、
つぼみがいっぽい見えてきて、まだこれからたくさん咲きます。
6月中旬に、最初に咲いたのは一重のクチナシ。
鉢植えなので、玄関に持ってきて、半月ほど楽しみました。
金糸梅のおとなり、カサブランカの下には、
純白の八重のくちなしが咲いています。
株はちいさいのですが、わが家ではいちばんの古株。
小さな花が咲く様子がうつくしくて、大好きです。
寒さに若干弱いので、冬には霜よけをしてやりました。
3種3様。どの花も個性的で素敵でしょ。
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