遠めにも、大きな丸い実がいくつもぶら下がっています。
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この間の雨で、急激に大きくなったようです。
幸いなことにサルに食べられてはいませんでしたが、
糖度が高いので、実の中にアリがいっぱい入っています。
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紙袋をかけたのは過熟で、持っただけで実が崩れてきます。
アリさんにはかわいそうなのですが、
水を張ったボールにしばらくつけて、
イチジクジャムを作ることにしました。
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イチジクの水を切り、四等分に切ってから、
なべに入れて蜂蜜と和三盆糖とレモン汁をたらして、
弱火でとろとろと15ふんほど煮るだけ。
、
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ホワイトゼノアのジャムができました。
ヨーグルトにかけて食べると、美味です。
こちらは、親戚からいただいた茗荷(みょうが)。
わが家のは日照り続きで葉が焼けて出て来る気配なし。
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大量にあるので、洗って半分に切って、
熱湯をかけて、茗荷の梅酢漬けを作ることにしました。
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去年の梅酢に、赤シソをもんで小さくちぎっていれ、
千鳥酢と蜂蜜少々を加えて味をととのえ、
そこに刻んだミョウガを入れて混ぜるだけ。
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冷蔵庫に入れておけば、1週間ほどはおいしく食べられます。
ミョウガがあんまりおいしそうなので、
久しぶりに、白米を炊きました。
朝食は、バナナウリとタイガーメロンとスイカ。
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毎日、ありあわせの野菜でこんな食事をしています。
質素だけど、ぜいたくでおいしい食事です。
イチジク・ホワイトゼノアの
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話は変わりますが、
今朝の岐阜新聞書評、「注目の一冊」に、
『おひとりさまの老後』が
取り上げられていました。評者は、森まゆみさん。
共同通信の配信でしょうか。
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上野千鶴子著
独居ノウハウ、明快に
結婚暦12年、シングルマザー歴16年。そろそろ3人の子も巣立ち、わたしは「やっと一人」のさびしさのあいだを揺れる。また、誰かと暮らしてみようかあ。
シングルの先輩上野千鶴子さんの本は、のっけから痛快だ。65歳以上の女性55%に配偶者がない。80歳では83%にいない。ということは、いまから誰か暮らしてもやがて一人。年上を選べば介護に追われるかもしれないし、年下を選べ彼に介護をさせる可能性もある。
どうしても一人暮らしのノウハウを知っておく必要がありそうだ。この本はきわめて明快に、そして勢いよく、それを書きおろしてくれた。中途同居で「"家風"に従わなければならないのは、嫁ではなくあとから入った姑(しゅうとめ)のほうだ」「会で老女であることは危険なことだ」いったクールでドキリとする指摘もある。「男が来ると食卓の話題が変わる」「ピン・ピン・コロリ運動はファシズムだ」という腑(ふ)に落ちる指摘もある。
自分でよく考えて、と著者はすすめる、コレクテイブハウスやケアホーム、年金から遺産相続、お墓まで実例に富むのは、長年の研究と実父の介護体験に基づくのだろう。
不満もなくはない。「各種パートナーの在庫くらい、用途別にいろいろ抱えておくのもおひとりさまの心得である」「グチをこぼしたり、ごろにゃんしに行ったりできる相手をできるだけ早く見つけるにかぎる」といった表現に、なんか身勝手な私生活型合理主義のにおいをかいでしまうのだ。
かしこい人たちの地縁社会で生きてきた著者と、地域をはいずってきたわたしの感覚の差だろうか。グチを聞き、自分の家でごちそうしてこそ平等互恵、あんまりちゃっかりした老女ばかり増えてほしくはない。いくら「21世紀はおばあさんの世紀だといっても。
(法研・1470円) (森まゆみ・作家)
うえの・ちづこ 1948年富山県生まれ、東大教授。専門は女性学、ジェンダー研究。著書に「現代家族の成立と終焉」など多数。
(2007.9.2 岐阜新聞)
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後半は、
上野さんに「グチを聞いてもらい、ごちそうしてもらった」
わたしとしては、ちょっと異論があります。
とはいえ、
「わがままで身勝手」な女はきらわれる?ようです(笑)。
『おひとりさまの老後』は、昨日アマゾンで80位。
もう11刷9000部だそうです。
9月13日には、上野さんの講演会もあります。
法研『おひとりさまの老後』出版記念
上野千鶴子さん講演会」
とき:9月13日 午後7時半から、
西武百貨店池袋本店イルムス館9F
(コミュニティカレッジ25番教室)。
参加費は1,000円
(リブロ本店注文カウンターで参加券発売中)。
お問い合わせは電話03-5949-2910 (代表)
12月のフォーラムの申し込みも、もう20人くらいから届いています。
上野さん人気にあやかりたいですね(笑)。
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最後まで読んでくださってありがとう
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「一期一会」に
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