夏の終わりから咲きはじめる「フヨウ(芙蓉)」。
どちらもアオイ科フヨウ属のハイビスカスの仲間で、落葉低木の一日花。
ムクゲ(槿)とフヨウ(芙蓉)の見分け方はむずかしい。
・花期
咲き始めは、夏のはじめから開花するムクゲが先。
フヨウは、真夏を過ぎてからの開花。
・樹型
フヨウに比べると、ムクゲは上にすーっと伸びる。
フヨウは、全体に横に枝分かれして、こんもりした印象。
・花柱の形態
ムクゲはまっすぐ。
フヨウは、花柱の先端が曲がる。
わが家にあるフヨウは、赤花の一重と、
スイフヨウ(酔芙蓉)。
朝、白い大輪の花を咲かせ,お昼ごろにはピンクにかわり,
午後にはさらに赤くなり,翌朝には真っ赤になってしぼんでいます。
温帯のハイビスカスともいえるフヨウの花が気になっていて、
最近、仲間入りしたのがアメリカフヨウ(亜米利加芙蓉)。
耐寒性の宿根草で、別名、クサフヨウ。
20~30センチの巨大な花が次々に咲くのですが、
花が咲く様子は、どこか清楚ではかなげで好きです。
白いつぼみの鉢と、
赤いつぼみの鉢を買ってきたのですが、
白花から少し遅れて、
真っ赤なアメリカ芙蓉が咲きました。
翌日には、おとなりの二つのつぼみが膨らんで、
二つなかよく咲ききました。
赤と緑のコントラストがうつくしい。
真紅の花にワンクリック
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と感激しながら、
真紅のアメリカ芙蓉をながめていたら、
伊藤比呂美さんの『とげ抜き 新巣鴨地蔵縁起』が届きました。
「読みたい気持ちがつのる」と書いたら、
上野さんが貸してくださったのです(感謝)。
あけてびっくり、
いま見たアメリカフヨウみたいに美しい本です。
20日締め切りの通信の原稿が続々と届き、
編集が大詰めで、読んでる余裕はないのですが、
「読みたい・・・」「いや仕事がさき・・・」との葛藤のなかで、
ほんを横目に仕事に励んでいます(笑)。
と、ここで通信の執筆者から原稿の相談があり、一時中断。
これが、昨夜のことですから、
丸一日がかりのブログ記事です。
ついでに二日分かいちゃおう、
ということで、
中日新聞夕刊の、今週の本棚「おひとりさまの老後」。
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今週の本棚 「おひとりさまの老後」
子の「一緒に暮らそう」は悪魔のささやきと心得よ。「家に帰りたい」と「家族と暮らしたい」を区別すべし。女同士の食卓に男は無用。子孫に美田は残さない。孤独死で何が悪い? 「ずーっとシングル」組に、夫が先に逝き子どもも独立した「シングルアゲイン」組、人生終盤で「おひとりさま」の道へと合流する多くの女たちのために、住まい方、人付き合い、お金、介護、死の準備について、心積もりとノウハウを伝授。「おさみしいでしょう」「老後の面倒は誰が?」と言われて「大きなお世話」と切り返す老女の時代にブラボー!?
上野千鶴子(法研・1470円)(2007.9.20 中日新聞夕刊)
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通信の編集しながら、ブログの記事をかきながら、
「紫花豆」を煮ました。
日がな一日、家にいる日は、花豆日和なのです。
紫花豆を一晩、たっぷりの水に漬け、
ぷっくりと膨らんだ花豆を火にかけます。
ふっとうしたらアクが出た水をいったん捨てて、
ひたひたより多目の水に落し蓋をして、
今度はことこととやわらかくなるまで煮含めます。
皮と実がやわらかくなったら、甘みをつけます。
と、さがしたけれど、砂糖類がないので、今回は蜂蜜で。
まず薄味をつけた紫花豆の味見。
このまま、お茶うけになりました。
蜂蜜を入れて火を止めて冷まして、
また火をつけてと、少しずつ、蜂蜜を足していって、
最後に、一つまみのお塩で甘味を引き締めて、
「紫花豆の蜂蜜煮」のできあがりです。
一日がかりのブログ記事と紫花豆の煮ふくめ、
足掛け3日がかりの通信の編集の締めは、
ひさしぶりのワインで夕食。
さっぱり系のつまみに合わせて選んだ白ワインは、
オーストラリアワインのジンダリーシャルドネ。
フルーティだけど甘くなく、上品な辛口で、
クリームチーズやブルーチーズに合いそう(苦手だけど)。
わたしは最近、イチジクの生ハム巻きにはまっています。
あと3人のリライト原稿をまちながら・・・・。
やっぱり、
『とげ抜き 新巣鴨地蔵縁起』を読むことにします。
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