「冬ごもりの虫が地中からはい出るころ」で
わたしも外出したくてもぞもぞ。
外を見ると、黄砂もなくてお天気もよさそう。
ということで、
10時から選挙公営の住民訴訟の裁判を一つ済ませて、
梅林公園の梅を見に行ってきました。
黄砂がなかったのはいいんだけど、梅も見ごろには少し早くて
雪雲が出てきて、寒くて風が強くてまいりました。
咲いてる梅の花はとてもきれいだったのですが、画像が多くて、
すぐには整理できないので、とりあえず今日は、
隔週水曜日の連れ合いのコラム「いきいきセカンドステージ」
「自給的農業 シンプルに」を紹介しますね。
いきいきセカンドステージ【寺町 知正さん】 自給的農業 シンプルに (2008.3.5 朝日新聞) 自給的な農家の生活に欠かせないポイントがある。そこを分かりやすく全国に説いた人が、下呂市金山町にいる。中島正さんである。中島さんは、薬剤や添加物と無縁の卵を生産する農法を提案。その鶏小屋はトタン屋根、回りを金網で囲っただけの吹きさらし。土の上で数十から数百羽の鶏を飼う。卵の味は抜群、濃厚で、しっかりした黄身ははしで持ち上がる。 卵や野菜は消費者に回り、残った野菜やクズは鶏のエサに回る。鶏は穀物、残飯などだけでなく雑草も好んで食べ、いっそう健康を増す。鶏小屋の土の上には自然に発酵したサラサラの鶏ふんが堆積(たい・せき)する。鶏ふんは通常では廃棄物だが、中島流では鶏小屋が超効率的な堆肥(たい・ひ)工場に転換する。 とはいえ、自給的生活にも現金は必要。美味な卵は年間を通して安定しかつ予定可能な収入源となる。この農法は多額な資金も高度な技術も不要。畑の土がどんどん肥える。だから、ゼロからの出発には最適だ。 中島さんの80年の著作、「自然卵養鶏法」(農山漁村文化協会)は、この種の本としては異例の2万7千部にもなった。01年には「増補版 自然卵養鶏法」として改訂。今も増刷が続く。88歳ながら、昨年は「農家が教える自給農業のはじめ方」(同協会)も出版した。提唱は、脱サラで農家を志す人たちや農業再生を目指す人たちにも強くひびき、全国に広がった。 自給的な農業は、農法だけでなく生きる信念と哲学にあることが伝わってくる。その神髄は循環、共生、自然でシンプルに徹することだと私はとらえている。ともかく、20代で農業に就いてすぐの私が、中島さんに出会い、身近に多くを学べた幸運は何ものにもかえがたい。 (2008.3.5 朝日新聞) |
コラムで紹介した本はこの2冊。
「自然卵養鶏法」は、脱サラで農業をする人たちのバイブル。
新たに↓「増補版 自然卵養鶏法」も買ってきました。
これから百姓をしたいという人にも役立つお勧めの本です。
ということで、先週、今回のコラムの登場された金山まで、
すっかりご無沙汰していた中島さんに会いにいって来ました。
百姓をやっていたころは、子どもをつれてよくおじゃましたのですが、
とっても懐かしくて、上がりこんで話が弾みました。
94年執筆の『都市を滅ぼせ』をサイン入りでいただいてきました。
わたしたちが持参したのは、無農薬のお米と、
ともちゃん自慢のパイプ栽培の自然薯↓。
「いきいきセカンドステージ」【寺町知正さん】
山芋抜ける快感に満足(2008.2.20 朝日新聞)
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自給的農業をしながら、よく作っていたのが煮豆。
青大豆と手作りコンニャクを「道の駅」の直売所で買ってきて、
ニンジンもどっさりあるので作りました。
青大豆は一晩水に戻して、圧力鍋でやわらかく煮ておきます。
コンニャクは、塩でもんでさっとゆでてからさいの目きりに。
ニンジンとしいたけと昆布も小さく切って、
青大豆の入った圧力鍋に入れます。
落し蓋をして、圧力鍋をセット。
「弱」で20分ほど煮てから、
あとは、薪ストーブの上でことこと。
青大豆の煮豆のできあがり。
残りのコンニャクと、まだまだドッサリあるニンジンで、
「ニンジン丸ごとおでん」も作りました。
羅臼昆布のだしで、ニンジンも箸で切れるほどとろとろで甘くて、
塩も醤油も入れなかったのだけど、おいしかった。
最後まで読んでくださってありがとう
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