留守にしているうちに、水仙や雪柳も咲きはじめたのですが、
残念ながら、写せません。
メールもどっさり、で、さすが3日間も出かけていると
からだも疲れて、血圧もあがり気味(ぎょっ)。
友人から、「上野さんの『徹子の部屋』のDVD録画をしてあるから、
よかったら見に来て」と電話がありました(親切にありがと)。
東京には、「86歳・おひとりさま」の母が100万人に一人くらいという
めずらしい(かつ難しい)病気の疑いがあり、
紹介状を持って、
東京女子医大病院の専門医を受診してきたのです。
市民病院の主治医(循環器)は「25年医師をやってきたが初めて」。
けっきょく通院している市民病院では見つけられず、
ラチがあかないので、友人や知り合いの医師に相談して、
他の専門医を受診してやっと病名の推定ができたのです。
とはいえ、
症例が少なく、このあたりの病院では診断も治療もできず、
東京の専門医も「20年やってきたが年に一人あるかないかくらいです」。
「宝くじに当たる確立より低いそうだよ」と説明すると、
「どうせなら宝くじに当たればよかったのにね」と母。
病名の鑑定自体が難しいので、来週から「検査入院」です。
今日は、母が長年飲んでいた薬(心臓・高血圧)の一部を、
検査のために止めるように、と病院から連絡があったので、
混乱しないように、一回分ずつを日付を書いた袋に分けてあげていました。
東京でのことは、いつかまとめて整理してアップしますね。
東京に行く前の日に作っておいたDV関連の記事を、
ブログネタがなかったらホテルでアップしようと思っていたのですが、
そんな余裕がないまま、帰ってきてしまいました。
ちょっと遅くなりましたが、とりあえず記事だけ紹介しますね。
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『デートDV 愛か暴力か、見抜く力があなたを救う』
(遠藤智子著/ベストセラーズ/2007 )
あなたのデートDV理解度チェック
’08記者リポート:デートDV 被害防止へ「対等な人間関係を」 /富山 毎日新聞 2008年3月3日 ◇適切な相談相手選んで 交際相手への暴力「デートDV(ドメスティック・バイオレンス)」。DVは配偶者や内縁関係など、親密な関係にある人からの暴力を指す。特に交際相手からの暴力であるデートDVは若者の間で増加しており、一昨年の内閣府調査では10~20歳代で、身体的、心理的、性的暴力を受けたことのある女性は13・5%、20歳代に限ると22・8%にも上った。命の危険を感じたことがある人も20人に1人いる。しかしDV防止法の対象外で、1人で悩む被害者も多い。なぜ問題が起きるのか、そしてその対策は……。2月に富山市内で開かれた「指導者のためのデートDV防止講座」でその答えを探った。【青山郁子】 ◆相談、年々増加 暴力は4種類に分類される。「身体的暴力」は殴るける。「精神的」は▽怒鳴る▽他の人と連絡をとれなくする▽メールをチェックする▽メールで暴言を送信する▽無視する▽相手の行動を制限する。「性的」は▽性関係を強要する▽応じないと不機嫌になる▽避妊に協力しない。「経済的」は、お金を貢がせたり取り上げたりする、など。 講座を主催したNPOハッピーウーマンプロジェクト(小林涼子代表)によると、こうした相談は年々増加。現状を受けて、富山県は高校でワークショップを開催するなど防止対策に乗り出している。 ◆力と支配 結婚もしていないのに、なぜ逃げられないのか? 当事者以外は必ずこのような疑問を抱く。「ウィメンズカウンセリング富山」代表で、フェミニストカウンセラーの椚座久子さん(富山市)は「彼が加害者だと認めたくない、暴力を受ける自分が悪い、それが愛なのだと思い込む被害者が多く、自分が受けている暴力が理不尽だと気付きにくい」と解説する。 被害者の心理状態について、支配的な彼に対して依存する↓彼への服従の証しとしてそれ以外の人間関係を絶ち、孤立無援になる↓気まぐれに爆発する彼に対して常にびくびくし、何をしても無駄という無力感を持つ↓恐怖の前に「偽りの和解期」があるため、恐怖と懐柔の間を揺れ動き、心理的エネルギーを消耗する、という経緯をたどる。 その結果、うつや自殺願望、パニック発作など精神的、身体的症状が出る場合もある。 ◆暴力容認の社会 家庭なら児童虐待、学校ではいじめ、職場ではセクハラ、パワハラ、リストラなど、力を持って相手を支配するという構図が社会にあふれており、このような環境で育つと、力を持つ人は他を押さえつけることに疑問を持たなくなるという。 椚座さんは、ビデオやインターネット、マンガなど社会に暴力があふれているのも一因と指摘する。 ◆ジェンダーバイアス 被害者は男性もいるが、大半は若い女性。そこで重要なのが「ジェンダーバイアス(社会的性別による偏見)」。椚座さんによると、男はこうあるべき、女はこうあるべき、という偏った価値観のまま成長すると、男女関係に力の差が生じ、対等ではなく上下、主従になる。 ◆教育現場が理解を 講座を受講した高校関係者によると、学校内で実際にこうした相談や報告がある。女性講師(29)は「子どもたちを見ていて、ジェンダーバイアスのすり込みをすごく感じる。当たり前と流してしまわず、筋を通す姿勢を大切にしたい」、女性養護教諭(40)も「小さいことも見逃さず、ぜひ生徒の指導に生かしたい」と話す。 被害防止へ向け、椚座さんはアドバイスする。「対等な人間関係を築き、過不足なく自分の気持ちを表現してほしい。あなたに力がないのではない。そう思わされているだけだ」と。 適切なアドバイスをしてくれる相談相手を選ぶことも大切だ。椚座さんは「そのためには、子どもたちに一番近い教育現場の人たちに、正しい知識を身につけてほしい。それが予防への一番の近道です」と訴えている。 (毎日新聞 2008年3月3日) |
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