「どえりゃぁ熱い」ナゴヤヘ行ってきた。
会場の鶴舞公園にある「名古屋市公会堂」でたえこさんと待ちあわせ、
セミナー実行委員長の岐阜の田中良さんとバッタリお会いして少し話した。
12時からの、開会アトラクションが始まっていて、
中にはいると会場は真っ暗、進行役はなんと友人の吉田直美さん。
アトラクションはパス、空いていた2階の書籍コーナーで本を何冊か買って、
長椅子に座って駅で買ってきたサンドイッチを急いで食べた。
アトラクションが終わると前列2列があいたので、
いちばん前の席に移動。
本命は、1時15分からの上野千鶴子さんの基調講演
『女の性はなぜ叩かれるのか-家父長制と性の自律-』。
「バックラッシュの政治的背景」「ネオリベと『男女共同参画』の奇妙な同盟」、
そして、「バックラッシュとどう闘うのか」など、
バックラッシュを巡る歴史や状況が90分にコンパクトにまとめられ、
目配りのきいたインパクトのあるお話。
福井のことや、国分寺市、つくばみらい市の事件などがタイムリーに盛り込まれ、
運動の渦中にいるわたしにはなじみの話だったけど、
はじめて聴いて「目からウロコ」の人も多かったと思う。
『おひとりさまの老後』よりギャグも少なくカタイ内容だったけど、
聴いている人をかくじつに励ますメッセージがこめられていて、
最後のほうは、涙ぐんでいる人も多かった。
いつものことだけど、講演後にサイン会が開かれ、
長い行列の一人ひとりの本にサインする上野さん。
最後のお一人になるまで丁寧に対応されててサスガ。
腱鞘炎にならないかなぁ、なとどあらぬ心配などしていた。
当日資料と会場で買った本+上野さん関連のコピー。
若桑みどりさんの『戦争とジェンダー』と『カミングアウトレターズ』と、
上野さんが講演で触れられた『セクシュアリティ』37号を入手。
講演が終わってから、時間があったので、
4人で、セントラルタワーズの12階へ。
「資生堂パーラー」で、ティタイム。
マンゴーパフェ(1365円)とケーキセットを2個ずつ注文。
もうやいっこして食べました。
次の予定があるおふたりとは別れて、セントラルタワーズ12階に戻り、
小龍包の包み技に目が釘付けだった「鼎泰豐(デイタイフォン)」 で、
たえこさんお勧めの絶品「幻の小龍包」を食べました。
熱々の肉汁が口に広がり、おいしかったです。
デイ・タイ・フォンは、ニューヨークタイムズ紙で
「世界の10大レストラン」に選ばれた超有名店で、
本店がある台北では、いつも行列ができてるそうです。
「ケア その思想と実践」第6巻(岩波書店)を買おうと、
高島屋11階の三省堂書店に行って探したのですがなかったので、
本屋をぶらぶら見て周り、欲しかった他の本を数冊買って、
もうけっこうお腹が一杯だったのですが、
久しぶりに会った友人と別れがたく、
やっぱり夕食も食べて帰ろう、ということになり、
13階の「藪そば」でお蕎麦を食べながら、おしゃべり。
帰ってきたのは10時を過ぎていました。
まず、上野さんにコピーをもらった資料を一通り読んでから、
2002年の発売と同時に単行本で読んだ『闇の子供たち』を
昼間の上野さんの話とシンクロしながら、
予想通り、汗と涙と鼻水でグチャグチャになりながら2時半に完読。
そして思った。
「こどもの性(いのち)はなぜ売られるのか」
「世界はつながっている」。
こういうときだけ、の集中力、はスゴイ。
ヨフカシシテ、メンエキリョクオチタカナァ・・・
眠れなくなりそうだったので「リーゼ」を飲んで寝た。
迎えた「役にたたない日々」の「ときが滲む朝」。
今日も買ってきた本を読む至福のいちにちです。
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