みどりの一期一会

当事者の経験と情報を伝えあい、あらたなコミュニケーションツールとしての可能性を模索したい。

「女の性はなぜ叩かれるのか」上野千鶴子~「性教協」全国夏期セミナー/満腹&至福のいちにち

2008-08-02 12:45:36 | ジェンダー/上野千鶴子
「“人間と性”教育研究協議会」の第27回全国夏期セミナーで
「どえりゃぁ熱い」ナゴヤヘ行ってきた。

会場の鶴舞公園にある「名古屋市公会堂」でたえこさんと待ちあわせ、
セミナー実行委員長の岐阜の田中良さんとバッタリお会いして少し話した。



12時からの、開会アトラクションが始まっていて、
中にはいると会場は真っ暗、進行役はなんと友人の吉田直美さん。
アトラクションはパス、空いていた2階の書籍コーナーで本を何冊か買って、
長椅子に座って駅で買ってきたサンドイッチを急いで食べた。

アトラクションが終わると前列2列があいたので、
いちばん前の席に移動。

本命は、1時15分からの上野千鶴子さんの基調講演
『女の性はなぜ叩かれるのか-家父長制と性の自律-』。

「バックラッシュの政治的背景」「ネオリベと『男女共同参画』の奇妙な同盟」、
そして、「バックラッシュとどう闘うのか」など、
バックラッシュを巡る歴史や状況が90分にコンパクトにまとめられ、
目配りのきいたインパクトのあるお話。

福井のことや、国分寺市、つくばみらい市の事件などがタイムリーに盛り込まれ、
運動の渦中にいるわたしにはなじみの話だったけど、
はじめて聴いて「目からウロコ」の人も多かったと思う。

『おひとりさまの老後』よりギャグも少なくカタイ内容だったけど、
聴いている人をかくじつに励ますメッセージがこめられていて、
最後のほうは、涙ぐんでいる人も多かった。


いつものことだけど、講演後にサイン会が開かれ、
長い行列の一人ひとりの本にサインする上野さん。
最後のお一人になるまで丁寧に対応されててサスガ。
腱鞘炎にならないかなぁ、なとどあらぬ心配などしていた。


当日資料と会場で買った本+上野さん関連のコピー。
若桑みどりさんの『戦争とジェンダー』と『カミングアウトレターズ』と、
上野さんが講演で触れられた『セクシュアリティ』37号を入手。

講演が終わってから、時間があったので、
4人で、セントラルタワーズの12階へ。
 

「資生堂パーラー」で、ティタイム。
マンゴーパフェ(1365円)とケーキセットを2個ずつ注文。
もうやいっこして食べました。


次の予定があるおふたりとは別れて、セントラルタワーズ12階に戻り、
小龍包の包み技に目が釘付けだった「鼎泰豐(デイタイフォン)」 で、

  
たえこさんお勧めの絶品「幻の小龍包」を食べました。

熱々の肉汁が口に広がり、おいしかったです。
デイ・タイ・フォンは、ニューヨークタイムズ紙で
「世界の10大レストラン」に選ばれた超有名店で、
本店がある台北では、いつも行列ができてるそうです。

「ケア その思想と実践」第6巻(岩波書店)を買おうと、


高島屋11階の三省堂書店に行って探したのですがなかったので、
本屋をぶらぶら見て周り、欲しかった他の本を数冊買って、

もうけっこうお腹が一杯だったのですが、
久しぶりに会った友人と別れがたく、
やっぱり夕食も食べて帰ろう、ということになり、
 
13階の「藪そば」でお蕎麦を食べながら、おしゃべり。

帰ってきたのは10時を過ぎていました。

まず、上野さんにコピーをもらった資料を一通り読んでから、
2002年の発売と同時に単行本で読んだ『闇の子供たち』を
昼間の上野さんの話とシンクロしながら、
予想通り、汗と涙と鼻水でグチャグチャになりながら2時半に完読。

そして思った。
「こどもの性(いのち)はなぜ売られるのか」
「世界はつながっている」。

こういうときだけ、の集中力、はスゴイ。
ヨフカシシテ、メンエキリョクオチタカナァ・・・
眠れなくなりそうだったので「リーゼ」を飲んで寝た。


迎えた「役にたたない日々」の「ときが滲む朝」。

今日も買ってきた本を読む至福のいちにちです。


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コメント (2)
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