駐車場からは、いつも西遊歩道を登ります。
山頂までの所要時間は約40分ですが、なだらかな上りで、
花を撮りながら歩くには手ごろです。
西遊歩道の上り口近くには、アカソが群生してきれいなのですが、
虫が発生して丸裸(無残)
クサボタンは西遊歩道の入り口近くにあり、
今年はまだつぼみで花がちらほら。
●昨年のクサボタン
ツルニンジンも近くでみつけました。
少し登るとシモツケソウとクガイソウもちらほら。
コオニユリとハナウド
ツリガネニンジン
伊吹山にはいろんな種類のアザミが咲いているのですが、
これは、8月中旬から咲き始める伊吹山固有のコイブキアザミ。
西遊歩道は蕾。山頂近くなるとちらほら咲いています。
西遊歩道に咲く色が濃い花は、ミヤコアザミか?
タムラソウ(田村草)の花はアザミに似ていますが、
はにとげがありません。
薬草にもなるオトギリソウ(弟切草/オトギリソウ科)。
「弟切草(オトギリソウ)」の名の由来は、昔々傷を治療していた秘密の薬草を、
人のいい弟が他人に口外したために、兄が怒りその弟を切り殺したのです。
その血しぶきが花や葉に黒い点々となって残ったと伝えられているそうです。
その油点が、タンニンとヒペリシンという成分を含み、
生薬名は小連翹(しょうれんぎょう)といい、
煎じたものを、切り傷の止血薬や月経不順の鎮痛薬、
うがい薬などに利用されます。
ほかにも、かわいい黄色い花たちがあちこちに咲いています。
キバナノレンリソウは、伊吹山だけに咲くマメ科の珍しい野草。
室町時代にやってきたヨーロッパの牧草で、「信長の薬草園」の名残とか。
オオダイコンソウと、
ポピュラーなコウゾリナ。
伊吹山には、固有種も含めて、たくさんの高山植物や山野草が咲いています。
山頂付近は、夏から秋のお花畑が見事です。
お盆休みを利用して出かけたら、感動すること間違いなし。
ただし、遅くなるとドライブウェーが渋滞するので、
朝早めに行くのがお勧めです。
次は西遊歩道の上のほうと、山頂のお花畑を紹介しますね。
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