みどりの一期一会

当事者の経験と情報を伝えあい、あらたなコミュニケーションツールとしての可能性を模索したい。

第3回「議員としてのスキルアップ連続講座」/サンプロ「地方議会を変える」

2009-01-30 08:50:11 | 市民運動/市民自治/政治
きょうは名古屋で市民派議員のためのスキルアップ連続講座の最終回。
参加者に課題をリクエストし、届いたレジメを読み込んで、
内容を構成するオーダーメイドの勉強会なので、
昨日は、オリジナル資料の作成に追われていました。

一泊二日の勉強会は、2000年からはじめて9年目になりますが、
一度も同じ内容でやったことがないし、実践的な講座で他に類似のものはない、
ということで、全国から市民派議員が勉強に集まる、と自負しています。

というわけで、準備万端、もうすぐ出かけます。

 第3回 「議員としてのスキルアップの連続講座」
●日時:2009年1月30日(金)~31日(土) 於「ウイルあいち」  
「一般質問と議案質疑のまとめ、情報公開、支出、予算審議など」

1月30日(金)13:00~ 
《セッション1》 「一般質問を深める」 
   議論の仕方。事実や争点の見極め。獲得目標の設定の必要性
前回の「一般質問」の事後評価 (課題Cに即して)
      再質問、再々質問の手法

《セッション2》
(1) 「議案質疑を深める」
 
議案の争点、質疑の論点、獲得目標の設定の必要性 (課題A)
      「私のよくできた質疑、悪かった質疑」
(2) 「一般質問、質疑のまとめ」 
「一般質問、質疑の苦手なところーその理由、総括」(課題B)
ディスカッション。テーマ「私の問題を解決するために・・・」

《セッション3》の(1)  「3月議会にむけて=予算審議のために」
総論~予算とは何か/行政における予算の流れ/議会における予算審議
各論~予算書の読み方/予算審議の手法/事業、サービス、政策としての予算
(2) 「情報公開度を高めることは自分の仕事に返ってくる」 
議員として情報を手に入れる。情報公開制度の理解。議案などの調査への利用
情報を出させる迫力と実力。制度の広がりの結果は市民の利益
         非公開情報への異議申立てとその点検=立論・議論の実践 (課題=1例 計12例)

1月31日(土)9:00~
《セッション4》(1) 「情報公開を広げるには」 
   (続) 非公開情報への異議申立てとその点検=立論・議論の実践
(2) 「まちの支出を斬る」 
「私のまちの許せない支出」―実例を持ち寄り検討 (課題=2~4例 計27例)
実際の住民監査請求の立論と展開の実習 

《セッション5》  「まとめ」
・「3回の講座に思うこと」
・「(仮定) 次に学びたいテーマや内容」

《オプション》参加者から課題・テーマが出れば、まずそれ。
その次は、支出の問題や住民監査請求、異議申し立てなど実例対応

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
●持ち物
(A)『地方自治小六法』程度の辞書
(B)『議員必携』(学陽書房)
(C)『市民派議員になるための本』(寺町みどり/学陽書房)
・第一回、第二回の講座の資料は必ず持参してください。
(今回【課題C】一般質問の「議事録」は配布しないので、ご自分の分をお持ちください)
・最新の予算書




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ところで、前から紹介したいと思っていた、
サンデープロジェクトの「地方議会を変える」。

二回連続で、12月は「Ⅰ『稼業は政治』の功罪」ということで、
改革をはじめた議員報酬を日当制にした矢祭町と、
対照的に、学芸会と揶揄されている北海道議会や
市民不在の西東京など、旧態依然とした議会の現状。

「議会不要論」まで飛び出して、「どうする地方議会」と思っていたら・・・、

今月は「Ⅱ秘訣は『市民の眼』にあり」ということで、

名古屋市の市民の活動、三重県議会、本吉町、御船町など、
先進的な議会や市民自治に取り組むまちの例を紹介。




  


議員たちが率先して「議会改革」に取り組む宮城県・本吉町では、
議員が積極的に議会を変えて市民からも評価されています。
  

  

  
きっかけは『議員必携』をテキストに勉強会をしたこと(納得)。

『議員必携』は全国の町村議会議員に配られる議会の基本がのってる優れた本。
十数年前にわたしが議員になったときも、丸暗記するほど読みましたし、
市議会議員の参加が多いわたしたちの勉強会でも必須のアイテムです(笑)。

締めくくりは、
当選した山本町長が、市民や職員や議会を巻き込んで、
「市民自治の実現」に取り組む熊本県・御船町。


  

  
町民の人も行政にお願いするばかりじゃない、
職員も町長に任せるんじゃない
「自分たちの考えをどうするのか」、
議員たちの執行部を質すとか提案するとか、

「自分に何が出来るか」を考え
やれば必ず変わっていく
 

最後の町長の言葉が印象的でした。


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