今日は、今年度最初の「M&T企画/議員と市民の勉強会」。
午後1時から明日8日(土)午後までの丸一日の日程で
第1回のテーマは、「議会で働くために必要な各種の基本を身につける」。
内容はもりだくさんで、オリジナル資料をたくさんつくったので、
朝から、参加者の分を含めて、プリントアウトしています。
相方の講師である、つれあいがプリンターに使っている間に、
わたしはブログをアップ。勉強会の内容を紹介します。
今回の参加者は、12名。全員が現職の市民派議員です。
一泊二日で年3回の連続講座ですが、2回目以降の参加を希望する方は、
みどりまで、電話でお問合せください。
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自治体政治の関連では、7月下旬から毎日新聞で連載していた
「時代を駆ける:片山善博」がとてもおもろくて、毎日、読んでいました。
全部で6回ありますが、特に「2情報公開徹底、改革の基本」と
「6地方自治を「草の根」から」がよいので、紹介します。
他の回も、今なら毎日webで、全部読めます。
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午後1時から明日8日(土)午後までの丸一日の日程で
第1回のテーマは、「議会で働くために必要な各種の基本を身につける」。
内容はもりだくさんで、オリジナル資料をたくさんつくったので、
朝から、参加者の分を含めて、プリントアウトしています。
相方の講師である、つれあいがプリンターに使っている間に、
わたしはブログをアップ。勉強会の内容を紹介します。
2009年 議員と市民の勉強会 「議員の仕事・市民の仕事~まちをかえるのはあなた」 ◆第1回 「議会で働くために必要な各種の基本を身につける」 ― 知っておくべき 役所の支出や文書の「基本のき」― 日時 :2009年 8月7日(金)13時~8日(土)12時 8日午後~「オプション講座」(希望者の任意の相談に対応します) 講師:寺町みどり&ともまさ tel 0581-22-4989(共通) 【内容の詳細およびタイムテーブル】 8月7日(金) 開会 13:00(時間厳守) 自己紹介及びテーマ 「議員としてのわたし(勉強会で獲得したいこと)」 【セッション1】13:20~15:20(120分) 議会の基本/議会の流れ、議会の構造、各議会の実態 《総論》議会の基本、議員の仕事(発言)/議会の流れ・議会の構造(システム) 、 議会の活動能力とは 《各論》各議会の実態/調査結果&ディスカッション 【セッション2】15:40~17:10(90分) 役所の支出の基本/役所の仕事は公文書主義。情報公開との関係 ・支出の分類と定義 ・委託料・補助金の違いと基本/契約と債権・債務 ・文書の作られ方/仕事を定義づけるもの/自分の役所のことを肌で知る ・それらの支出に関連してどんな文書が作られているかを知る 【セッション3】17:30~20:00(150分) 一般質問と議案質疑の基本/議会での実効性のある発言の手法 一般質問と議案質疑の基本/一般質問・質疑の組み立て方 ★「今後取り組みたい一般質問」のプレゼンテーション+コメント~課題4に即して ★「3月議会での一般質問の事後評価」のプレゼンテーション+コメント~課題5に即して 【セッション4】8月8日(土)9:00~11:30(150分) 9月は決算議会/決算審査を使いこなす~決算審査の基本~市民派議員として評価する 《総論》決算とは何か/決算審査を使いこなす~決算審査の基本 《各論》 決算審査は政策(事業の)事後評価~決算全体の問い直し/決算審査の実際 ~議員としての決算審査の手法 (1) 決算とは何か ・自治体財務・予算のしくみと流れ ・自治体財政の流れの理解と、議員活動を活かす時機 ・「決算議会」の流れ (2) 決算審査とは何か ・決算審査の重要性~予算審議との相違点と共通点 (3)決算審査は政策(事業の)事後評価~決算全体の問い直し ・決算審査の着眼点 (4)決算審査は自治体によってばらつきがある ・各議会の習慣(議会手続き)を理解し報告する。 ・他の議会のやり方を知る (5)決算審査のじっさい~全員会員改正化? ・決算委員になれない議員はどうするか ・そこで、あなたはどうするか?(短期的に、長期的に) (6)決算審査は「討論」で締めくくる ・挽回する、主張する、整理する。 ・賛成討論するか反対討論するか。 市民派議員として自治体決算を評価する/評価手法と評価基準 決算審査にこう取り組む ・決算審査でやりたいこと。 【感想とまとめ】 参加者の感想、「第一回の勉強会で獲得したこと」と、講師のまとめ~2回目に向けて ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 【オプション講座】8月8日(土)午後~(希望者のみ) ★いま、議員として議会活動で困っていること |
今回の参加者は、12名。全員が現職の市民派議員です。
一泊二日で年3回の連続講座ですが、2回目以降の参加を希望する方は、
みどりまで、電話でお問合せください。
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自治体政治の関連では、7月下旬から毎日新聞で連載していた
「時代を駆ける:片山善博」がとてもおもろくて、毎日、読んでいました。
全部で6回ありますが、特に「2情報公開徹底、改革の基本」と
「6地方自治を「草の根」から」がよいので、紹介します。
他の回も、今なら毎日webで、全部読めます。
時代を駆ける:片山善博/2 情報公開徹底、改革の基本 ◇YOSHIHIRO KATAYAMA 毎日新聞 2009年7月28日 <片山さんは99年4月14日、鳥取県知事として初登庁した際、職員にこう訓示した。「これからは仕事の経過はすべて公開されると念頭に置いてください。勇気がいるし、役所にとって当面はやっかいですが、長い目で見ればウソや隠し事をしなくていい。私の経験では、公務員にとって一番楽で、精神衛生にいいことです」> 情報公開がすべての改革に通ずる武器です。組織は常に腐敗する。多くの人が長い間一緒に仕事すれば、コンフリクト(紛争)を避けコンフォタブル(快適)になろうとするのが人間の本質。情報公開すれば、公開されて困ることはしなくなる。「ここまではいいだろう」という自分勝手な判断でなく、「世間の人がいいと言うだろうか」という判断になります。内部の融和を多少犠牲にしてでも、県民生活を向上させるための機能集団に戻らないといけないと考えました。 <ただ、情報公開を実践する際には、一刀両断的なやり方は避けた。県営中部ダム事業を中止する時には、県の公共事業再評価委員会が00年3月に「ダムの3分の1の費用の護岸改修で、同じ治水効果が得られる」と中止を勧告するまで待った> 長い行政経験から、中部ダムの必要性を説く言葉には、どこかにまやかしがあると感覚的に分かっていました。しかし、数字のトリックは私だけでは分からない。担当者に「本当のことを再評価委員会に言って結論を出そう」と説得し、その気になってもらったんです。費用の積算について県議会で追及された際は、「役所は『正直に情報公開したら過去(の判断)を追及される』と怖がり、原案通り突っ走る。今は過渡期なので、間違った方向に役所が閉じこもらないよう、ご配慮を」とお願いしました。 <公開の対象になるのは書類だけではない。00年10月の鳥取県西部地震で災害対策本部に1カ月近く詰めた際は、本部を記者団にも完全に開放。片山さんの席の斜め後ろに席を確保する記者も現れた> 災害時にマスコミ用の部屋を作ると、待たされてイライラした記者に説明することになり、質問にすぐ答えられないとトラブルになる。同じ部屋で途中経過も含めて全部聞いてもらえば結果を伝えるだけで済み、忙しいときに手間を省ける利点があるんです。 <予算編成も財政課長査定の段階からインターネットで公開し、知事査定の密着取材も認めるまでに進んだ。一方、各地の自治体で導入された「行政評価」は実施しなかった> 予算こそが一番の行政評価なんです。去年までやってきたことを点検し、必要なものを残し、そうでないものは切る。(多くの自治体のように)議会に根回しして予算にチェックを入れさせず、監査は骨抜きにしておいて、形だけ行政評価を導入するのは、本来のことをやってない、ということです。 私は県議会で、「過去の査定は福祉や教育の数百万円の事業は微細に査定したが、数十億円単位の予算はほとんど吟味していなかった」と指摘しました。「前年比○%増」といった量的管理は必ず質的劣化を招く。だから、道路や河川などの公共事業も、新規、継続を問わずに一件ずつ査定するように変えました。 国や他の自治体もそうすべきです。例えば国の予算では、鳥取県で優先度の高い高速道路は道路公団の事業だからと予算が付かず、景気対策の補正予算で農水省の枠で農道に予算が付くようなことがありました。広い視野で優先劣後を考えることが霞が関(中央官庁)に欠落しているんです。 そのことを週刊誌のコラムで指摘したら、農水省から「農道の予算はいらないんですか」と県の職員に電話があったそうです。 ============== 聞き手・田中成之/「時代を駆ける」は月~水曜日掲載です。 ============== ■人物略歴 ◇かたやま・よしひろ 岡山県瀬戸町(現岡山市)出身。99~07年に鳥取県知事を務め、「改革派知事」と呼ばれる。東京大法学部卒、自治省(現総務省)入省。現在、慶応大学法学部教授、地方制度調査会副会長など。57歳。 毎日新聞 2009年7月28日 東京朝刊 |
時代を駆ける:片山善博/6 地方自治を「草の根」から ◇YOSHIHIRO KATAYAMA 毎日新聞 2009年8月5日 <再就職先は慶応大学法学部教授。3選不出馬表明直後に打診されたのが縁だった。現在、一般教養や学生、大学院生のゼミなど週5コマの授業を持つ> いろんな人が私にアドバイスをくれました。「授業態度に落胆しないように」と。「携帯電話をいじったり私語が多い。いちいち腹を立てたら身が持たない」と言われましたが、全然そんなことがない。「静かに」と言えばピタッとやみます。携帯をいじったり無礼な学生はいません。 今の学生観はちょっと間違ってる気がします。ゼミの学生に「この本をこういう観点で読もう」と言えばちゃんと読みますよ。大人の側に若者への誤解があるんでしょう。大人からのアプローチに大いに工夫の余地があると思いますね。 <「政治学」の登録者は約450人。出欠は取らないが約350人が出席し、机に伏せて寝る学生もわずかに15人と良好な授業環境だ> 学生が自分たちで作る授業評価の冊子では、ありがたいことに授業充実度や学生の授業態度で(最高評価の)星五つでした。 心がけているのは動機付け。たとえば「地方自治論」のゼミで、ある区議会を学生たちに見学に行かせると「こんなにひどいんですね」と言いながら帰ってくる。普通は「議会は予算も決算も決定する最高権限を持つ」という制度論から入りますが、実態は全然違う。現場を見れば、最初から制度論をやるよりよっぽどスピーディーに、制度が想定する建前と実態の違いを理解するんです。そこで「こんな現状ではいけない」と問題意識を持ち、考える力が身に着く。具体例を教材に、概念を学んだ方が、学生の食いつきがいいし、動機付けにもなります。 <各地に講演に呼ばれるほか、国会議員から意見を求められることもしばしば。ただ、あくまでアドバイザーに徹し、「21世紀臨調」や「せんたく」などの政治的な動きとは距離を置く。それでも、各種選挙への立候補を働きかける政党関係者は後を絶たない> あまり多くはないですが、その都度断ってきました。今、この仕事が本当に楽しいですから。日本の地方自治学は地方自治を国家統治のツールとして見る「上から目線」の学問です。だけど、自治体は住民のためにある。私の使命はこの学問を、住民が自治体をコントロールするにはどうするか、という草の根からの体系に切り替えることだと思ってるんです。それを始めたばかりなので、中途半端にしたくはありません。 <33歳から19歳の4男2女計6人の子供を育て、末っ子の四男が昨春、大学に進学して一段落した。平日を過ごす東京では、大学生の息子2人と2LDKのアパートで暮らす> 妻に結婚を持ちかけた際、医者に不妊症と言われていると打ち明けられました。「どうしてもだめなら養子をとればいいじゃないか」と言って結婚しましたが、すぐに妊娠がわかり、うれしい誤算が続いて6人も授かりました。 強調したいのは子育てが大変なのは2人目までで、3人目からはむしろ楽だということ。1人目は大変だし、2人目は上の子とのバランスで苦労する。でも3人目以降は、経験がある上に、上の子が下の子の面倒を見たり、家事を手伝ってくれて楽になるんです。ほとんどの子が塾に行かず、公立高校に通ってくれたので公務員の給料でもなんとかなりました。 <妻弘子さんは、今回の取材を終え、掲載直前の7月17日に鳥取市で亡くなった。県職員から「知事の最大の野党は弘子さん」と評される率直な人柄だった> 出会いは高校2年のクラス。自立して自分の意見をテキパキ言う彼女に魅力を感じました。それは私が知事になってからも変わらず、微妙な政治情勢の市議選や国政選挙で、「これは」と思う候補の選挙応援に飛び回ったりしました。私が「やめた方がいいんじゃないか」と言っても、「夫に従属しろ、というの?」と反論されると引き下がらざるを得ませんでした。 (知事になった後の)約10年前に妻が悪性リンパ腫と診断され、平均余命は7年と聞かされました。知事選の前に聞いていたら、違う決断だったかもしれません。彼女は「家族と世の中のために精いっぱい生き抜きたい」と考え、昨年くらいまで普通の生活をしていました。妻は子育てと闘病を頑張りました。本当はもっと頑張ってほしかったんですけど、今は「ご苦労さまでした」と声をかけてあげたいと思います。=片山さんの項おわり ============== 聞き手・田中成之/「時代を駆ける」は10日から青色発光ダイオード開発者・中村修二さんのシリーズを掲載します。 ============== ■人物略歴 ◇かたやま・よしひろ 岡山県瀬戸町(現岡山市)出身。99~07年に鳥取県知事を務め、「改革派知事」と呼ばれる。東京大法学部卒、自治省(現総務省)入省。現在、慶応大学法学部教授、地方制度調査会副会長など。58歳。 毎日新聞 2009年8月5日 |
最後まで読んでくださってありがとう
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