みどりの一期一会

当事者の経験と情報を伝えあい、あらたなコミュニケーションツールとしての可能性を模索したい。

新型インフルエンザ「本格的な流行」/ 10月にも第1波ピーク

2009-08-28 09:32:38 | 健康/くらし/薪ストーブetc
総選挙の投票日まで、あと3日。
新しい政治へのカウントダウンがはじまっている。

友人の高橋さんが、武蔵大学のゼミで「世代政党 快晴」でつくった、
 総選挙2009特別企画 マニフェストであそぼーと



紹介しようと思って下書きに入れておいたら、もう今夜が締め切りでした。


人気ブログランキング(社会・経済)に参加中 
応援クリック人気ブログランキングへしてね
 

本文中の写真をクリックすると拡大します。

こちらも、大流行のカウントダウンがはじまっている新型インフルエンザ。
「想定以上のスピード」で拡大、新学期になって学級閉鎖が相次いでいる。
名古屋と長野でも死者が出て5人目。長野は33歳の男性とのこと。

一昨日はNHKの「クローズアップ現代」でもやっていた。

新型インフル:県岐阜商の野球部員ら96人感染の疑い
毎日新聞 2009年8月27日

 岐阜県は26日、夏の甲子園に出場しベスト4入りした県岐阜商の野球部員や応援の生徒ら計96人が新型インフルエンザに感染した疑いがあると発表した。同校によると、大会でベンチ入りした選手(2年生)1人の新型インフルエンザ感染が遺伝子(PCR)検査で確認された。そのほかの生徒も発熱などの症状を訴えており、26日から9月1日まで学校閉鎖とする。
 同校によると、ベンチ入りした別の選手1人(2年生)も簡易検査でA型インフルエンザとされた。選手を除く94人は野球部の応援のため、大型バス十数台に分乗して甲子園まで往復していた。ベンチ入りできなかった野球部員数人も含まれている。
 生徒らは県岐阜商が準決勝で敗退した23日の夜、バスで同校に戻り、チームの解散式に出席。その後の24~26日に症状が出たという。【三上剛輝】
毎日新聞 2009年8月27日 


高校野球でベスト4になった県立岐阜商や、優勝した中京大中京でも
応援に行った人たちが集団感染していたとのこと。
喜びもふっ飛んでいることだろう。

新型インフルエンザ発生状況(岐阜県内の動向 8/25)

岐阜県内の発生状況も数日前に発表されたけど、
この数は、遺伝子検査をして新型インフルエンザと確定した人の数。
この夏、関係者が発熱して病院を受診したが、「A型」とだけ診断されて、
タミフルをもらって、「自宅療養」だった。
「すわ、新型インフルエンザ」としんぱいしてたけれど、
幸いなことに、一日で熱が下がって、ほっと胸をなでおろした。
こんな人たちが、たくさんいるに違いない。

あとで、免疫関係の仕事をしている友人に聞いたら、
「夏のうちにかかわっておいた方が、ウイルスが弱いので軽くすむ」とのこと。
とはいえ、
持病のある人や、子ども、妊婦さんは重症化しやすいそうだから、
かからないように注意しましょう。

ということで、
昨日の毎日新聞に、詳細な特集記事が載っていたので紹介します。

クローズアップ2009:新型インフル流行 10月にも第1波ピーク
<世の中ナビ NEWS NAVIGATOR>
毎日新聞 2009年8月27日

 全国的に流行の勢いが止まらない新型インフルエンザ。厚生労働省は、集団感染の発生件数は23日までの1週間で前週から2割も増えたと発表した。新学期が始まった直後に休校する学校も相次いでいる。新型インフルはどこまで拡大するのか。流行拡大に伴い、重症患者が増え続けると、医療機関の受け入れが困難になったり、患者同士の接触で感染が広がることも懸念される。

 ◇沈静化後、第2波も 専門家「春までに3600万人」
 「10月が流行第1波のピークかもしれない」。冬とみられていた新型インフル流行のピークが大幅に前倒しになる可能性を、専門家が指摘し始めた。国立感染症研究所の安井良則・感染症情報センター主任研究官は「秋に感染者数が減る要素がない」と説明する。

 浦島充佳・東京慈恵会医科大准教授(疫学)によると、過去の新型インフルのパンデミック(大流行)は、流行期入りからピークまで約1カ月半。厚労省は今回、今月21日に流行開始を宣言したためこれを当てはめると10月にもピークを迎えることになる。厚労省は10月下旬にも新型用ワクチン接種を始める方針だが、ピークに間に合わない恐れが出てきた。しかもこれは第1波のピークで、いったん沈静化した後に第2波があるとの見方も強い。

 では最終的にはどこまで拡大するのか。
 季節性インフルエンザは毎年、約1000万人が感染し、流行期は12~3月。昨秋~今春に定点医療機関から国立感染症研究所に報告された患者数は、1月19~25日に1施設当たり37・45人に達し流行のピークとされた。これは厚労省が新型流行を宣言する根拠となった8月10~16日の同1・69人(全国患者推定数は約11万人)の約22倍に当たる。
 ほとんどの国民は新型ウイルスに対する免疫を持たないため感染は容易に広がり、新型が流行のピークを迎えれば、季節性の数倍規模になるとされる。
 東京大医科学研究所の河岡義裕教授(ウイルス学)は「この冬、必ず日本で大流行する」とし、季節性の3倍以上の規模となり、来春までに国民の約30%、約3600万人が感染すると予測する。浦島准教授は最大約5000万人の感染可能性を指摘。押谷仁・東北大教授(ウイルス学)は「11年春までに約8000万人が感染し、患者は5000万人に達するのではないか」と警鐘を鳴らす。世界保健機関(WHO)は8月、大流行が終わるまでに世界の人口の約3割、約20億人が感染するとの予測を公表した。【江口一、関東晋慈】

 ◇重症患者対策が急務
 新型インフルの症状は季節性とほぼ同じだ。だが感染者が多くなれば、季節性に比べ重症患者も増加するとみられる。
 21日朝、救急車が千葉県東部の中核病院、県立東金病院(東金市)に到着した。運ばれたのはぜんそくの既往症を持つ50代の糖尿病の女性。体温は40度、胸の痛みを訴えていた。簡易診断キットでA型インフルと判明、多臓器不全の恐れがあり血圧も低下し始めた。
 「新型かもしれない。集中治療が必要だ」。内科医が付き添い、集中治療室(ICU)のある千葉市内の病院へ転院した。女性は5月を最後に通院しておらず、過去1~2カ月の平均的な血糖状態を示すヘモグロビンA1cは10%(正常値は4・3~5・8%)を超えていた。糖尿病をはじめ腎臓病、心疾患、呼吸器疾患などの持病がある人は、新型インフルに感染すると重症化しやすい「ハイリスク」とされる。

 東金病院の平井愛山院長は「非常に厳しい状態だった。流行のピーク時にはICUはどこも満床になるだろう。その時はここで診るしかない」と話す。とはいえ、常勤医師はわずか14人。医師らが感染すれば、十分な診療ができなくなり得る。地域の重症患者発生をできるだけ減らすことを目指し▽ハイリスク者への注意喚起の通知発送▽糖尿病治療中断者の把握と早期受診の勧奨▽細菌性肺炎を防ぐワクチン接種--などを始める。
 死亡者が出た名古屋市内の病院では、看護師ら6人への感染が疑われた。医療施設では院内感染防止が極めて重要だ。
 東京都内の人工透析クリニック。仕切りのない部屋に20床を超えるベッドが並び、腎不全で人工透析を受ける患者でいっぱいだ。治療は4~5時間で週3日ほど。院長は「新型インフルの患者でも透析は中止できないから受け入れる」と話す。
 日本透析医学会は5月、新型対策をまとめた。「(感染)患者は約2メートルは離して透析すべきだ」としたが、院長は「ベッドの間隔を広げるのは現実的には難しい。患者にマスクをつけてもらい透析する」と打ち明ける。
 国内の透析患者は約28万人。クリニックのほとんどが手狭になっている。亀田総合病院(千葉県鴨川市)の小原まみ子医師(腎臓内科)は「患者の異変に素早く対応するため、透析室には仕切りがない。入室前にスタッフらに伝えてくれれば、透析時間をずらしたり、ついたてで隔てるなど対応ができる」と説明する。
 東京大医科学研究所の上昌広特任准教授(医療ガバナンス)は「大学病院や大病院が、空いた個室に重症患者を受け入れやすくするために、国が補助金を出すなどして支援するのも一つの対策だ」と指摘する。【永山悦子、河内敏康】

==============
 ◇重症化を警戒すべき症状(WHOによる)
・休息の間でも息切れする
・呼吸困難
・顔が青白くなる
・たんに色が付いている、血たんがでる
・胸が痛む
・意識もうろう
・3日を超える高熱
・低血圧
 子供ではさらに▽息が速い▽注意力欠如▽遊ぶ意欲がない--などを警戒すべき症状に挙げ、急速に悪化する可能性があると注意を促している
毎日新聞 2009年8月27日 



厚労相、新型インフル「流行本格化」 対策実践呼びかけ
朝日新聞 2009年8月19日

 新型インフルエンザの感染者が全国的に急増している情勢を受け、舛添厚生労働相は19日午前、記者会見し、「本格的な流行が始まったと考えていい」と話した。そのうえで、このまま感染が拡大すれば医療機関で重症者対応ができなくなるとして、「感染の拡大防止には一人ひとりが対策を実践することにつきる」と呼びかけた。同日には名古屋市の80代女性が新型インフルエンザで亡くなり、国内の死者は3人となった。
 舛添氏は、流行の本格化は秋以降としていた従来の予想に反し、真夏でも感染が拡大していることについて、「私も予想できなかったことだ」と説明。「夏休み中なのに増えている。9月になって学校が再開されると感染が急激に拡大する危険性があると思う」と述べ、医療機関の負担増大に懸念を表明した。
 また、「病原性が低いということで、皆さんも忘れてしまっている」と「国民全体の慢心」が感染拡大の原因にもなっていると指摘した。舛添氏は「新しいウイルスへの警戒を解いてはいけない。感染は自分が止める、という気持ちが大事だ」と話し、手洗いやうがいの励行などを呼びかけた。
 新型インフルでは、慢性呼吸器疾患や慢性心疾患などの基礎疾患がある患者や、妊婦、乳幼児が感染すると重症化する危険性が高いとされる。舛添氏はこうした人たちに対して、「早期の受診、治療を心がけて欲しい」と語った。厚労省は今後、重症化した事例の概要を説明した症例集を作成し、各地の医療機関に配布する予定。
 国立感染症研究所によると、全国約5千カ所の医療機関からの報告では、最新の1週間(8月3~9日)に受診した1医療機関あたりの患者数は0.99人で、流行開始の目安の「1人」に限りなく近づいた。地域別では沖縄が20.36と突出しているほか、奈良1.85、大阪1.80などとなっている。この1週間に医療機関を受診した全国の患者数は6万人と推計されている。(野瀬輝彦)
朝日新聞 2009.8.21


あらためて、『H5N1型ウイルス襲来 』の本を読み返した。


『H5N1型ウイルス襲来 新型インフルエンザから家族を守れ! 』
(岡田 晴恵/角川SSコミュニケーションズ/2007)


この本は、騒がれていた強毒性ウイルスH5N1型の本だけど、
感染防止のグッズを買いそろえ、食料を備蓄して、
ワクチンができるまでの半年間を持ちこたえるのがいちばんよいそうだ。

 新型インフルエンザ流行時の日常生活におけるマスク使用の考え方
新型インフルエンザ専門家会議


いちおうわたしも、呼吸器が弱いし他の病気もあり、重症化のリスクが高そうだから、
うがい、手洗い、マスクを励行して、準備万端ととのえて、、
この冬の新型インフルエンザ流行期を乗り切りたいと思っている。


「一期一会」に人気ブログランキングへ
最後まで読んでくださってありがとう
 記事は毎日アップしています。
明日もまた見に来てね
  

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする