みどりの一期一会

当事者の経験と情報を伝えあい、あらたなコミュニケーションツールとしての可能性を模索したい。

「日本海軍 400時間の証言」再放送決定/8月15日晩夏の庭

2009-08-16 14:50:11 | ほん/新聞/ニュース
NHKスペシャル放映された「日本海軍 400時間の証言」。
とってもよい番組だったので3夜連続で見ました。

是非紹介したいと思っていたら、敗戦記念日の昨日の、
中日新聞「編集局デスク」の「かれは永眠しない」のコラムに、
「日本海軍 400時間の証言」のことが取り上げられていました。

  【編集局デスク】 かれは永眠しない
中日新聞 2009年8月15日

 台風に地震と不気味な世相の中で、六十四回目の終戦記念日を迎えた。太平洋戦争の死者への追悼、鎮魂のときである。三夜連続で放送されたNHK番組の印象が今も深く心に残る。
 「日本海軍 400時間の証言」。大日本帝国海軍の中枢「軍令部」のメンバーによる秘密反省会の証言に基づく三部作だ。なぜ開戦を決意したか、なぜあってはならない作戦と思いながら「特攻」計画を推進したか、敗戦後の東京裁判で海軍首脳を死刑にしないため、どんな工作が行われたかを明らかにしていく。
 これらの問いに対する基本的な答えは、第一部のサブタイトルがずばり指摘している。「海軍あって国家なし」。自分たちの属する組織の防衛にかまけ、全体を見ることを忘れた。さらに自分が加害者になっているのに動かないし、動けない。第二部のサブタイトルは「特攻やましき沈黙」。
 同じことが現代でも言えるかもしれない。勤める会社の利益や役所の防衛ばかりを考え、社会全体への目配りができない。組織埋没型の人が増えたような気がする。
 もう一つ、難しいのは戦争体験の継承である。先の大戦の戦没者は政府見解で約三百十万人。二百三十万人の軍人軍属のほか、空襲などで亡くなった民間人は八十万人を数える。アジアではさらに多くの人命が失われた。
 だが、戦後生まれが人口の四分の三を占めるいま、戦争の事実、死者たちの輪郭はおぼろになっている。
 戦後五十年の一九九五年に出された詩集「反戦のこえ」で大江満雄さんが「ある戦死者の墓碑銘」と題してこう書いている。
 かれは永眠しない。
 眼をさましている。
 きょう、戦没者追悼式。たくさんの死者やアジアの犠牲者に思いをはせ、かみしめたい。「戦争はいつだって悲しく不毛だ」と。
 (名古屋本社編集局長・志村 清一)
(中日新聞 2009年8月15日)


NHKスペシャル「日本海軍 400時間の証言」は、9月の上旬に、
再放送をされることになったそうですから、見逃した方はぜひご覧ください。


 ■NHKスペシャル 再放送予定■ 
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第一回 開戦 海軍あって国家なし
2009年9月8日(火)  午前0時10分~1時9分 (7日深夜) 総合

第二回 特攻 やましき沈黙
2009年9月9日(水)  午前0時10分~1時9分 (8日深夜) 総合

第三回 戦犯裁判 第二の戦争
2009年9月10日(木) 午前0時10分~1時9分 (9日深夜) 総合
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話しは変わりますが、

雨続きでジャングルのようだった前庭を、発掘しました。

(草取り前↑)ドクダミが大きくなって萩も伸びて、夏草がぼうぼうだったのが、
すっきりときれいになりました。(草取り後↓)


反対の、廊下側から見たところ。


  

ちゃんと石畳の通路も開通しました。


  

玄関から、家の前の庭を見たところ。 


  

夕方水遣りをすると、ひんやりと気持ちのよい風がふくようになりました。
朝晩めっきりすずしくなって、秋明菊や萩のつぼみも膨らみ、
秋はもうすぐそこまで来ています。


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コメント (2)
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