きょうは朝から、名古屋へ出かけます。
その前にMLで届いた、「普天間基地の辺野古移設反対」の【抗議声明】を紹介します。
米軍基地の問題は、沖縄や徳之島の人たちだけの問題ではなく、
基地を沖縄に押し付けてきた、日本に住むわたしたちすべての問題です。
応援クリック
してね 


本文中の写真をクリックすると拡大します。
新聞記事
最後まで読んでくださってありがとう
クリックを
記事は毎日アップしています。
明日もまた見に来てね

その前にMLで届いた、「普天間基地の辺野古移設反対」の【抗議声明】を紹介します。
【転送・転載大歓迎】 【抗議声明】私たちは、普天間基地の辺野古移設を絶対に許しません!! 北限のジュゴンを見守る会(代表・鈴木雅子) 2010年4月30日 内閣総理大臣 鳩山由紀夫様 4月25日に沖縄・読谷村運動広場で開催された、米軍普天間飛行場の「県内 移設に反対する」県民大会には9万人を超える多くの沖縄県民・市民が参加しま した。そこに表われた「県民の総意」をあなたは「民意の一つ」と表現しました が、あなたはその「民意の一つ」を正面から受け止め、それに応えるつもりでし ょうか。あなたの内閣の現実の動きは、「沖縄県民の総意」を踏みにじろうとし ているのではないでしょうか。 県民大会の翌日、4月26日に、これまで中断していた日米外務・防衛実務者 協議がワシントンで始まりました。「日本側の提案に勇気づけられている」とい うキャンベル米国務次官補の発言は米国政府の並々ならぬ決意を反映しています。 そのような米国政府の姿勢は明らかに、日本政府が八方ふさがりの普天間問題の 解決を2006年の日米合意案である「キャンプ・シュワブ沿岸域案」に見出す 方向に転じたことによるものです。 私たち「北限のジュゴンを見守る会」は沖縄のジュゴンが生き続けられる環境 の保全を求めて、1999年以来10年余にわたって活動してきましたが、今回、 鳩山内閣が2006年の日米合意案に回帰しその「修正」を方針としたことには 深い憂慮を禁じ得ません。同案はジュゴンの生存を脅かす辺野古沖海域と大浦湾 の埋め立てを伴うものだからです。 あなたはこれまであなたの「腹案」の中味を明らかにせず、4月28日に元衆 議院議員・徳田虎雄氏に対し初めて「徳之島に(普天間の)航空部隊の一部、も しくは訓練の一部を持っていきたい」と表明しました。しかし2006年の日米 合意案への回帰とその「修正」については、なお詳細な説明を拒みながら、5月 4日に沖縄を訪問すると発表しました。あなたの沖縄訪問の目的が仲井真沖縄県 知事に「県内移設」を容認させるためであることは疑いの余地がありません。 諸報道は政府が「キャンプ・シュワブ沿岸域案」を「修正」して米国政府に承 認を求めるつもりであると伝えています。その「修正」とは新基地の位置を20 06年の日米合意案より沖合に移動させることと、建設の工法をくい打ち桟橋方 式(QIP)あるいはメガフロート方式にすることと報じられています。 私たちは両工法とも、埋め立て同様、海の生態系を決定的に破壊すると確信し ます。くい打ち桟橋方式はリーフに数千本の杭(くい)を打ち込んで桟橋を作り、 その上に滑走路を建設するものですが、くい打ちがリーフの海底を損壊するばか りか、滑走路がリーフの生態系を維持するために不可欠な太陽光線を遮断してし まいます。またメガフロート方式は鋼鉄製の箱舟を多数並べてそれらをつなぎ、 その上に滑走路を建設するもので、QIPと同じように海底への陽光を閉ざして しまいます。その上メガフロート方式は海面に浮かべる滑走路が浮動しないよう、 巨大な防波堤と係留施設の建設を必要とします。それがリーフの海底を破壊する ことは確実です。しかも防波堤がリーフの潮流を変えてしまうことは、金武湾 (きんわん)で勝連半島と平安座島(へんざじま)を結んで建設された海中道路 が潮流の変化でサンゴ礁生態系を撹乱させた例から容易に想像できます。 要するに、両工法ともリーフにフタをして海を殺してしまうのです。それは埋 め立てと同等の海の生態系の破壊であり、それこそあなた自身がのべた「自然へ の冒涜」にほかなりません。報道は政府が埋め立てさえしなければ環境への影響 は軽減できると考えていると報じていますが、とんでもない誤解あるいは強弁と 言わざるを得ません。 ジュゴンの生息環境の観点から言えば、多数の杭によるサンゴ礁の破壊、生態 系の攪乱、桟橋や浮体構造物による振動や騒音の影響はジュゴンを追い払うこと になるでしょう。何よりもジュゴンは岸に近い深さ数メートルの浅海域に生育し ているリュウキュウアマモなどの海草(うみくさ)を唯一の食料としているため、 人間活動の場に近い沿岸から離れられない宿命を背負っています。ジュゴンにと って唯一の餌場である海草藻場は光合成により育まれるために、陽光の遮断はす なわち、餌場の消滅につながります。 私たちは、あなたが政府の方針を辺野古への新基地押しつけに回帰させること に強く反対します。「世界で一番危険な普天間基地」を押しつけられている宜野 湾市民をはじめとする沖縄の人びとが求めているのは、「普天間基地の即時閉鎖 ・返還」であり、県内での「基地のたらい回し」ではありません。民主党は「地 域主権の確立」を掲げて政権交代を果たしたのですから、「県内移設」などもと もと論外のはずではありませんか。 あなたがなすべきことは、移設先探しではなく、普天間基地の一日も早い撤去 を、米国政府に対し毅然として要求することです。それこそ「対等な日米関係」 構築の第一歩ではありませんか。新基地建設の強行によって沖縄の豊かな自然と それに依拠する人びとの生活を破壊することは犯罪です。 ジュゴンと共に生きたいと願う地元住民と共に辺野古の浜に6年間座り込み、 非暴力の抵抗でジュゴンの海に1本の杭(くい)も打たせなかった私たちは、い かなる工法であろうとも辺野古への新基地建設を許しません。 私たちはかつて宝珠山昇防衛施設庁長官が期待した「米軍基地との共生」では なく、「自然との共生」を目的として、志を同じくする人びとと共にいっそうの 活動の強化を図り、県内のすべて、および緑豊かな徳之島を含め、琉球列島につ らなるどの島々への基地・訓練場所の移設にも強く反対します。 |
米軍基地の問題は、沖縄や徳之島の人たちだけの問題ではなく、
基地を沖縄に押し付けてきた、日本に住むわたしたちすべての問題です。
応援クリック




本文中の写真をクリックすると拡大します。
新聞記事
在日米軍再編:普天間移設 首相、協力要請へ 徳之島3町長「反対伝える」 鳩山由紀夫首相は1日、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の移設問題で、一部部隊などの移設候補地となっている鹿児島県・徳之島の3町長と面会する意向を表明した。面会を拒否していた町長側が同日、面会を応諾したため。首相は移設案を説明し協力を求める考えと見られるが、町長側は移設反対の民意を伝えるためとしており、会談は平行線に終わる可能性がある。 首相は視察先の熊本県で、面会について「大変ありがたい。できるだけ早い時期にお会いしたい」と歓迎。そのうえで、「私がお邪魔してもいいし、先方がお出ましいただける(のでもいい)」と述べ、町長側が求めている鹿児島県庁での面会にも応じる姿勢を示した。 首相はまた「徳之島の皆さんには、政府の考え方が完全にまとまる前にご心配をかけ、申し訳なく思う」と改めて謝罪した。 町長側は同日、徳之島町役場で移設反対協議会を開き、首相が徳之島出身の徳田虎雄元衆院議員に移設案を示したことを受け、反対の民意を直接伝えることを決めた。 伊藤祐一郎鹿児島県知事、地元選出の徳田毅衆院議員(自民)の同席も町長側は求めており、伊藤知事が調整にあたる。同知事は「なるべく早く首相にお会いできるよう調整を進める」としている。 毎日新聞の取材に、大久保明・伊仙町長は「抗議の意味で会う。受け入れられないことを何回でも伝える」と強調。徳之島空港を抱える大久幸助・天城町長は「どんな条件でものめない」と語気を強めた。高岡秀規・徳之島町長も「民意を尊重し、反対を伝える」と話した。 一方、首相は4日の沖縄訪問に関して「県民の気持ちをしっかり受け止めるのが政治であり、その機会を持ちたい。住民との対話をしたい」と強調した。【倉田陶子、村尾哲】 毎日新聞 2010年5月2日 |
社説:普天間移設 筋通らぬ「辺野古」回帰 「最低でも県外」と主張していた鳩山由紀夫首相はいつ、沖縄の「辺野古の海」に基地を建設する考えに転じたのだろうか。理解に苦しむ。 米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)移設問題で、政府は、(1)米軍キャンプ・シュワブ沿岸部(同県名護市辺野古)に「くい打ち桟橋(QIP)方式」で滑走路を建設する(2)鹿児島県・徳之島に普天間の航空部隊のうち最大1000人を移転する、または訓練を移す--を柱にした案で最終調整しているとされる。 QIPは多数の支柱を海底に打ち込み、その上に滑走路などの構造物を建設する工法である。日米合意の現行案である「埋め立て方式」に比べて環境に与える影響は少ない、と政府関係者は主張している。 しかし、そうであっても、現行案と同じ辺野古の海に滑走路をつくるというのは明らかに首相の「約束」に反する。首相が国会などで繰り返し強調してきた「県外」とは相いれない。「9万人県民大会」で国外・県外移設を決議した沖縄、特に名護市が受け入れるとは到底思えない。 QIP方式も、滑走路による日照の遮断と数千本の支柱で、海洋生物や環境に与える影響は大きいという指摘がある。海の埋め立てを「自然への冒とく」と述べた首相が一転、QIPを容認したとすれば、真意を測りかねる。この工法は、かつて日米間で検討されたが、テロ対策の難しさや費用面などから排除された案だ。辺野古を前提にした現行案にこだわる米国側を協議のテーブルにつかせるために考えついた案ではないか、と勘ぐられても仕方ない。 首相は4日に就任後初めて沖縄県入りし、仲井真弘多知事と普天間問題について話し合う。移設先の「辺野古回帰」が首相自身の案なのかどうかが焦点になる。首相は知事だけでなく沖縄県民、国民に対しても納得のいく説明をしてもらいたい。 一方、徳之島への一部移転については、首相は先月28日、同島出身の有力者である徳田虎雄元衆院議員に協力を要請したが拒否された。同島の3町長は受け入れ拒否の姿勢を崩さず、米政府も部隊運用上の理由から強い難色を示し、暗礁に乗り上げたままだ。 徳之島は戦後、本土と分離され1953年まで米軍政下に置かれるなど複雑な歴史を持つ。徳田氏は首相にこの経緯を指摘した。「県外」の主力として徳之島への移転を検討するにあたっては、こうした島民感情を考慮しなければならないのは当然だろう。 残り1カ月。首相は「5月末決着」に「職を賭す覚悟」を明言している。決着には移設先地元の合意が不可欠だ。沖縄訪問時には、その覚悟の中身を示してもらいたい。 毎日新聞 2010年5月1日 |
在日米軍再編:普天間移設 沖縄訪問、地元に広がる反発 首相、慎重論退け <追跡> ◇知事「県民、公約に期待」 米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の移設問題で、鳩山由紀夫首相が5月4日に沖縄県を訪問することが、30日正式発表された。首相は仲井真弘多知事や名護市の稲嶺進市長らと会談し、政府案を説明する。米側、連立与党、地元のいずれも調整が済んでおらず、首相周辺にも慎重論が根強いなか、首相が「自ら矢面に立ち正面突破を図る」との強い思いから実現にこぎ着けた。政府内からは「かえって反発が強まりかねない」と懸念する声が出ている。 政府が検討するのは米軍キャンプ・シュワブ沿岸部(同県名護市辺野古)に移設する現行計画の工法をくい打ち桟橋方式に修正する案に、鹿児島県・徳之島への一部移転案などを組み合わせたもので、沖縄県内移設に他ならない。 「くい打ち桟橋方式は無理がある。反対はかなりきつくなりますよ」。民主党沖縄県連代表の喜納昌吉参院議員は30日、首相官邸で鳩山首相に対し、自然環境が影響を受けることや、地元業者は現行計画の埋め立て方式の方が望ましいと考えていることを指摘した。 同党鹿児島県連代表の川内博史衆院議員は同日、鳩山首相に対し、首相が表明した鹿児島県・徳之島への海兵隊航空部隊1000人の移転案について「大変遺憾だ」と述べ、連休明けに県連として「白紙撤回」を正式に申し入れる方針を伝えた。 政府案全体が固まり切らない中での首相の沖縄訪問。周辺は「まだ何も決まっていない。ただ首相が自ら自分の気持ちを伝えたいということだ」と解説。「反対運動で帰れなくなるかもしれない」と頭を抱える。 沖縄では警戒感が拡大する一方だ。仲井真知事は30日の記者会見で「(『最低でも県外』と衆院選前に訴えた)首相の公約への県民の期待は大きいことを伝える」と明言。政府案の検討状況に対して「県外という公約と、県内に戻ってくるという(政府案の)脈略が分かりにくい」と苦言を呈し、不信感をあらわにした。現行計画の移設先、名護市の稲嶺市長側は「首相との会談はフルオープンで」との条件を突き付けており、現行計画修正案を巡っても、厳しい反応を浴びる可能性が高い。【山田夢留、井本義親】 ◇連立枠組みに飛び火も 社民「県内・桟橋」案に警戒感 政府がキャンプ・シュワブ沿岸部に「くい打ち桟橋方式」で滑走路を造る案の検討に入ったことは、社民党の連立離脱問題を再浮上させている。「県外、国外移設」を主張してきた社民党首の福島瑞穂消費者・少子化担当相は30日、桟橋方式への反対を表明。早期離脱の可能性は否定したが、普天間問題の展開次第では連立の枠組みに飛び火しかねない。 福島氏は30日昼、東京都内の日本料理店で、国民新党代表の亀井静香金融・郵政担当相と約50分にわたり会談した。会談後、亀井氏は「一生懸命、鳩山首相を支えようと飯を食っただけ」とかわしたが、福島氏は「普天間問題は国外・県外で頑張ろうということで一致した」と強調。会談は福島氏が申し入れたもので、社国両党が桟橋方式反対で足並みをそろえたと演出する狙いがあった。 鳩山首相は普天間問題の5月末決着について、米国や地元自治体に加え、連立与党の合意も必要との認識を示してきた。政府案が正式決定する前に、桟橋方式による「県内移設」へと動き出した政府に、社民党側の警戒感は募る。福島氏は30日朝、鳩山首相に電話し、桟橋方式について「沖縄の人たちは納得せず、同意は得られない」と反対の意向を伝えた。 ただ、社民党内も連立離脱一色ではない。福島氏は昨年12月、「重大な決意」との表現で、連立離脱をちらつかせたが、夏の参院選を控え、党内には「離脱しても県内移設は防げない。政権内で反対し続けるべきだ」(幹部)との慎重論が残る。鳩山首相は30日夜、首相官邸で記者団に対し「連立与党の中で当然、すり合わせは必要だ」と述べるにとどめた。【西田進一郎】 毎日新聞 2010年5月1日 |
社説:首相沖縄へ 声に向き合うことから 信濃毎日新聞 5月1日(土) 米軍普天間飛行場の県内移設に反対の声がわき上がる沖縄県に4日、鳩山由紀夫首相が乗り込む。 首相は今も、先の総選挙で約束した県外、国外移設の旗印をおろしてはいない。先日は「職を賭す覚悟で臨んでいる」とまで述べた。 その覚悟が本物なら、虚心坦懐(たんかい)に沖縄の人々の声に耳を傾け、袋小路に入った問題を打開するエネルギーとするべきだ。 現実には、政府内では現行計画の修正として、名護市辺野古のキャンプ・シュワブ沖合に、くい打ち桟橋方式で代替施設を建設する案が浮上している。ここに、鹿児島県・徳之島へ普天間のヘリ部隊の一部や訓練の一部の移転を抱き合わせる新たな案を軸に検討しているとされる。 こうした考えを首相自らが仲井真弘多知事らに説明し、理解を求めるための訪問だとしたら、「最低でも県外」の約束に反する。修正案は実質上の「県内移設」とみられても仕方がない。どう考えても整合性が取れない。 今回の訪問では、仲井真知事のほか、稲嶺進名護市長との会談、県民との対話集会、普天間飛行場とキャンプ・シュワブの視察なども考えられている。 首相は地元の強い反発や政権への不信感を実感するはずだ。 基地負担にあえぐ沖縄の人々の気持ちを真摯(しんし)に受け止めるのなら、県外、国外移設に向け、政権の全力を傾けるべきである。強引に修正案を推し進めれば、政権の求心力はさらに失われる。 なぜ、この時期なのかも首をかしげたくなる。 県外、国外移設を打ち出して沖縄の人々に期待を持たせ、しかも5月という期限を設けたのは首相自身である。少なくとも4月25日の県民大会が開かれる前に視察や県民の声を聞くべきだった。日米両政府に県外、国外移設を求める決議をした大会の後では、火に油を注ぐことになりかねない。 鳩山政権は普天間問題で、論議を尽くしたとはいえない。閣僚の発言もバラバラで、これが迷走の原因となったのは明らかだ。 鳩山首相は先日、普天間飛行場の移設に関して、「辺野古の海に立てば、埋め立てられることは自然に対する冒涜(ぼうとく)」とまで言っている。仮に、くい打ち方式は埋め立てではないからつじつまが合うと考えているのなら、こじつけと批判されても仕方ない。 沖縄の声を対米交渉に向けた弾みとする。今、首相が考えるべきは、このことだ。 |
最後まで読んでくださってありがとう




明日もまた見に来てね

