みどりの一期一会

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自治/【社説】使いこなしているのか 自治体の二元代表制(中日新聞社説)

2011-01-08 10:46:47 | 市民運動/市民自治/政治
年末に本巣農協で出会って、一目ぼれ。
純白のクリスマスローズです。

蕾が4個もついているので、地面におろしてやりたいのですが、
  
玄関先のきゅうくつな鉢のなかで、年を越しました。

同じ農協で60円で買って、去年のうちに植えようと思ったビオラたちも、
年末に風邪をひいたので、まだそのまんま。
   
  
ポリ鉢のなかで、かわいい花が咲いています。

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きょうはこれから、「市民派議員になるための選挙講座」に出かけます。

ということもあり、
「女性、若者を議会に」と結んでいる、昨日の中日新聞の社説を紹介します。

  【社説】使いこなしているのか 自治体の二元代表制
2011年1月7日 中日新聞

 あちこちの自治体で首長と議会の対立が先鋭化している。憲法が定める「二元代表制」が機能不全に陥ったのか。いや、成熟への過渡期と、とらえたい。
 知事ら執行部に向き合う演壇で議員が質問する。知事側から反問もあって議論が活発化する-。三重県議場の光景だ。「対面演壇方式」を採用して丸七年が過ぎた。「知事らの顔を見ながらの質問は熱が入る」と議員は話す。
 地方自治は戦後の憲法(第八章)で保障された。第九三条二項の「地方公共団体の長、議員は住民が直接選挙する」という二元代表制はすっかり定着している。なのに議場は国会を模したため、議員席向きの演壇ばかりだった。

 対面演壇11府県に
 「議院内閣制の国会となぜ同じなのか」。三重のアイデアは素朴な疑問から始まった。議員席の前列中央に演壇を設ける改修と、前方壁面に質問の様子を放映する170インチの大型スクリーンの設置に計千九百万円を投じ、二元代表本来の姿に造り替えた。対面式はその後、十一府県議会に広がった。
 三重は二〇〇六年十二月、都道府県初の議会基本条例も制定している。前文で「二元代表制の下、県民の負託にこたえていく」と決意し不断の議会改革を続ける。
 こんな成果があった。定例会を年二回のロングランとしたため、〇八年三、四月のガソリン税暫定税率の期限切れをめぐる対応が、国の動きに応じて審議できた。ここ三年間、知事の専決処分は皆無。早くて、速く、終わらない-。この改革精神は見習いたい。
 憲法と同時に施行された地方自治法は、首長と議会相互の牽制(けんせい)と均衡を期待している。ただ首長には、米大統領でさえ持たない法案提出権を与えた。議会による首長不信任決議と、それに対する首長による議会解散という議院内閣制の要素も取り入れた。結果として、首長の優位性が続いてきた。

 本来はオール野党
 全国市議会議長会によると一昨年、議員提出された条例案は千二百九十四件で一市平均わずか一・六件。首長依存が強い分、議会の立法機能は弱い。これでは追認機関にすぎない。「八百長と学芸会をやっている」と揶揄(やゆ)される“二元なれ合い制”が定着していた。
 日本世論調査会が〇六年十二月に実施したアンケートでは、地方議会に「満足している」は32・5%に対し、「満足していない」は60・5%に上った。その理由は「議会活動が住民に伝わらない」が53・3%で断トツだった。
 議会側も世論に気づいてきた。地方分権とマニフェスト政治の導入で首長は政治主導を強め、議会の役割が問われ始めたからだ。三重も北川正恭前知事の存在があった。二元代表だから議会は本来、オール野党であるはずだ。首長と議会が議論を尽くした上で妥協点を見いだし、協調できる政策を決めていく。この原点が忘れ去られている。
 名古屋市の河村たかし市長は「公約が否決された」と議会リコールを仕掛け、辞職を申し出た。住民投票と市長選は、愛知県知事選とトリプルで二月六日にある。鹿児島県阿久根市では市長リコールが成立し、失職した竹原信一前市長の再審判は一月十六日に迫る。埼玉県草加市をはじめ各地で議会解散、二度の首長不信任、出直し選挙と続く例も少なくない。二元代表制の限界なのだろうか。
 総務省は二元代表制の是非を含めた検討を始めた。議会も執行部に入り責任を持つ、議会と執行部を完全に独立させる、の両極二案が出ている。前者の議会内閣制には、米英に採用例が多い首長公選を組み合わせた形と、独仏のような議員から首長を選ぶ形などがあり、橋下徹大阪府知事らも推奨する。後者は執行部に対する議会の検査・調査権を拡充させ、議会招集権、議会に関する予算執行権を議会に移す想定だ。全国一律ではなく、自治体の選択制とするのも一案だろう。
 北海道栗山町議会は〇六年五月、全国初の議会基本条例を制定した。住民への議会報告会や一般会議を制度化したのが特徴だ。「当選したら町民と対話もない」と批判されていた議員も「活動の幅がうんと広がった」と認める。

 女性、若者を議会に
 夜間議会など住民参加を進める動きも増えてきた。さらに進んで、地域社会で議員活動を支える仕組みがあってもいい。女性、若者や会社員の議員が増えれば、多様性が確保され議会力は強まる。手持ちの制度を使いこなしながら改革できることは山ほどある。
 地方自治を担うのは首長、議会、そして住民だ。いま、地域委員会やNPOなど新しい公共、住民投票の活用…と住民主役の議論が高まっている。住民一人一人が地方自治を考え直す好機である。 


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コメント
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1月7日(金)のつぶやき

2011-01-08 01:32:52 | 花/美しいもの
10:42 from goo
あす第5回「市民派議員になるための選挙講座」/2月12日と3月5日には直前講座も。 #goo_midorinet002 http://blog.goo.ne.jp/midorinet002/e/d436635387d3c35aab1296c15b4bd956
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きょうのブログ。○あす第5回「市民派議員になるための選挙講座」/2月12日と3月5日には直前講座も。 #goo_midorinet002 http://t.co/sOwqWeT
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