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「市民派議員」選挙戦を指南 名古屋で受講募集 「市民派議員になるための選挙直前講座」が2月12日が3月5日(土)、名古屋市東区上堅杉町の・ウイルあいちで開かれる。 「女性を議会に 無党派・市民派ネットワーク」主催。両日とも午後1時半~7時半。同ネットワーク事務局の寺町みどりさんらが市民派議員になるための選挙戦の進め方を説明する。参加有料。○同 寺町さん=電0581-22-4989 (2011.1.27 中日新聞) |
★「勝てる選挙!市民派議員になるための選挙直前講座」 日時:2011年 2月12日(土),3月5日(土)の2回連続講座 会場:名古屋市・ウイルあいち/会議室7 ◇ 開 催:13時30分から19時30分 ◇ 講 師:寺町みどり『市民派議員になるための本』著者。「む・しネット」事務局 寺町ともまさ 岐阜県山県市議会議員、市民活動家 ◇ 対 象:無党派・市民派の立候補予定者=参加者は所定の誓約書を提出 保守系および政党・組織関係者、政党系会派所属議員は除く ◇ 主 催:女性を議会に 無党派・市民派ネットワーク(む・しネット) ◎ 問合せ:寺町みどり(TEL 0581-22-4989) 担当スタッフ:小川まみ ※参加を希望される方は、まず電話で問い合わせてください。 ※「無党派・市民派の立候補予定者」であることは、参加の最低限の条件なので、ここをクリアできない方は、対象外です。 ※会費:誓約書お送りいただき、参加が決定してから、選挙講座受講者として「会費として1万円」を事前にお送りいただきます。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 前回4年前の2007年1月の選挙直前講座の様子、 講座参加者の市民型選挙の実践報告は、以下を参考にしてください。 ☆市民型選挙集中セミナーPart1「勝てる選挙~市民型選挙の手法」 ☆07統一自治体選挙特集《わたしの市民型選挙》 ★寺町みどりのwebページ(『む・しの音通信』) 以下のブログには、『市民派議員になるための本』の 第一部「市民と自治」から第二部「勝てる選挙」9章までがアップしてあります。 寺町みどりのブログ |
●焼津のキーワードは「水産」「平和」「文化」。 人づくりのために、まちづくりに取り組む。 秋山博子 (あきやま・ひろこ) 焼津港100年会議「かまぼこ屋根の会」、 「焼津おでん探検隊」、「ビキニ市民ネット焼津」 静岡県 HP「さくや姫」プロジェクト 「焼津」でつながった市民活動 広告や出版の仕事をしながら、まちづくりに関わるきっかけになったことが二つあります。一つは93年に「静岡ヒューマンカレッジ」に参加したこと。まちづくりの人づくり塾、というテーマの講座で、いつか焼津に役立つんじゃないかと思って受講しました。もう一つが01年に「ぐるぐるマップ焼津特集」を作ったこと。そのときあらためて「焼津って何?」ということを見つめ直したんです。 今、焼津おでん探検隊で、焼津の水産を知ってもらう「かつまぐプロジェクト」や、平和について考える「ビキニ市民ネット焼津」など、いろんな活動に携わっています。でもそれらは別々に派生したものではなく、私の中で一つずつつながっていったものです。『ぐるぐるマップ』を作ったことで、焼津市がシンポジウムを開き、その会場で出会ったのが「焼津おでん探検隊」を作ろうと動き始めていた人だった。そこから焼津の食文化を根っこから作りたいという気持ちが強まり、「かつまぐプロジェクト」を始めた、という具合に。 ビキニ市民ネットもそう。焼津について調べたとき古本屋で『福竜丸』という本を見つけたんですが、それで自分とビキニ事件とがスッと結びついたんです。この事件は焼津では一種の「アレルギー」があって、何とかいい伝え方ができないかな、と思っていたんですが、同じように考える人がいて、ビキニ市民ネット焼津の立ち上げに声をかけてもらった。 港を会場にしたトロ箱ライブやモダンアート展も同じです。核になるチームが違うので、来てくれる人たちも違うけれど、いろんな市民グループに少しずつ重なるメンバーがいて、何かやるとまた新しいつながりが生まれてくる。ちょうど脳の神経細胞がどんどん伸びてつながっていく、そんな感じです。 町を感じるしかけ。社会参加の意味 私は、焼津という町のキーワードは3つだと考えています。つまり「水産」「平和」そして「文化」。「水産」は言うまでもなく港町・焼津の代表的なイメージですし、「平和」は第五福竜丸事件。「文化」は地域のエンターテインメント的な、焼津出身の画家やアーティスト、ミュージシャン、さかのぼれば、小泉八雲が焼津に毎年通っていたというような、感性を育てる「教育エリア」という側面です。 それぞれにグループがあって、さまざまな取り組みをしていますが、それらをやるからには、小さくても感動があってほしい。「かつまぐプロジェクト」ではカツオ一本おろしたりしますが、単に魚をおろせるようになるだけでなく、人間味のある漁師さんの体験談も聞いてほしいし、焼津の町がカツオを中心にどうやってできあがったかを、海風を感じながら歩いて五感で知ってもらいたい。「焼津流平和の作り方」でも、当時の体験者にも参加いただいて、ビキニ事件についてのシンポジウムを開くことで、「福竜丸事件の焼津」で平和を訴え、核を巡る現状を考える形にしました。 社会参加っていうと、みんながまちづくりのことをやるっていうイメージだけど、そういうことでは全然ないんですよ。市民活動に積極的に参加したり、仲間を作ることが得意な人たちはいいけれど、町ってそういう人たちだけのものじゃない。まちづくりって、その人と社会がどういう関係をつくるかということが一番大事だと思うんです。 声を出したくても出せない人たちの声。今まで、あまり意識しなかったけれど、実はそういう人たちがすごく多いということに、最近、気付いたんです。 人間力を育てる、「人づくりのまちづくり」 これから「地域」がどんどん自分達で決定していく方向になったとき、誰が力を発揮するかといえば、市民だなと思うんです。市民が参加して、声を上げる仕組みがないとシアワセな町にはなれない。例えば、一人暮らしの高齢者や子育て中の母親、20~30代の若者でも、誰にも相談できず仕事も見つからず…という人が、底のない穴みたいな場所で取り残されている。そういう人って実はすごく多い。 それを解決するのはやっぱり「人間力」、人を育てる仕組みなんです。よく、まちづくりのために人を育てるって言いますが、反対で、まちづくりは目的じゃなくて「人を育てる道具」なんだと思います。 困っている人がいれば助けずにはいられない人が地域に増えれば、エレベーターやエスカレーターがなくても、人は幸せを感じられるんじゃないか。産業のことで言えば、創意工夫を面白いと思う人間、わくわくして取り組む人間。そういう人たちがいて、初めていろんなことが育っていくと思うんです。 私が「ヒューマンカレッジ」でまちづくりについて学んで、いつか焼津にもこんなのができればいいなと思ってきたことは、結局「人づくり」。そのために始まったのが「トロ箱カレッジ」で、いろんなテーマで講師を招いて、拠点となる「焼津カマボックス」で今、2期目が開かれています。 焼津の人って、お祭りとか魚河岸シャツとか、自分の町のことを堂々と自慢する気質なんですよ。根っこが焼津にあることに、誇りを持っている。そんな町で、人と人、町と人の関係が生まれる、それこそがステキなこと。焼津で「人間力」を育てる「人づくりの仕組みづくり」を進める、それがこれからの目標です。 取材日:2010.10 -------------------------------------------------------------------------------- 静岡県焼津市生まれ 静岡県焼津市在住 【 略 歴 】 1993 「静岡ヒューマンカレッジ」参加 1995 「焼津印研究所」設立(独立) 2001 『ぐるぐるマップ焼津特集』編集制作 2002 「焼津おでん探検隊」参加 2003 「かつまぐプロジェクト」スタート 2004 フモダンアート展「1954 Bikini Means」スタート 2005 焼津港100年会議「かまぼこ屋根の会」スタート 2006 「焼津流平和の作り方」スタート 2007 活動報告『焼津流平和の作り方』出版 「焼津旧港わくわくまちづくりシンポジウム」開催 2009 「焼津トロ箱カレッジ」コーディネーター参加 |