みどりの一期一会

当事者の経験と情報を伝えあい、あらたなコミュニケーションツールとしての可能性を模索したい。

蚊の発生防ぐ環境を デング熱/虫よけ剤ディート-子どもへの使用は要注意/谷汲ユリ園に行きました

2015-07-13 16:29:31 | ほん/新聞/ニュース
毎年7月に行っている谷汲ユリ園。
7月になると、透かしユリなどの早生から最盛期のユリは
ほとんど終わっていて、遅咲きのオリエンタル系のユリが残っているだけ。
新聞などにも紹介されるのですが、数年前から葉に病気が目立ちます。

毎年この時期に谷汲に行くのは、プレゼント用のカサブランカを仕入れるため。
このユリ園のユリではありません(笑)。

いま目立つのは、赤いオリエンタル百合。


園内には、たくさんの種類のユリが植えてあるようですが、
 
いま咲いているのは、数種類です。


  

  

百合の仲間ではいちばん遅咲きの
カサブランカはまだつぼみ固し


やりは大きな杉の樹林の下に植えてあり、
百合の周りには、ガクアジサイの群生。
 
ガクアジサイも盛りを過ぎていました。

 ゆり散策ロード


そうそう、昨日漬けた青トマト。

ちょっと早いのですが、酸味があって爽やかなトマトの香りも残っていて、
シャキシャキとした食感です。

つれあいは、ピクルス風に入れた千鳥酢の酸味が気になるようなので、
ちょっと蜂蜜を入れたら、おいしくなりました。

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谷汲ユリ園には、手製のハーブの虫よけを塗っていかなかったので、
ブトや蚊がよってきて、うっとおしかった。

紫外線防御のために、長袖、長ズボン、
顔をすっぽり覆うマスクと深い帽子、といういでたちだったので刺されなかったけれど、
今年の夏も、デング熱を感染させるヤブ蚊のことが話題になりはじめている。

ここ数日で、朝日新聞と中日新聞などが、
蚊よけ対策の虫よけ剤のことをのせていた。

どの新聞も「ディートを含む虫よけ剤」を、
蚊に刺されないすばらしい製品、のよう推奨して書いてあったけれど、
「ディート」が、蚊に刺されやすい小さな子には、危険な薬物であることは
ちゃんと説明されていない。

中日新聞には、小さな子に使える場合の回数がさらりと書いてあるけれど・・・。

  蚊の発生防ぐ環境を デング熱  
2015年7月10日 中日新聞

 昨年、約七十年ぶりに国内感染が確認された蚊の媒介による「デング熱」。今年も流行が懸念され、子どもを外で遊ばせる際には虫よけ対策が欠かせない。蚊を発生させない環境づくりのため、水がたまりやすい容器を公園や庭に放置しないよう、自治体が呼び掛けている。

◆虫よけ対策しっかりと
 デング熱は昨年八月末に国内感染が約七十年ぶりに確認された。国立感染症研究所によると、感染者は昨年十月末までに百六十人。東京が百五人と最多で、静岡や大阪でも感染が確認された。今夏も海外からウイルスが持ち込まれ、感染が広がる恐れがある。

 東京慈恵医大(東京都港区)熱帯医学講座の嘉糠洋陸(かぬかひろたか)教授によると、デング熱ウイルスは「ヒトスジシマカ」などの蚊が媒介して広がる。感染すると三~七日間の潜伏期間の後に三八~四〇度の熱が出て、頭痛や関節痛、発疹なども伴う。通常は一週間前後で回復するが、まれに出血などを伴って重症化する。

 人を刺すのは産卵期のメスで、卵の栄養源として人の血液を吸う。蚊は人の吐く息から出る二酸化炭素や、体温、汗などに反応して人を感知する。

 虫よけ成分のうち、西アフリカなどで蚊の採取経験を持つ嘉糠教授のおすすめは「ディート」だ。嘉糠教授は、「数百匹の蚊がいる箱の中に、ディートを塗った手を入れても刺されにくい」と話す。

 ディートを含む虫よけ剤は、医薬品(濃度12%)と医薬部外品(同10%以下)が薬局で販売されている。ただし六カ月未満の乳児には使用できず、六カ月以上二歳未満は一日一回、二歳以上十二歳未満は一日一~三回の使用容量を守る。

 杉並堀ノ内クリニック(東京都)小児科の粂川(くめかわ)好男院長は、子どもを公園などで遊ばせる際は、長袖長ズボンの着用をすすめる。虫よけ剤は「首の横」「二の腕の外側」「ひざの裏」「くるぶし」は塗り残しやすいので注意。目の周囲は避ける。
 刺された痕をかきむしると傷口から細菌に感染し、とびひになることも。粂川院長は「刺された痕が腫れたり熱を持ったりしている場合は、皮膚科か小児科を受診した方がいい」と話す。

◆雨水がたまる容器放置しない
 蚊は水たまりに卵を産み付ける。発生を防ぐため、雨水がたまる容器などを庭や公園に放置しないことが重要だ。

 蚊の生態に詳しい東京都豊島区池袋保健所生活衛生課の矢口昇さん(64)によると、蚊は水面に一回数十~二百個の卵を産む。幼虫のボウフラ、さなぎは一~二週間水の中で生息。成虫は草むらなど日の当たらない場所を好む。寿命は一カ月ほど。遊具やバケツ、ビニールシートのたるみ、墓地の手おけなどには水がたまりやすい。容器は雨水がたまらないように逆さにし、遊具用のタイヤには水を逃す切れ目を入れるといい。

 名古屋市はデング熱対策として六~七月を蚊の防除運動期間に設定。ボウフラを発生させないために、空き缶や空き瓶などを放置しないよう呼び掛けている。
(細川暁子) 


  お出かけ時の蚊対策 耳、二の腕裏…塗り残し注意 
2015年7月12日 朝日新聞

 いよいよ夏本番。キャンプに花火大会、お出かけの機会が増え、蚊に刺されることが多くなります。昨夏にはデング熱の国内感染もありました。外出時、どうやって蚊から身を守ればよいのでしょうか?

 小児科医の粂川(くめかわ)好男医師は「蚊に刺されると、デング熱などの感染症にかからなくても、子どもによっては大きく腫れることも。小さな子は特に虫刺され予防が大事です」。

 どうすれば蚊に刺されなくてすむのか。薬店には様々な蚊よけ製品が並び、どれを買うか迷う。「長袖長ズボンなら刺されにくいが、夏は暑い。薄着の場合、肌が露出した部分に蚊よけ剤を塗ることが一番効果的」

 塗るタイプの製品には、国が医薬品として承認した虫よけ成分「ディート」が使われていることが多い。蚊の感覚器を狂わせ、人から出る二酸化炭素を感知できなくする。蚊にとってディートを塗った人は「透明人間」になる。だが、塗りムラがあると、蚊はそこを狙ってくる。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
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 虫よけ新時代…着る!貼る!塗る!(2015年7月7日 読売新聞)

ディートの危険性や副作用は、有機農業や環境問題にかかわっている人や、
ちょっと薬品や農薬のことなどに詳しい人なら、周知のこと。

厚労省や国民生活センターも、わざわざ注意書きを出している。

わたしは、市販の虫よけ剤のほとんどに「ディート」が入っているので、
外仕事の多いつれあいや、遊びに来る小さな子どもたちのために、
蚊や虫が嫌うハーブを数滴ずつブレンドして、水で薄めて
安全な手作り虫よけスプレーをせっせと作っている。

 手づくり虫よけスプレー~虫除け効果のあるレモンングラスやユーカリ+無添加「手づくり化粧水」

これは、副作用もなく効果抜群、
何より、人間には心地よいさわやかな香りで、
子どもたちも喜んで使っている。

「デング熱」も怖いけれど、ディートもかなり怖い。

こん重篤な副作用もある、ということも、ちゃんと調べて書いてほしいですね。

ディート(ジエチルトルアミド) 昆虫忌避剤
ディート(ジエチルトルアミド)は安全であると一般に信じられているが、重度の神経障害や皮膚炎などを起こすことが知られている。
直接皮膚に使用する薬物であるので、製品の注意書きを守ることや、着衣の下に使用しないなどの注意が必要である。
湾岸戦争症候群の原因物質の一つとしてディートは疑われており、ディートは他の農薬などと同時に使用すると、単独の化学物質が起こすより、重度の神経障害を招くことが知られている。ディートを使用する場合、他の薬物に被ばくしない注意が必要である。
カナダでは厳しく規制することになった。


  虫よけ剤-子供への使用について-   
国民生活センター

目的
 虫刺され防止のため、直接肌に付ける「虫よけ剤」には忌避成分としてディートが配合されている。ディートは一般的には毒性が低いとされているが、まれに体への影響があると報告されている。しかし、日本で販売されている商品には、具体的な使用方法や使用量、使用上限量の表示がほとんどみられないので、商品中の忌避成分の量や使用時の肌への付着量、付着の様子などを調べた。また消費者アンケートとメーカー等への調査を行った。

結果
•消費者アンケートでは、約9割が「虫よけ剤」を使用した経験がある。また、子供については約6割が2歳未満から使用していたほか、屋外で遊ぶ際は9割以上が使用していた
•医薬部外品のディート濃度は、銘柄間で差が大きく医薬品に近いものもあった。しかし、医薬部外品のほとんどにディート濃度を示す表示がなかった
•商品タイプで付着の様子に特徴があり、エアゾールタイプは付着効率が悪く、粒子も小さいため、吸入することが考えられた
•モニターテストの結果、使用量は人によって差があったため、付着ディート量がメーカーの想定値を下回る場合と、高い頻度で使い続けるときに注意が必要である場合も見られた
•パッケージに乳幼児、子供のイラストや、「赤ちゃん、乳幼児、小児にも安心」の表示があったが、メーカー等への調査では、乳幼児は「使用を控えた方がよい」との回答もみられた

消費者へのアドバイス
•特に乳幼児等は「虫よけ剤」を習慣的に使用するのではなく、必要な場合に限り使用する
•エアゾールタイプは付着効率が悪く粒子の吸入が考えられるので、子供への使用は一旦手にとるなどの工夫をしたほうがよい。また、テスト結果を参考にし、より安全に使用できるようタイプの特徴を考慮して選ぶとよい
•乳幼児にはより安全に使用するため、手や顔への使用を控えるとともに、長袖、長ズボンの着用などで露出部を少なくするなどの工夫も考える
•医薬部外品のディートの濃度は銘柄による差があり、中には医薬品に近いものもみられたので、医薬部外品であっても医薬品と同様に使用量などの取扱いに注意しよう
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