常住坐臥

ブログを始めて10年。
老いと向き合って、皆さまと楽しむ記事を
書き続けます。タイトルも晴耕雨読改め常住坐臥。

花筏

2014年04月24日 | 日記


花ちるや瑞々しきは出羽の国 石田 波郷

「花の命は短い」とはよく言ったもので、咲いて1週間ほど後には散っていく宿命にある。満開の桜をめでるのは楽しいが、散る花にあわれを感じるのは、古くからの日本人の心である。早朝、満開を過ぎた桜を見に霞城公園に行ってみた。お堀の水面に、桜の花びらが浮いていた。しばらく見入っていると、鴨が飛んできて水面に浮いた。水面に波紋が広がって、その波紋に花びらが整列した。面白いと思ってシャッターを押したが、結果はあまり面白くない。



落語のネタに「花筏」というのがある。大関花筏を見せようと勧進元が企画したが、あいにく花筏は病気で土俵を勤められない。そこで一計を案じて、花筏にそっくりの提灯屋を代役に使って興行にこぎつける。片や登場するのが、地元のアマチアで、プロの相撲と取っても負け無しの素人相撲である。実はこの素人相撲、裏で親が相手に花をもたせて勝ちを譲ってもらうペテン師。さてこの取り組みがどうなるか。落ちは張り手、提灯屋。




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コメント (2)
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